コンテンツへスキップ

京都 三条河原町 高瀬川沿いの安藤忠雄建築 TIME’S / タイムズは今


フォローする
シェア:
記事の評価

ACKに招待いただき久しぶりに京都へ行ったので、気になっていた安藤忠雄建築TIME’S/タイムズの様子を見てきました。

鴨川と並行して流れる高瀬川沿いの風流な場所にある安藤忠雄の商業施設です。

以前はテラス席のある喫茶店があったりしたのですが、いかんせん立地の複雑さから商業的にはなかなかうまくいかないようで、テナントが次々撤退し、あわや取り壊しか!?なんて囁かれた時期もありました。

そんなTIME’Sがどうなっているのか2024年11月に訪れてみました。

安藤忠雄設計 京都三条河原町 TIME’S / タイムズ 写真:建築とアートを巡る

訪れてびっくりしたのはインバウンドの長い行列です。しかし、それはTIMESからではなくその隣のアクセサリー?か何かを扱うお店の行列でした。日本人はほとんどいなかったので、外国人観光客に向けたお商売をされているようです。

安藤忠雄設計 京都三条河原町 TIME’S / タイムズ 写真:建築とアートを巡る
PR

TIMES いつできた?

実はTIME’SはTIME’S IとTIME’S IIと分かれています。簡単にいうと一期工事、二期工事によって建設されました。

1984年9月に一期工事が、その7年後1991年に二期工事が完了しています。

それぞれ安藤忠雄が43歳と50歳の時の建築となります。安藤忠雄が世界的建築家として活躍し始める頃と重なります。

実は二期工事に分かれて建設されたのには理由があります。

安藤忠雄設計 京都三条河原町 TIME’S / タイムズ 写真:建築とアートを巡る

一期竣工後、南側敷地のオーナーに安藤忠雄自身が二期工事の計画を持ち込んだことにより二期工事、すなわち現在のTIME’Sが実現したのです。そのほかにも手すりのない川沿いのテラスの実現には、危険だという行政の高いハードルを越える必要があったとか。

全てクリアしてしまう実行力はさすが安藤忠雄です。

TIMES は今

一時期は解体か?なんて噂も流れたTIME’Sですが、現在はオーナーが変わり、一棟貸を希望しているようです。なかなか一棟貸しでは借り手がつかないのか、短期的なイベントでの使用にとどまっているようです。

2024年春には京都市内に点在する複数の会場で展開される国内外の写真家が多数参加の「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2024」のインフォメーションセンターなどが入り、中心的スポットとして利用されました。

また、2024年11月にはルイ・ヴィトンの限定イベントが開催されました。

このように現在は、一棟貸しのテナントを募集しつつ、短期間のレンタルをおこなっているようです。

私が訪れた11月の上旬、工事の関係者が忙しなく出入りしており、いよいよTIME’S本格的に始動か!?と思ったのですが、おそらくルイ・ヴィトンのイベントの内装工事をしていたのだと思われます。

安藤忠雄設計 TIME’S / タイムズ 写真:建築とアートを巡る

いつの日か、良いテナントとの出会いがあって、TIME’Sに出入りできる日が来ることを願います。

PR

奈良・大阪で安藤忠雄建築を巡る

 

安藤忠雄建築一覧

安藤忠雄建築のまるさんかくしかくの丸い建築▼

安藤忠雄建築のまるさんかくしかくの三角の建築▼

安藤忠雄建築のまるさんかくしかくの四角の建築▼

青山・表参道の安藤忠雄建築

基本情報

TIME’S

京都府京都市中京区中島町92 MAP

PR
シェア:
同じカテゴリーの記事 PR
PR
PR

コメントを残す