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東京都内建築巡り<表参道5>StandBy,The Mass,GYREなど青山・原宿のアートな建築の数々


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東京で見るべき建築の中でエリアを絞り、青山・表参道で見るべき建築の特集第五弾は、表参道でも限りなく原宿に近いエリアのアートな建築を特集「青山・表参道・原宿のアートな建築」です。

荒木信雄/The Archetype(アーキタイプ)設計の最先端のアートを紹介する2つのスペースStandByとthe Mass、オランダのMVRDVが設計したGYRE、藤本壮介設計の表参道ブランチーズ、そして安藤忠雄設計の期間限定ショップティファニー@キャットストリートです。

青山・表参道・原宿界隈はファッションの街であり、アートの街でもあるので刺激的なスポットが集中していて街歩きも飽きることはありません。

StandBy 荒木信雄
全てを削ぎ落とした潔い空間StandBy

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StandBy/荒木信雄

2020年竣工

キャットストリートの表参道に近くに突然現れるコンクリートの箱。

ここは隣のアートギャラリーThe mass、MIYSHITA PARKのSAIやgallery common、レンタルスペース、麺散などの飲食まで、主に原宿界隈で色々な事業を幅広く手掛けるen one tokyo/エンワントーキョーが運営するスペースです。

これまでにさまざまな展覧会を開催しており、何度も訪問しています。

StandBy/荒木信雄
ニュートラルな状態のStnadByが一番かっこいい

開催するイベントによってその見せ方が自由自在に変貌するスペースです。

ファサードを包んで展示内容を掲示したり、緊縛師が赤いロープで縛り上げたり、ポルシェが1台停まっていたり、これまでに色々な状態を見てきました。

特にファッションブランドのイベントの場合は、スペース貸しをしているのだと思われます。

また、自主企画の展覧会の場合は、StandByの公式Instagramで投稿されますが、そうでない場合は貸しスペースなのかなと勝手に理解しています。

StandBy/荒木信雄
屋外でも屋内でもない半屋外のスペース

ピロティそのものが建築空間というスペース。そのコンセプトが新しい。▲

大きなコンクリートの箱がただ置いてあるような、浮いているような、今までありそうでなかった大胆かつシンプルでスタイリッシュな空間がここの魅力です。

大胆でかっこいいけれどニュートラルなので、イベントごとにその使い方や見せ方が変幻自在でとっても柔軟性のある空間です。

StandBy 荒木信雄
コーヒーを飲むこともできる

なんと、ここにはカフェ機能もあるんです。

営業は不定期のようですが、ここで美味しいコーヒーが提供されています。

これからも最先端のイベントがどんどん開催されることを勝手に期待しています。

基本情報

StandBy

渋谷区神宮前5丁目11−1 MAP

 

The Mass/荒木信雄

2016年竣工

荒木信雄/The Archetype(アーキタイプ)は、村上隆のkaikaikiki galleryの設計も手掛けています。

kaikaikiki関連でいうと元麻布のギャラリーだけでなく台北のギャラリーや京都のオフィスなども荒木信雄です。

また、小学校の校舎をリノベーションした吉本興業のオフイスやSUPREMEやSOPHといった人気アパレルブランドのショップも数多く手掛けています。

The Mass/荒木信雄
StandBy同様にコンクリート打放しの箱型のスペース

The MassはStandByの隣にあります。運営も同じen one tokyoです。▲

The Mass/荒木信雄

キャットストリート側から入るメインスペースとその上にある2つのスペース、全部で3つの部屋で構成されたギャラリーです。▲

The Mass/荒木信雄

国内外のアーティストの展覧会を定期的に開催しています。

StandByとThe Massのこれまでの展覧会の様子はこちら▼

基本情報

The Mass

渋谷区神宮前5丁目11−1 MAP

 

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GYRE/MVRDV

2007年竣工

MVRDVはウィニー・マース、ヤコブ・ファン・ライス、ナタリー・デ・フリースの三人によって1991年にオランダで設立された建築ユニットです。

GYRE表参道は、MVRDVの日本で2つ目の建築です。

最初は、2003年の大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレに合わせて設計されたまつだい雪国農耕文化村センター農舞台です。

新潟まで行くのはなかなか大変ですが、表参道ならすぐ近くです。

今や、表参道のランドマークの一つとして認知されてきたGYREの特徴は、5つの箱のようなフロアが積み重なり、少しづつ渦状にねじれているところです。

MVRDVですから、普通の箱型の建築なわけはありませんよね。

GYRE MVRDV
渦状にねじれているので各フロアにテラスがある

ネーミングが先か建築が先がわかりませんが、「GYRE/ジャイル」(日本語で渦の意味)です。

隣にはSANAAのDior Tokyo Omotesandoが並びます。Diorは透明感があり、優雅で軽やかで、まるで空から舞い降りてきたかのような建築です。

そのドレスを纏ったようなしなやかな建築に対してGYREは、まるで大地の塊のような岩のような、色彩も形状も地中から隆起してきたような真逆なイメージの建築です。

GYRE/MVRDV
地上5階、地下1階からなる

海外で設計したMVRDVの建築に比べるとおとなしい?!▲

GYRE/MVRDV
2階のテラスから

インテリア、アパレル、カフェ、レストランなどが入る複合施設▲

GYRE/MVRDV
地下への階段周りはパトリックブランの垂直庭園

地下には、CIBONEとHAYとカフェTAMITUが入っています。

また、4階は建築家田根剛が設計したカフェ・レストランGYRE FOODがあります。

詳細は下記▼

2階のカフェlittle cloud coffee▼

基本情報

GYRE

都渋谷区神宮前5丁目10−1 MAP

 

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表参道ブランチーズ/藤本壮介

2014年竣工

キャットストリートから少し入ったところにある店舗とオフィスの複合ビルです。

樹木を植えてプランターの役割も果たしている格子状の躯体で構成された地上4階建て。

前面のみが道に面したいわゆる原宿の雑居ビルですが、その斬新なデザインには目を奪われます。

表参道ブランチーズ/藤本壮介
植木がポイントなので季節よって見え方が変わる

1階にはアパレルショップと上階オフィスへの入り口▲

躯体はコンクリートですが、プランター部分は鉄製です。

表参道ブランチーズ/藤本壮介
プランターの植木は落葉樹

以前はアパレルショップmonkey timeが入っていましたが、2022年3月に閉店しました。

現在、表参道ブランチーズは工事中でビル全体が養生されており、外観を見ることができません。

工事が終了したら再訪して蘇った様子を見たいと思います。

電線がかなり気になるのですが、こればかりは仕方ないですね。

工事が終了しても電線はこの状態のままなはずです。

工事終了次第追記予定です。

藤本壮介の建築▼

基本情報

表参道ブランチーズ

渋谷区神宮前6丁目13−9 MAP

 

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ティファニー@キャットストリート/安藤忠雄

2019年竣工 期間限定 

2019年4月に3年間の期間限定でオープンしたティファニーのショップです。

すでに3年経過しているのですが期間延長したのでしょうか。

ティファニー@キャットストリート/安藤忠雄
テンポラリーなショップなのでコンクリートではありません

折り紙を折ったような建築にキャットストリートにちなんだ猫のロゴマークがあるだけのシンプルな建築です。▲

ティファニー@キャットストリート/安藤忠雄
安藤建築ぽい切り取りをしてみました。

シンプルな建築ですが、中はティファニーブルーのドーナツとかインスタ映えなスポットやカフェがあるようで、若い女性の出入りが多かったです。中に入るのは予約制だそうで、入っていません。

基本情報

ティファニー@キャットストリート

渋谷区神宮前6丁目14−5 Cat Street MAP

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東京都内建築巡り<原宿>はこちら▼

東京都内建築巡り<表参道1>▼

東京都内建築巡り<表参道2>▼

東京都内建築巡り<表参道3>▼

東京都内建築巡り<表参道4>▼

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