これまでにこのブログでもDAIKEI MILLSを主宰する中村圭佑が中心となって手がける革新的な試みSKWATの様々な活動についてレポートしてきました。
DAIKEI MILLSは、GYREの「CIBONE」や「Artek Tokyo Store」などの商業空間から「avex」や「Takram」といった企業のオフィスまで、幅広い空間のデザインを手掛けています。そんなDAIKEI MILLSが手がけた都内の建築空間を紹介します。
PRPERVERZE
PERVERZE/パーバーズは、2016年に東京を拠点に活躍する若手匿名クリエイター集団によって設立されたファッションブランドであり、プロジェクトです。
そして、PERVERZE初となるフィジカルストア「PERVERZE THE EMBODIMENT STORE」のショップのデザインをDAIKEI MILLSが手がけました。
▲2022年春に突如現れたこのショップ。いつまで経っても内装工事中だなと思っていた方も多いかもしれません。
実は、これで完成しているんです。
▲完全に、内装工事用の足場がそのままの現場にしか見えませんが、その未完で途上な雰囲気をそのままショップの内装としています。
▲なので、ちゃんと店舗として営業していますから、店内に入ってもいいんです。当たり前ですけれど。
▲夜の方が断然綺麗です。足場が装飾的なグリッドに見えてきます。
▲内装に使われているオレンジとショップスタッフの方の髪の色が偶然にも呼応していて、とてもいい雰囲気です。偶然ではなくて、あえてだとしたらこのスタッフの方すごいですね。
基本情報
PERVERZE THE EMBODIMENT STORE
12:00-20:00 港区南青山5丁目5−1 MAP |
PR
epoi
女性用レザーグッズを扱うepoi/エポイの表参道にある本店で、2019年にオープンしました。
金属に覆われた外観の硬質なイメージと内部の真っ白な空間のギャップがかっこいい建築です。
▲1階2階が店舗です。
▲建築はちょっととぼけた形状です。
▲ショップ内部はとってもシンプルです。
▲雨の日の様子です。2階が真っ赤でした。
1階も普段とは様子が違っていました。まっ白でニュートラルな空間なので、色々な仕掛けが引き立ちます。
基本情報
epoi
11:00-20:00 渋谷区神宮前4丁目13−8 MAP |
PR
3-9-12 higashi
恵比寿駅から駒沢通りを青山方面に坂を登る途中にあるアパレルショップです。
▲いかにもDAIKEI MILLSな内装です。でもよくよく見ると工事中ぽく見えるのは什器だけです。
▲1階から3階までがショップスペースです。
基本情報
3-9-12HIGASHI
12:00-20:00 渋谷区東3丁目9−12 渋谷東ビル 1-3階 MAP |
PR
玉川堂
谷口吉生が建築を手がけたGINZA SIXの4階にある玉川堂(ぎょくせんどう)は新潟県の燕三条で200年の歴史を持つ鎚起銅器の老舗です。
東京で唯一の店舗をDAIKEI MILLSが手がけました。
▲内装は、21人の職人が1枚ずつ鎚目を打った銅板を施し、職人が鎚で銅板を叩く音を店内のBGMとして使用するなど、日本の伝統技術と新しい試みが融合する唯一無二の店舗です。
▲GINZA SIX4階でも一際目立つ店舗です。
▲床壁天井全てが銅の輝きで包まれています。無機質な金属に覆われているはずなのに、とても温かみを感じるのは、銅ならではの効果です。
▲まさに確かな技術と伝統に裏打ちされた本物を手に入れたい人のための店舗です。
基本情報
玉川堂
10:30〜20:30 中央区銀座6丁目10−1 GINZA SIX 4F MAP |
PR
SKWAT4202122
渋谷のPARCO4Fフロアのリニューアル「4202122」は、2022年2月にSKWATとグラフィックデザイナー、加瀬透氏との共同で行われたプロジェクトです。
▲最近は増えてきた商業施設内の余白空間
▲ショップとショップの間の通路にも椅子が出現
2022年11月には第二弾の改装が行われて改装エリアが拡大し「SKWAT419202122」となりました。
PR
2016年にオープンした原宿と千駄ヶ谷の間にあるgallery38の内装もDAIKEI MILLSです。ここは、扱うアートも、スペースも共に良いので、別の記事で触れたいと思います。
SKWATの記事▼
基本情報
渋谷PARCO
11:00~21:00 渋谷区宇田川町15−1 MAP |