コンテンツへスキップ

DAIKEI MILLSが仕掛ける SKWATが青山から亀有へ SKACとして移転再生!


フォローする
シェア:
記事の評価

2023年の7月で南青山での営業を終了したSKWAT。その後亀有に移転したものの一般には開放されていませんでした。

移転から1年を経てこの2024年11月にSKWAT がSKAC(SKWAT KAMEARI ART CENTRE)として移転再生しました。

一般人も利用できる新たな施設の誕生です!

亀有駅に人生で初めて降り立ったのですが、こち亀以外には普通の駅でした。(まだまだリサーチ不足は否めません)

SKAC(SKWAT KAMEARI ART CENTRE), 写真:建築とアートを巡る

このSKACを起爆剤にこの街も清澄白河や蔵前のようにおしゃれスポットに変貌していくのでしょうか。

まずは、初めて訪れた亀有という町に移転した新たなSKWATの新スポットをレポートします。

亀有といえばこれ! 写真:建築とアートを巡る
PR

SKWAT

SKWAT とは、空き家や空きビルを無断で「SQUAT=占拠する」という言葉から派生した造語です。

ヨーロッパではスクワット(Squat)行為そのものは合法だった時代があり、そのため特に1970年代から1980年代にかけてアーティストや活動家が大都市の中心部の空き家をスクワットしコミューン的に利用したことで広く認知されるようになりました。

SKWATは中村圭佑が主宰する設計事務所DAIKEI MILLS/ダイケイミルズが、都内で空いている空間を期間限定で合法的にSQUATし、その場で様々なコンテンツを企画し発信していく活動の総称です。

私が最初にSKWATを知ったのは、2020年3月のSKWAT in CIBONEです。 その後、南青山にて3年間展開していたSKWATの活動は近所ということもあり、ほぼ全て見てきました。

SKWATのすっかりファンになってしまったというのが正しい表現でしょう。やることが全部文句なしにかっこいいのです。

DAIKEI MILLS主宰でSKWATを展開している中村圭佑氏はゴリゴリの建築畑ではなく、その背景はアートであるということにひどく納得します。

今後亀有でも青山同様いや、それ以上のかっこいい展開を大いに期待します。

SKAC(SKWAT KAMEARI ART CENTRE), 写真:建築とアートを巡る

SKAC

SKAC(SKWAT KAMEARI ART CENTRE)は、JR常磐線の高架下に設けられた主に2つのスペースで構成されています。亀有の駅から徒歩で向かうと最初に見えてくるのは、青山のSKWATを彷彿とさせる仮設感のある大空間です。

入り口すぐにはレコードがぎっしり詰まった棚が両脇にあり、その奥はtwelvebooksの販売・在庫を含めた書籍の数々です。天井が高く、細長い高架下の空間は、大きく2つの通路に分かれています。

SKAC(SKWAT KAMEARI ART CENTRE), 写真:建築とアートを巡る

開口のある道に面したいわゆる路面店と呼ばれる側には、ロンドンにも店舗を持つ中古レコード専門店VDS(Vinyl Delivery Service)の日本では初めての店舗が亀有駅寄りに。

その奥には青山でも目にした既視感のあるネオンが輝いていて、主にtwelvebooksと清里現代美術館の蔵書資料ネット古書店telescope@artが。

また、twelvebooks内には、苑スによるエフェメラ専用スペース「EPHEMERAL DOCK」が不定期でオープンします。

上階にはDAIKEI MILLSの事務所があります。事務所空間は窓越しに内部は見えますが、一般人が出入りする場所ではありません。

SKAC(SKWAT KAMEARI ART CENTRE), 写真:建築とアートを巡る

まとめるとSKACには
設計事務所のDAIKEI MILLS、
アートブックを扱うtwelvebooks、
中古レコード専門のVinyl Delivery Serviceの東京店、
清里現代美術館の蔵書資料ネット古書店telescope@art、
苑スによるEPHEMERAL DOCK(不定期オープン)

が展開されています。これからさらにこうした感度の高い店舗が増えるのでしょう。

PR

TAWKS

さらに!亀有のSKACではなんとカフェも登場!その名もTAWKS(トークス)です。これは嬉しいですね。

遠路はるばる亀有まで赴いたらゆっくりコーヒーとスイーツをいただけるのは本当にありがたい!

大空間!! SKAC(SKWAT KAMEARI ART CENTRE), 写真:建築とアートを巡る

カフェの入るスペースは今後のギャラリー展示も見据えたもので天井も高いし、とにかく空間が広い!!

これからSKACでどんなコンテンツが展開されるのか、期待に胸膨らむ大空間なんです。

TAWKS / SKAC(SKWAT KAMEARI ART CENTRE), 写真:建築とアートを巡る

▲カフェの椅子やテーブルはDAIKEI MILLSが所蔵する素材サンプルを流用したもので、一つとして同じ椅子、テーブルはありません。

TAWKS メニュー(2024.11現在) SKAC(SKWAT KAMEARI ART CENTRE), 写真:建築とアートを巡る

▲TAWKSでコーヒーを淹れるのはロンドンの人気カフェでバリスタをしていた方。VDSもそうでしたが、中村圭佑のロンドンコネクションが最大限に活かされているようです。

様々なシングルオリジンコーヒーも用意されているので、相談しながら好みのコーヒーを選べるのも嬉しいです。

トイレのサイン TAWKS / SKAC(SKWAT KAMEARI ART CENTRE), 写真:建築とアートを巡る

▲高架下のスペースですがトイレも完備。

”THE TOKYO TOILET” というどこかで見たようなネオンがトイレの場所を知らせています

屋外空間

高架下の二つの屋内空間だけでなく、その周囲の屋外空間もSKWATらしい家具が設置され、今後の面白い展開を予感させます。

また、瞬く間に情報は拡散され、広大なカフェスペースも日本人だけでなく海外からもたくさんの人が押し寄せそうな予感しかありません。

SKAC(SKWAT KAMEARI ART CENTRE), 写真:建築とアートを巡る

実際、私が訪問した日も平日だったので、人はまばらでしたが、海外からの観光客と思われる人も来ていました。

SKAC(SKWAT KAMEARI ART CENTRE), 写真:建築とアートを巡る

PR

ランチはホワイト餃子!

亀有まで足をのばしたらやっぱりホワイト餃子でしょう。

残念ながら都心には店舗がないので、巣鴨のファイト餃子や前橋に行った際にわざわざホワイト餃子に立ち寄ったりしていたくらい大好きです。

ホワイト餃子亀有店  写真:建築とアートを巡る

この大人気店の目の前にSKACがあるのです。地図で見て大興奮!これはランチはホワイト餃子、コーヒーはTAWKSと心に決めて向かいました。

平日でも12時の開店から10分で全席埋まる人気店です。ちゃんと時間を計算して亀有まで向かいました!

詳細は▼

というわけで、SKACは主に二つの大空間に、DAIKEI MILLS、twelve books、Vinyl Delivery Service Tokyo、telescope@art、苑スのEPHEMERAL DOCK(不定期オープン)、TAWKSの6つの事業体で構成された全く新しい複合施設です。

事業体は今後も増えるのかもしれませんし、スペースも増床するのかもしれません。

今後も大注目の場所であることは間違いありません。

基本情報

SKAC(SKWAT KAMEARI ART CENTRE)

営業時間:11:00 – 19:00

TAWKS営業時間: 平日8:00 – 18:00、土日祝11:00 – 18:00

定休日:月曜、火曜

住所:葛飾区西亀有3丁目26−4MAP

アクセス:JR常磐緩行線 亀有駅から徒歩10分

PR
シェア:
同じカテゴリーの記事 PR
PR
PR

コメントを残す