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東京 2025夏〜秋 建築好き必見!建築の展覧会 7選 内藤廣、万博、建物公開などなど


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この夏(から秋にかけて)建築好きにおすすめしたい建築関係の展覧会を7つご紹介します。主に東京、あるいは首都圏を会場とする展覧会です。

展覧会場は美術館だけではなく、建築そのものが鑑賞対象の展覧会も一つではありません。

暑い夏に涼しい展覧会会場でじっくり建築を深堀りしてみませんか。

<建築家・内藤廣 赤鬼と青鬼の場外乱闘 in 渋谷> 写真:建築とアートを巡る

1.<建築家・内藤廣 赤鬼と青鬼の場外乱闘 in 渋谷>

「読む展覧会」なので時間に余裕を持って出かけよう!20年後の渋谷駅はどうなる?

建築家内藤廣の中にいる赤鬼と青鬼の掛け合いによる建築にまつわるエピソードを読みながら鑑賞する展覧会。展覧会に先じんて内覧会にご招待いただき、本人のお話も聞くことができました。

基本的に「読む展覧会」。それも堅苦しい解説文や評論ではなく、情熱的で自己主張の強い性格の「赤鬼」と、控えめで禁欲的な性格の「青鬼」という二人の鬼による会話です。これが楽しい!楽しいので時間が経つのを忘れてしまいそう。

会場は毎日休館日なしで20時までやっているので、時間をたっぷりとって訪れたいところです。

筆者と内藤廣さん  <建築家・内藤廣 赤鬼と青鬼の場外乱闘 in 渋谷> 写真:建築とアートを巡る

会場は3フロア。最上階では内藤廣氏も手がけていて、尚且つ展覧会会場となる渋谷駅周辺の20年後の様子が巨大な模型で見られます。この20年後の渋谷駅の巨大模型は、2023年に「建築家・内藤廣 BuiltとUnbuilt 赤鬼と青鬼の果てしなき戦い」展を開催した島根県芸術文化センター「グラントワ」のある益田との対比という仕掛けになっています。

「過疎」という言葉が生まれた益田とその対極にある渋谷駅の再開発を模型や映像で比較することができる内容です。

展覧会自体も2023年の益田で開催された展覧会の渋谷版であり、過疎と大都市を同じ建築家が手がける時の姿勢や考え方の対比、そしてこの展覧会の核となる赤鬼と青鬼の意見の対比、いろんな好対照が見られる興味深い展覧会です。

展覧会詳細▼

基本情報

建築家・内藤廣 赤鬼と青鬼の場外乱闘 in 渋谷

会期:2025年7月25日(金)~ 8月27日(水)

開館時間:11:00 ~ 20:00 休館日なし

入館料:一般1,500円、大学生以下1,000円、未就学児無料

会場:渋谷ストリーム ホール MAP


2.<建築家・内藤廣 なんでも手帳と思考のスケッチin紀尾井清堂>

機能のない現代のパンテオン!?で見る建築家のスケッチの数々

内藤廣さんの展覧会は紀尾井清堂でも開催されています。

こちらは内藤廣さんが手がけた最も稀有な建築で、建築家の思考を覗き込むような展覧会です。

普段は非公開の建築ですから紀尾井清堂に立ち入れることだけでもかなりスペシャルです。

ファサードにある階段にも立ち入ることが可能です。

内藤さんもおっしゃってましたが、「読む展覧会」なので時間をたっぷりとって出かけてください。

展覧会詳細▼

基本情報

「なんでも手帳と思考のスケッチin紀尾井清堂」

会期:2025年7月1日~9月30日

開館日:火・木・土曜日
8月12日、8月14日、8月16日、9月23日は閉館

開館時間:10:00~16:00 ※最終入館時刻15:30

観覧料:入場無料 予約不要

会場:倫理研究所 紀尾井清堂 MAP


3.<建物公開 2025 時を紡ぐ館>東京都庭園美術館

 6年ぶりの夏の建物公開(8/24まで)

東京都庭園美術館では毎年恒例となっている貴重なアール・デコ建築の美術館そのものを見せる展覧会です。

今年も3階のウインターガーデンの公開が行われています。

ただし、今回のウインターガーデンは特に趣向を凝らしているわけではありません。

いつも通りのウィンターガーデン。ここは冬がいい。 <建物公開 2025 時を紡ぐ館>東京都庭園美術館 写真:建築とアートを巡る

いつものように真っ赤なマルセルブロイヤーの椅子が置かれているだけです。

それもそのはず、ウインターガーデンというくらいですから、日当たりが良く冬でもとても暖かい場所です。要するに温室。

最近の東京の猛暑では苦行かっていうくらい暑い空間です。

久しぶりの夏の建物公開ですが、ここに限っては冬に見学するのがいいですね。

2024年の建物公開の様子▼

2023年の建物公開の様子▼

基本情報

建物公開 2025 時を紡ぐ館

会期:202567日(土)  824日(日)

時間:10:00  18:00
(入館は閉館の30分前まで)8月15日、8月22日の金曜は21時まで開館(入館は20:30まで)

休館日:月曜休館 ただし7月21日、8月11日は開館、7月22日、8月12日は休館

観覧料:一般1,000円、大学生800円、高校生(65歳以上)500円

会場:東京都庭園美術館 MAP


4.<藤本壮介の建築:原初・未来・森>森美術館

大阪・関西万博の大屋根リングの1/5スケールが六本木に!

万博開催前からいろいろと話題になった大屋根リング。

私は4回ほど万博を訪れましたが、大屋根リングがなかったら成り立たないと言っても大袈裟ではないくらい万博にとって重要な存在です。

その設計を手がけた藤本壮介初の大規模個展です。

過去の仕事の数々、現在進行形の仕事に加えて、未来への提言や建築にまつわる書籍など建築だけにとどまらない展覧会です。

基本情報

会期:2025.7.2(水)~ 11.9(日) 会期中無休

時間:10:00~22:00 ※火曜は17:00まで

料金:
[平日]()はオンライン料金

一般 2,300円(2,100円)
学生(高校・大学生)1,400円(1,300円)中学生以下 無料
シニア(65歳以上)2,000円(1,800円)

[土・日・休日]()はオンライン料金
一般 2,500円(2,300円)
学生(高校・大学生)1,500円(1,400円)中学生以下 無料
シニア(65歳以上)2,200円(2,000円)

会場:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階) MAP


5.<日本の万国博覧会1970-2005>国立近現代建築資料館

第2部「EXPO’75以降 ひと・自然・環境へ」〜8/31

万博関連の展覧会、藤本壮介展に続いてご紹介。

日本で開催された過去の万博を紐解く展覧会です。

第一部は終了しましたが、第二部だけ鑑賞しても楽しめる展覧会です。

第一部の様子はこちら▼

基本情報

日本の万国博覧会1970-2005  <第2部「EXPO’75以降 ひと・自然・環境へ>

会期:2025年6月14日(土)~8月31日(日)

時間:10:00-16:30

休館日:月休

料金:入場無料(湯島地方合同庁舎正門より入館/平日のみ)

都立旧岩崎邸庭園より入館の場合入園料(一般400円ほか)が必要

会場:国立近現代建築資料館 MAP


6.<新しい建築の当事者たち>TOTOギャラリー間

万博の斬新なトイレや休憩所の設計プロセス

EXPO 2025 大阪・関西万博のトイレや休憩所などの公募型プロポーザルにて選ばれた20組の建築家たちによるグループ展です。

展覧会場風景 <新しい建築の当事者たち>TOTOギャラリー間 写真:建築とアートを巡る

話題となった万博のトイレや休憩所などの設計プロセスやコンセプトがよくわかる。万博に行く前に予習としてみるか、行ってから復習としてみるか。

万博関連展覧会、藤本壮介展、日本の万国博覧会1970-2005と併せてギャラリー間のこの展覧会、ぜひ3つともコンプリートしてほしい。

話題のトイレの模型 <新しい建築の当事者たち>TOTOギャラリー間 写真:建築とアートを巡る

基本情報

新しい建築の当事者たち

会期:2025年7月24日(木)— 10月19日(日)

時間:10:00 – 18:00

休館日:月祝休、夏期休暇:8月11日(月)– 8月18日(月)

料金:入場無料 事前予約不要

会場:TOTOギャラリー間 MAP


7.<山本理顕展コミュニティーと建築>横須賀美術館

プリツカー賞受賞建築家の展覧会

自身で巡った建築や展覧会を紹介するのが大事なコンセプトの「建築とアートを巡る®︎」です。

なのに!すいません。この展覧会は未訪問です。この猛暑に横須賀まで行くのに躊躇っています。

もちろん、横須賀美術館は何度も訪問しているので美術館建築については語れますが、展覧会については見ていないのに論じれず。

情報のみとなります。

以下Instagramは過去の展覧会の様子です。▼

基本情報

山本理顕展 コミュニティーと建築

会期:2025年7月19日 (土) 〜 2025年11月3日 (月)

時間: 10:00-18:00

休館日: 8月4日(月)、9月1日(月)、10月6日(月)
無料観覧日:11月3日(文化の日)

料金:一般2,000円、大学生・65歳以上1,000円、高校生500円、中学生以下無料

会場:横須賀美術館 MAP


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