階段愛好家として活動する建築とアートを巡る®️が巡った谷口吉生建築。
たくさん巡った中でも特に見目麗しい階段のある建築を集めてみました。今回は東京3選です。
さて、あなたはいくつ訪れたことがありますか?
美しい建築には必ず美しい階段がある。
美しい階段のある建築は美しい。
それが世の常。
<オークラ東京>
端正な建築を手がける谷口吉生がホテルを設計するとこうなるかぁと唸ったのが、オークラ東京です。ここは、父谷口吉郎とのコラボ空間もあり、見どころ満載のホテルです。
まず、ホテルの外構ですが、目の前に大きな水盤があり、ホテルと向かい合うようにして大倉集古館があります。改修時にこの大倉集古館をもとあった位置から6mほど南に曳屋によってずらしています。その様子は大倉集古館の地下で映像が流れている(現在も放映しているか未確認)ので興味のある方はぜひ!
そこまで時間と経費をかけているわけですから、オークラ東京の本気度がわかります。
目に映るもの全てが端正なのですが、とりわけ惹かれるのはこの階段です。
基本情報
| オークラ東京
港区虎ノ門2-10-4 MAP |
<東京国立博物館 法隆寺宝物館>
威厳のある渡辺仁設計の本館。片山東熊設計の瀟洒な表麗館。知性を感じる谷口吉郎設計の東洋館。東京国立博物館は建築を見るだけでも1日では足りないくらい。
その中で私が最も好きな建築は、開館した時からいまだに釘付けの法隆寺宝物館です。ここも谷口吉生の設計です。
品格と知性のあるシンプルながらも麗しい建築です。
そこに凛として存在するのがこの階段。展示室内部の階段も同じくらい好きですが、この階段は外光を浴びて、その美しさが倍増するから目が離せません。
基本情報
| 東京国立博物館 法隆寺宝物館
開館時間:9:30 〜 17:00 (金土は〜19:00) 休館日:月曜日 観覧料:一般 1,000円、大学生500円(総合文化展) 台東区上野公園13−9 MAP |
<葛西臨海水族園>
葛西臨海水族園は、解体に危機にさらされましたが、都民の運動により用途を変えて保存することとなりました。あーよかった。
内部にも階段はありますが、この象徴的なガラスドームへ向かうときの長いアプローチの先にある階段は、高揚感をマックスまで高めてくれる装置です。
すぐ近くのクリスタルビューも谷口吉生の設計で、併せて訪れるのを推奨します。
基本情報
| 葛西臨海水族園
開演時間: 9:30 〜 17:00 休園日:水曜日、年末年始 入園料:一般 700円、中学生 250円、65歳以上 350円、小学生以下・都内在住在学の中学生は無料 江戸川区臨海町6-2-3 MAP |












