「建築とアートを巡る」の建築に関する記事をエリア別にまとめてみました。
私の旅のテーマは常に”建築とアート”です。これまでに自分が実際に訪問した建築や美術館についてブログを書いています。竣工したばかりの話題の建築から、洋館、寺院まで幅広くみて廻っています。
東日本は東京から日帰りでも行けるよいところがたくさんあります。Googleマップも用意しました、位置関係を把握したりする参考にしてください。
訪問したものの、記事にしていない場所がまだまだたくさんありますので今後も随時追加していきたいと思っています。
また、見るべき建築の「東京編」、「関東編」、「西日本編」も同様にご覧ください。さらに建築家別に「隈研吾建築一覧」と「安藤忠雄建築一覧」も用意してあります。メニューの「建築家別一覧」からは個々の建築家の記事一覧を検索できます。
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長野県立美術館
設計者 : 宮崎浩
用途 : 美術館
住所 : 長野県長野市箱清水1丁目4−4
善光寺のお隣にある長野県立美術館は宮崎浩の設計で2021年4月にリニューアルオープン。水辺テラスでは中谷芙二子の霧の彫刻が常設で鑑賞できる全国でも珍しい美術館。
紹介記事 : リニューアルした長野県立美術館 – 長野県立美術館・東山魁夷館(その1)
長野県立美術館 東山魁夷館
設計者 : 谷口吉生
用途 : 美術館
住所 : 長野県長野市箱清水1丁目4−1
長野県立美術館と同じ敷地にある谷口吉生設計の水平と垂直の直線が美しい美術館。
万平ホテル
設計者 : 久米権九郎
用途 : ホテル
住所 : 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢旧軽井沢925
軽井沢の数あるホテルの中でも歴史と伝統のある万平ホテルにはジョンレノンゆかりのメニューやピアノが今でも残る。
2023年初頭より大規模改修・改築工事が行われ、2024年10月から営業再開。
紹介記事 : ジョンレノンの愛した万平ホテル:軽井沢
ルヴァン美術館
設計者 : 西村伊作
用途 : 美術館
住所 : 長野県北佐久郡軽井沢町長倉957−10
文化学院創立者であり建築家で教育者で画家で陶芸家の西村伊作が設計した文化学院の校舎を再現した美術館。
英国コテージ風の建築とイギリス式の広いガーデンからなるとっても素敵な私立美術館です
また併設の広いテラス席のあるカフェも最高です。
エロイーズカフェ
設計者 : 吉村順三
用途 : 商業施設(飲食店)
住所 : 長野県北佐久郡軽井沢町長倉957−10
吉村順三設計の音楽ホールもある元別荘をリノベーションしたおしゃれなカフェ。朝早くから営業しているのでモーニング利用におすすめ。店名は音楽教育者で別荘のオーナーだったエロイーズ・カニングハムの名前から。
現在は老朽化のため営業休止中。
紹介記事 : エロイーズカフェ:軽井沢
エロイーズ・カニングハムが繋ぐ西麻布と軽井沢。モーニングに人気の軽井沢エロイーズ・カフェ。
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脇田美術館
設計者 : 吉村順三
用途 : 美術館
住所 : 長野県北佐久郡軽井沢町旧道 1570−4
軽井沢の駅近く、歩いても行ける脇田美術館は、洋画家脇田和の作品を所蔵・展示する私立の個人美術館です。
美術館の敷地は元々脇田和のアトリエ山荘だった場所で、その建築は脇田和と親交のあった吉村順三の設計です。
つまり脇田美術館は建築とアートを同時に巡れる建築好き、アート好き、そしてその両方が好きな人にとって必見の美術館なのです。
セゾン現代美術館
設計者 : 菊竹清訓
用途 : 美術館
住所 : 長野県北佐久郡軽井沢町長倉芹ケ沢2140
広大な森の中に贅沢に配置されたイサムノグチや安田侃など有名作家の屋外彫刻を、ゆっくり散策しながら鑑賞する回遊式庭園と菊竹清訓設計の自然光が入る開放的な建築で構成された都会にはない、自然と共生する美術館です。
主に20世紀前半の現代美術の充実したコレクションを鑑賞できる常設展示と、シーズンごとに新進気鋭の現代アートの展覧会を開催している企画展を同時に楽しむことできます。
西武美術館、リブロ、アールヴィヴァン、WAVE、シネセゾンなどなど80年代に隆盛を誇ったセゾン文化のうち、今やセゾン現代美術館だけがそのDNAを継承しそのレガシーを引き継ぐ唯一の存在です。
田崎美術館
設計者 : 原広司
用途 : 美術館
住所 : 長野県北佐久郡軽井沢町長倉 横吹2141−279
洋画家田崎廣助の作品を保管展示している美術館。原広司らしさ満載の建築。ミュージアムカフェあり。
軽井沢千住博美術館
設計者 : 西沢立衛
用途 : 美術館
住所 : 長野県北佐久郡軽井沢町長倉 815
壮大な滝の絵で知られる世界的に有名な日本画家千住博の初期から現在までの作品を網羅する私立美術館です。
この美術館の魅力はSANAAの西沢立衛設計によるその建築にあります。この空間の素晴らしさについて、「言葉で表現しきれないので、是非訪問してその空間を体験してほしい!」この一言に尽きます設計。
千住博の1点1点の作品というより、その作品も含めた美術館空間そのものが一つの巨大なアート作品なのです
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石の教会 内村鑑三記念館
設計者 : ケンドリック・ケロッグ
用途 : 教会
住所 : 長野県軽井沢町星野
名前の通り石でできたオリジナリティの強い個性的な教会で、無教会主義を唱えた文学者にしてキリスト教思想家の内村鑑三の記念館でもあります。そのためキリスト教の教会ですが十字架はありません。
この教会でのウエディングは隣接する「軽井沢ホテルブレストンコート」がサポートしているのも安心です。
軽井沢ユニオンチャーチ
設計者 : ウィリアム・メレル・ヴォーリズ
用途 : 教会
住所 : 長野県軽井沢町軽井沢862
避暑地軽井沢のほぼ中心に位置するのが軽井沢ユニオンチャーチ。
設計はウィリアム・メレル・ヴォーリズ。軽井沢には数多くのヴォーリズ建築が残されていますが、その中でも代表的な建築です。
外観も内部もとてもシンプルながら宗教的感動を与えるもので軽井沢を訪問したら必見です。
軽井沢聖パウロカトリック教会
設計者 : アントニン・レーモンド
用途 : 教会
住所 : 長野県軽井沢町軽井沢179
ユニオンチャーチよりは新しいものの、戦前から旧軽井沢に建つ聖パウロカトリック教会。設計はアントニン・レーモンド。
通称 ”聖パウロ教会” と呼ばれ親しまれています。多くの著名人や芸能人が挙式したり、旧軽通りから聖パウロ教会へ通じるエリアに ”チャーチストリート” という名のショッピングセンターができたり。もしかしたら軽井沢で最も一般的な知名度が高い教会かもしれません。
以前は内部も見学できたのですがパンデミック後は外観のみ見学可能になっています。
非キリスト教徒が教会で挙式するスタイルの先駆けて存在ですから、今でもウェディング可能です。というか非常に人気が高いのでここでのウェディングに参列した経験がある方も多いでしょう。
日本キリスト教団軽井沢教会
設計者 : ウイリアム・メレル・ヴォーリズ
用途 : 教会
住所 : 長野県軽井沢町軽井沢179
旧軽通りに面しているものの建物自体は奥まった場所にあって観光客からは気づかれないのが軽井沢教会。
ここも設計はウイリアム・メレル・ヴォーリズ。築100年を超える教会です。
教会と幼稚園が一緒なので平日は内部の見学はできません。日曜礼拝には誰でも参加できるので、内部見学をするなら礼拝と併せてということになります。
なおウエディングも可能です。
軽井沢ショー記念礼拝堂
設計者 :
用途 : 教会
住所 : 長野県軽井沢町軽井沢57-1
明治中期に最初の建物ができた軽井沢で最も古い教会です。
軽井沢を世界に紹介したアレクサンダー・クロフト・ショーの名を冠しています。
ウェディング可能ですがその場合は万平ホテルか音羽ノ森がサポートします。
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旧近衛文麿別荘 (市村記念館)
設計者
用途 : 博物館
住所 : 長野県北佐久郡軽井沢町長倉2112 イ−21
軽井沢離山公園内にある大正時代の洋館。館内の見学もできるので暫し大正浪漫に浸れる空間。
紹介記事 : 大正ロマン 旧近衛文麿別荘(市村記念館):軽井沢
ペイネ美術館(軽井沢・夏の家)
設計者 ; アントニン・レーモンド
用途 : 美術館
住所 : 軽井沢タリアセン (長野県北佐久郡軽井沢町長倉塩沢)
元はアントニン・レーモンドが昭和8年に建てた「軽井沢・夏の家」と呼ばれるアトリエ兼別荘を軽井沢タリアセン内に移築した建物。現在はペイネ美術館。
睡鳩荘(旧朝吹山荘)
設計者 W.M.ヴォーリズ
用途 : 歴史的建造物
住所 : 軽井沢タリアセン (長野県北佐久郡軽井沢町長倉塩沢)
昭和6年に建てられた帝国生命や三越の社長をつとめた朝吹常吉の別荘で、常吉の長女でありフランス文学者でも有名な朝吹登水子が別荘として引き継いだ山荘。TVドラマ「カルテット」に登場することでも有名。
紹介記事 : 軽井沢 タリアセン:軽井沢
Karuizawa Commongrounds
設計者 クライン ダイサムアーキテクツ
用途 : 商業施設
住所 : 長野県北佐久郡軽井沢町長倉 鳥井原1690-1)
中軽井沢の森の中に建つCCC(カルチャー・コンビニエンス・クラブ)の複合施設。代官山T-SITEなどCCCの施設設計で知られるクライン ダイサムアーキテクツ/Klein Dytham architecture(KDa)の設計です。
元々は青山学院女子短大の合宿所だった建築を大規模リニューアルして商業施設として蘇らせました。
紹介記事 : 軽井沢書店、SHOZO COFFEE STOREなどが入る中軽井沢の Karuizawa Commongroundsへ
上田市美術館 サントミューゼ
設計者 : 柳澤孝彦
用途 : 美術館
住所 : 長野県上田市天神3丁目15−15
上田市美術館と芸術文化センターが入る複合施設で、設計は東京都現代美術館設計の柳澤孝彦。中央の広大な芝生広場を取り囲むように設計されている。
前山寺 三重塔
用途 : 寺院
住所 : 長野県上田市前山300
信州の鎌倉と言われる上田の塩田平にある前山寺は、静かで落ち着きのあるお寺。
ここでしか食べられないくるみおはぎが絶品すぎて悶絶。
紹介記事 : 信州上田 前山寺の唯一無二の味「くるみおはぎ」が絶品
長野県稲荷山養護学校
設計者:北川原温
用途 : 教育施設、学校
住所 : 長野県千曲市野高場1795
長野県千曲市にある県立の養護学校で、設計は地元長野県出身の建築家北川原温。
長野県産の木材を多用し金物も極力使用せず伝統的な工法で建てたれているが、黄金色の稲穂から着想を得た色彩、建物の不思議な形状などモダン味に溢れている。
長野市芸術館と長野市役所
設計者 : 槇文彦
用途 : 美術館
住所 : 長野県長野市大字緑町 鶴賀緑町 1613番地
長野市役所と長野市芸術館が入る複合施設。設計は代官山ヒルサイドテラスの設計などでお馴染みの槇文彦。市役所と芸術館をつなぐ庭テラスが気持ちいい。
善光寺
用途 : 寺院
住所 : 長野県長野市元善町491
言わずと知れた善光寺。本堂は国宝に指定されています。その本堂を支える108本の柱のうち何本かは土台とズレてしまっています。なぜズレてしまったのか、これで大丈夫なのか、現物を見て考えたい。
空飛ぶ泥舟
設計者 藤森照信
用途 : 茶室
住所 : 神長官守矢史料館 (長野県茅野市宮川389−1)
ユニークで1度見たら忘れられない藤森照信の茶室。文字通りぶっ飛んでる「空飛ぶ泥舟」。藤森照信の生家の神長官守矢史料館の敷地で飛んでいます。
高過庵と低過庵
設計者 藤森照信
用途 : 茶室
住所 : 神長官守矢史料館 (長野県茅野市宮川389−1)
見るからに不安定な高過庵と地面から顔を覗かせたかのような低過庵。どちらも神長官守矢史料館の敷地にある藤森照信の茶室。
小海町高原美術館
設計者 : 安藤忠雄
用途 : 美術館
住所 : 長野県南佐久郡小海町豊里5918-2
八ヶ岳の麓、小海町に建つ町営の美術館として1997年に竣工、開館した美術館。
安藤忠雄が手かげたる公立美術館としては2つ目、東日本では初めてのもの。
また美術館と八ヶ岳を眺望するための展望台も安藤忠雄。
スノーピークランド ステーション白馬
設計者 : 隈研吾
用途 : 商業施設
住所 : 長野県北安曇郡白馬村北城5497
アウトドアブランドのスノーピークが白馬に体験型複合施設スノーピークランドステーション白馬をオープン。設計は隈研吾でスターバックスコーヒーも入っている。
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松本建築巡り
まつもと芸術館
設計者 : 伊東豊雄
用途 : 劇場
住所 : 長野県松本市深志3丁目10−1
長い階段と壁の変則的な水玉模様が印象的な伊東豊雄設計のまつもと市民芸術館
紹介記事 : 伊東豊雄設計 まつもと市民芸術館の長い長い階段を見に
松本市美術館
設計者 : 宮本忠長
用途 : 美術館
住所 : 長野県松本市中央4丁目2−22
改修工事を経て2022年にリニューアルオープンした「松本市美術館」。草間彌生の水玉模様がファサードに使われていることで有名。美術館建築はなるべく主張せず主役である草間彌生の黒幕に徹している。
紹介記事 : 松本建築巡り 松本城、旧開智学校、窪田空穂記念館、日本浮世絵博物館、安曇野ちひろ美術館などなど新旧15の建築をめぐる
サードミレニアムゲート
設計者 : 竹山聖 + アモルフ
用途 : 商業施設
住所 : 長野県松本市中央2丁目3−13
松本の中心街で異彩を放つ竹山聖による商業ビル。外壁は開口のあるコンクリート打ちっ放し。ビルの中の巨大な吹き抜けは実際に行って見て感激して欲しい。
紹介記事 : 松本建築巡り 松本城、旧開智学校、窪田空穂記念館、日本浮世絵博物館、安曇野ちひろ美術館などなど新旧15の建築をめぐる
信毎メディアガーデン
設計者 : 伊東豊雄
用途 : 複合施設(地方新聞社)
住所 : 長野県松本市中央2丁目20−2
長野の地方紙「信濃毎日新聞」の地域本社ビルは「まつもと芸術館」と同じ伊東豊雄による設計。新聞社オフィスと市民向けゾーンがある複合施設。
紹介記事 : 松本建築巡り 松本城、旧開智学校、窪田空穂記念館、日本浮世絵博物館、安曇野ちひろ美術館などなど新旧15の建築をめぐる
開運堂本店
設計者 : 竹中工務店
用途 : 商業施設
住所 : 長野県松本市中央2丁目2−15
松本の老舗和菓子店「開運堂」の本店ビル。和菓子店なのにモダンなのはアイスクリームの盛り付けロボットを導入するような先取り気質からなのかも。またいわさきちひろコラボのお菓子もある。
紹介記事 : 松本建築巡り 松本城、旧開智学校、窪田空穂記念館、日本浮世絵博物館、安曇野ちひろ美術館などなど新旧15の建築をめぐる
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松本城
築城 : 1504年
用途 : 城郭
住所 : 長野県松本市丸の内4−1
松本のシンボルで一度は訪問して天守閣に上ってみたいのが松本城。黒い姿から「烏城」とも呼ばれる国宝の天守閣は関ケ原の合戦前後の建造(諸説あり)。
紹介記事 : 松本建築巡り 松本城、旧開智学校、窪田空穂記念館、日本浮世絵博物館、安曇野ちひろ美術館などなど新旧15の建築をめぐる
旧開智学校
設計 : 大工棟梁 立石清重
用途 : 小学校
住所 : 長野県松本市開智4−12
松本城のすぐ近くにあるのはもう一つの国宝「旧開智学校」。文明開化の音と共に地元の大工が建てた洋風とも和風ともいえない不思議な建築。日本最古の学校建築の一つ。
紹介記事 : 松本建築巡り 松本城、旧開智学校、窪田空穂記念館、日本浮世絵博物館、安曇野ちひろ美術館などなど新旧15の建築をめぐる
松本民芸館
用途 : 美術館
住所 : 長野県松本市里山辺1313−1
松本民芸運動の中心人物である丸山太郎が創館した民藝の美術館。丸山太郎の家業である問屋の蔵を改造した建物。
紹介記事 : 松本建築巡り 松本城、旧開智学校、窪田空穂記念館、日本浮世絵博物館、安曇野ちひろ美術館などなど新旧15の建築をめぐる
窪田空穂記念館
設計 : 柳澤孝彦
用途 : 博物館
住所 : 長野県松本市和田1715−1
安曇野出身の日本を代表する歌人で国文学者でもあった窪田空穂(くぼた うつぼ)の記念館。生家と記念館が道を挟んで建っていて、記念館は柳澤孝彦による設計。素朴は雰囲気の外観と劇的な空間を持つ内部の対比が面白い。
紹介記事 : 松本建築巡り 松本城、旧開智学校、窪田空穂記念館、日本浮世絵博物館、安曇野ちひろ美術館などなど新旧15の建築をめぐる
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日本浮世絵博物館
設計 : 篠原一男
用途 : 博物館
住所 : 長野県松本市島立小柴2206−1
住宅設計で知られる篠原一男の初めての大規模建築。松本出身の豪商酒井家が数代にわたり収集した浮世絵や関連資料10万点以上を保存、展示する施設。
紹介記事 : 松本建築巡り 松本城、旧開智学校、窪田空穂記念館、日本浮世絵博物館、安曇野ちひろ美術館などなど新旧15の建築をめぐる
旧松本区裁判所庁舎
竣工 : 1908年
住所 : 長野県松本市島立2196−1用途 : 歴史的建造物
かつて松本城城内にあった裁判所庁舎。完成度も高く歴史的価値が高いとされここに移築復元されたもの。日本浮世絵博物館の隣には、松本地方の文化的価値の高い歴史的建造物を移築し復元・保存・展示する「松本歴史の里」(江戸東京たてもの園みたいなもの)という施設があり、その中の特にメイン施設となるのがこの旧裁判所庁舎。
紹介記事 : 松本建築巡り 松本城、旧開智学校、窪田空穂記念館、日本浮世絵博物館、安曇野ちひろ美術館などなど新旧15の建築をめぐる
安曇野高橋節郎記念美術館
設計者 : 宮崎浩
用途 : 美術館
住所 : 長野県安曇野市穂高北穂高408−1
長野県立美術館設計の宮崎浩が手掛けた地元安曇野出身の漆芸家高橋節郎の美術館。敷地内には登録有形文化財の高橋節郎の生家が残されている。
紹介記事 : 宮崎浩設計 安曇野高橋節郎記念美術館と旧高橋邸
安曇野市役所 本庁舎
設計者 : 内藤廣
用途 : 市役所
住所 : 長野県安曇野市豊科6000
信州の安曇野一帯に広がる安曇野市の市役所庁舎で2015年竣工。
質実剛健で北アルプスの麓の街に相応しく環境や景観に配慮した低層の市役所。設計は内藤廣。
安曇野ちひろ美術館
設計 : 内藤廣
用途 : 美術館
住所 : 長野県北安曇郡松川村西原3358−24
設計は内藤廣。家具デザインは中村好文。
いわさきちひろの両親が開拓した土地を使った「安曇野ちひろ公園」の中の美術館。
紹介記事 : 絶景の安曇野ちひろ公園内にある ファーストミュージアム 内藤廣 設計 安曇野ちひろ美術館
安曇野 TRIAD
設計 : 槇文彦
用途 : オフィス、美術館
住所 : 長野県安曇野市穂高牧1856−1
株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズの穂高工場の敷地に建つ槇文彦設計の3つの建物。
彫刻家飯田善國(いいだ・よしくに)の作品を展示所蔵するギャラリー「TRIAD IIDA-KAN」、研究棟「I・K KAN」、そして「守衛所」です。
碌山美術館
設計 : 今井兼次
用途 : 美術館
住所 : 長野県安曇野市穂高5095−1
オーギュスト・ロダンの影響も色濃い日本の彫刻家荻原碌山(おぎわら ろくざん)の個人美術館。
教会のような外観の「碌山館」とその中で展示されている碌山の代表作「女」が見どころ。
紹介記事 : 東洋のロダンと称された彫刻家 荻原碌山の美術館 今井兼次設計 碌山美術館へ
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静岡県
沼津倶楽部
設計者 : 渡辺明
用途 : 宿泊施設
住所 : 静岡県沼津市千本郷林1907−8
2024年のミシュランキーにも選出された8室だけの宿泊施設。
宿泊施設の設計は那須の二期倶楽部などでも知られる渡辺明。結果として二期倶楽部を彷彿させる上質な和風モダンな空間となっている。
施設内にはこの宿泊棟の他に130年以上も前に建設された茶会用の数寄屋建築「茶亭」もあり、そこで食事を摂ることもできる。
沼津市芹沢光治良記念館
設計者 : 菊竹清訓
用途 : 公共施設
住所 : 静岡県沼津市我入道蔓陀ケ原517−1
沼津市出身で日本ペンクラブの会長も務めた小説家、芹沢光治良(せりざわ・こうじろう)の記念館で設計は菊竹清訓(きくたけ・きよのり)。
西洋の教会を思わせる内部空間、印象的な螺旋階段がすばらしい。
静岡県富士山世界遺産センター
設計者 : 坂茂
用途 : 博物館
住所 : 静岡県富士宮市宮町5−12
水盤に逆さ富士をイメージした建築が象徴的な施設。本物の富士山を眺める展望テラスもある。
紹介記事 : 坂茂設計 静岡県富士山世界遺産センター
MOA美術館
監修 : 杉本博司
住所 : 静岡県熱海市桃山町26−2用途 : 美術館
内装を杉本博司監修でリニューアルオープンした熱海の高台に建つ美術館。併設のミュージアムカフェから見渡す海は絶景。
紹介記事 : MOA美術館:杉本博司設計監修
日本平夢テラス
設計 : 隈研吾
用途 : 公共施設
住所 : 静岡県静岡市清水区草薙600-1
駿河湾と富士山を望む絶景スポットでカフェも併設する静岡県の日本平夢テラス。地元の静岡県産富士ヒノキをふんだんに使い法隆寺の「夢殿」にヒントを得た八角形の建物と空中回廊。
資生堂アートハウス
設計 : 谷口吉生
用途 : 私設美術館
住所 : 静岡県掛川市下俣751-1
谷口吉生が手掛けた最初の美術館建築であり、建築学会賞を受賞した建築。「通過する新幹線が美しく映る」というコンセプトのもと曲面ガラスの窓は外側はミラー。
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静岡市立芹沢銈介美術館 石水館
設計 : 白井晟一
用途 : 美術館
住所 : 静岡県静岡市駿河区登呂5−10−5
建築家 白井晟一が手掛けた2つの美術館のうちの一つ(もう一つは松濤美術館)。ここは染色家の芹沢銈介自身の作品と収集したコレクションを保管展示する美術館。教科書にも出てくる弥生時代の登呂遺跡の一角に建つ大規模平屋建築です。
浜松市秋野不矩美術館
設計 : 藤森照信
用途 : 美術館
住所 : 静岡県浜松市天竜区二俣町二俣130
日本画家秋野不矩(あきのふく)の個人美術館で建築家としての藤森照信の初期作品の一つ。ジブリ作品に出てきそうなな本館です
望矩楼/ぼうくろう
設計 : 藤森照信
用途 : 茶室
住所 : 静岡県浜松市天竜区二俣町二俣130
秋野不矩美術館の開館20周年を記念して建設された茶室「望矩楼(ぼうくろう)」も見逃せません。この茶室もまたジブリ感溢れるものになっています。
ねむの木こども美術館どんぐり
設計 : 藤森照信
用途 : 美術館
住所 : 静岡県掛川市上垂木3399ー1
女優の宮城まり子が1968年に設立した肢体不自由児の養護施設「ねむの木学園」付属の「ねむの木こども美術館どんぐり」は2007年に開館した美術館。秋野不矩美術館の仕事を見た宮城まり子が藤森照信に設計を依頼しました。どんぐりに見立てたかのようなドーム型の屋根が特徴です。
吉行淳之介文学館
設計 : 中村昌生
住所 : 静岡県掛川市上垂木3190ー1用途 : 学芸館
女優の宮城まり子の事実婚のパートナーで芥川賞作家でもある吉行淳之介を記念した文学館。桂離宮の修繕事業なども行った建築史家で建築家でもある中村昌生の和でも洋でもない設計です。
PAM三島
設計 : 坂茂
用途:商業施設、オフィス、博物館
住所 : 静岡県駿東郡長泉町本宿437
特種東海製紙の工場敷地内に建つ商談、展示を行うスペースと紙の博物館を兼ねた複合施設。
プリツカー賞受賞者であり紙管を使った建築でも知られる坂茂(ばん・しげる)による設計。
製紙メーカーが紙管の坂茂に設計を依頼したからには、もちろん紙を使った建築!?。
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山梨県
茶室徹
設計者 : 藤森照信
用途 : 茶室
住所 : 山梨県北杜市長坂町中丸2072
北杜市の清春芸術村にある藤森照信の茶室。高過庵ほど高くもなく1本の太い木でどっしり立っているので不思議な安定感。茶室の先に見える円形の建物はギュスターブ・エッフェル建築で設計図をもとに日本で再現したもの。清春芸術村には他に安藤忠雄、谷口吉生、杉本博司らの建築もあります。
光の美術館
青森県
弘前れんが倉庫美術館
設計者 : 田根剛
用途 : 美術館
住所 : 青森県弘前市吉野町2−1 旧吉井酒造煉瓦倉庫内
明治・大正期に建設された元シードル工場「吉野町煉瓦倉庫」を改修して美術館として再生。
紹介記事 : 弘前レンガ倉庫美術館へ
国際芸術センター青森
設計者 : 安藤忠雄
用途 : 大学施設
住所 : 青森県青森市合子沢山崎152−6
安藤忠雄設計で2001年にオープンした国内外のアーティストを招聘し滞在しながら創作活動を行うアーティスト・イン・レジデンス・プログラムを中心事業とした施設。遠いけれど行く価値あり。
紹介記事 : 安藤忠雄設計 国際芸術センター青森へ
青森県立美術館
設計者 : 青木淳
用途 : 美術館
住所 : 青森県青森市安田近野185
青森出身の奈良美智の巨大な立体作品あおもり犬がいる美術館。
十和田市現代美術館
設計者 : 西沢立衛
用途 : 美術館
住所 : 青森県十和田市西二番町10-9
2008年に開館した現代美術の美術館。さながら”東北の金沢21世期美術館”。建築と常設作品の一体感があって見る価値あり。
十和田市民交流プラザ「トワーレ」
設計者 : 隈研吾
用途 : 公共施設
住所 : 青森県十和田市稲生町18-33
十和田市現代美術館の近くにあるルーバーが特徴的なファサードの十和田市民の為の施設。
紹介記事 : 十和田市現代美術館へ行ってきた 3
十和田市民図書館
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秋田県
秋田県立美術館
設計者 : 安藤忠雄
用途 : 美術館
住所 : 秋田県秋田市中通1丁目4−2
エントランスロビーの宙に浮く階段だけでも見る価値ありの美術館。安藤建築で一番好きな階段。
紹介記事 : 安藤忠雄建築:秋田県立美術館
安藤忠雄建築巡り 丸三角四角 全国にある三角が印象的な安藤忠雄建築5選
安藤忠雄建築巡り全国の美しい階段を選りすぐり! 安藤忠雄の見目麗しい階段特集
秋田市立中央図書館明徳館
秋田市立赤れんが郷土館(旧秋田銀行本店本館)
設計者 : 秋田県技師山口直昭
用途 : 博物館
住所 : 秋田県秋田市大町3丁目3−21
旧秋田銀行本店の建物が郷土館として保存管理されている。
紹介記事 : 赤煉瓦郷土館(旧秋田銀行本店):秋田市
山形県
土門拳記念館
設計者 : 谷口吉生
用途 : 美術館
住所 : 山形県酒田市飯森山2丁目13
水辺に建つため息が出るほど美しい美術館。中庭には「土門さん」というタイトルのイサムノグチの作品がある。
紹介記事 : 谷口吉生建築:酒田市の土門拳記念館
酒田市国体記念体育館
ショウナイホテル スイデンテラス | SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE
設計者 : 坂茂
用途 : ホテル
住所 : 山形県鶴岡市北京田下鳥ノ巣23−1
その名の通り庄内の水田の中に建つホテル。様々なところで紙管が使われている。
紹介記事 : 坂茂設計ショウナイホテル スイデンテラス:山形県鶴岡市
荘銀タクト鶴岡(鶴岡市文化会館)
設計者 : SANAA
用途 : 劇場
住所 : 山形県鶴岡市馬場町11−61
複雑な形状が重なり合う大胆なデザインの屋根が印象的な建物。内部はSANAAらしい。
紹介記事 : SANAA設計 荘銀タクト鶴岡(鶴岡市文化会館)
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酒田市立美術館
鶴岡アートフォーラム
設計者 : 小沢明建築研究室
用途 : 美術館
住所 : 山形県鶴岡市馬場町13番3号
荘銀タクト鶴岡の隣にある美術館。2つの建築を一緒に見学がおすすめ。
紹介記事 : SANAA設計 荘銀タクト鶴岡(鶴岡市文化会館)
本間家旧本邸
用途 : 歴史的建造物
江戸時代の豪商本間家が昭和22年に開館した美術館と美しい日本庭園本間氏別邸庭園鶴舞園(かぶくえん)
住所 : 山形県酒田市二番町12−13
紹介記事 : 本間美術館の庭園と清遠閣&本間家旧本邸 酒田市
北海道
頭大仏
ガラスのピラミッド
設計者 : アーキテクトファイブ
用途 : 公共施設
住所 : 北海道札幌市東区モエレ沼公園1−1
彫刻家のイサム・ノグチが基本設計を行った札幌モエレ沼公園のシンボル的存在のガラスのピラミッド。
設計はアーキテクトファイブ。外から見ても中に入っても壮観な建物です。
安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄
設計者 : 安田侃
用途 : 美術館
住所 : 北海道美唄市落合町栄町
北海道美唄市にある、当地出身の彫刻家、安田侃(やすだ・かん)の個人美術館。
かつて炭鉱で栄えた美唄の廃校になった小学校校舎を改修し、現在は美術館「アルテピアッツァ美唄」となっています。
2002年には建築界に感銘を与えた建築作品を設計した建築家に与えられる「第十五回村野藤吾賞」を安田侃が受賞しています。
COQ hotel(コキュウ)
設計者 : 鈴木理(すずきまこと)
用途 : ホテル・ショップ・レストラン
住所 : 北海道札幌市南区常盤5条1丁目1−23
ホテルとレストランとショップがひとつになった複合施設COQ SAPPORO(コキュウサッポロ)。
アーキテクトファイブ出身の鈴木理が設計したホテルは1日1組限定。
東日本編ですが、今後も徐々に加筆していきたいと思います。
建築とアート巡りの旅の参考になると嬉しい限りです。
「観るべき建築」はエリア別、建築家別のまとめもあります。以下のリンクからどうぞ。
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