奈良県にある泊まれる安藤忠雄の住宅建築を拠点として、奈良・大阪で安藤忠雄建築を巡る旅をしてきました。
安藤忠雄が「建築の原点」と語る1980年代の初期の住宅建築から、1990年代、2000年代の壮大なスケールの公共建築まで、安藤忠雄建築を心ゆくまで堪能する建築巡りとなりました。
京都大阪にはこれまでも何度も訪れていますが、奈良県を拠点として建築巡りの旅をしたのは初めてでした。
奈良・大阪の建築巡りの旅の参考になれば嬉しいです。
ここに書かれている建築巡りは、レンタカーで巡ったものです。
公共交通機関で巡る場合は、1日で全て訪問するのは難しいかもしれません。
PR旧南林邸(1984年)
奈良県生駒市の閑静な住宅街にある独立した3世帯のための住宅です。
安藤忠雄が1980年代に手がけた住宅建築にまるで暮らすように泊まることができるのです。
それは「建築保全参加型のシェア別荘サービス」というこれまでにない全く新しい活動です。
旧南林邸シェア会員登録 → https://www.sharearchitecture.net/register
■スタンダードプラン年会費/¥20000+消費税
■1名帯同可能プラン年会費/¥30000+消費税
■シェア別荘サービスへの入会金 (入会時のみ)/¥20000+消費税
■会員特典/個人プランは毎年ご宿泊1泊まで無料、
運営:Share Architecture/シェアアーキテクチャー
詳しくはこちらの記事で▼
基本情報
旧南林邸
住所:奈良県生駒市 |
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市立五條文化博物館(1995年)
奈良駅でレンタカーを借りたので、そこから車で約1時間ほどの場所にある五條市の文化施設です。
Cの字型の建築でその建物中心には円形広場があります。
その形から公募によって「ごじょうばうむ」という愛称がつけられました。
博物館の外壁は亜鉛引き鉄板で覆われ、内壁は安藤忠雄らしいコンクリート打放しです。
隣には丸や四角の意匠が印象的な別館があります。こちらも安藤忠雄設計です。
こちらは別館。別館も安藤忠雄建築です。残念ながら内部に入ることできませんでした。
詳しくはこちらの記事で▼
基本情報
市立五條文化博物館
開館時間:9:00 – 17:00 |
大阪府立近つ飛鳥博物館(1994年)
奈良県との県境、大阪府南河内郡太子町にある府立の博物館です。市立五條文化博物館からは車で約40分ほど。
特筆すべき事項の多い博物館建築で、まず驚くのが館の屋上に当たる場所が全て階段で覆われています。
そして、その真ん中にまるでモノリスのようなコンクリートの箱が聳えています。
これはどうやら長野県にある小海町高原美術館の展望台のような機能を持った場所だったようですが、現在はその上部へはおろか階段を登ることすらできません。
詳しくはこちらの記事で▼
基本情報
大阪府立近つ飛鳥博物館
開館時間:9:45 – 17:00 |
大阪府立狭山池博物館(2001年)
今回巡った安藤忠雄建築の中でもっとも規模の大きい博物館でした。
狭山池の隣に位置し、そのアプローチは劇的空間の連続です。壁に阻まれた道を抜けるとインフィニティプールが。
その下へ降りると両サイドのインフィニティプールから滝が流れる水庭があり、その先には円形広場という非日常空間の連続なのです。
ようやく館内に入るとそこには巨大な堤の断面がドーンと出迎えてくれます。
詳しくはこちらの記事で▼
基本情報
大阪府立狭山池博物館
開館時間:10:00~17:00 |
VS. / ヴイエス
今回の安藤忠雄建築巡りで最も最新の安藤忠雄建築です。
VSに限っては奈良県からレンタカーで訪問したのではなく、奈良入りした日に新幹線で大阪まで来て、VSを訪問し電車で生駒まで行きました。
奈良に入るのに京都からではなく大阪から入ったのはここを訪れるためです。
詳しくはこちらの記事で▼
基本情報
VS. / ヴイエス
所在地:大阪市北区大深町6番86号 グラングリーン大阪うめきた公園 ノースパーク MAP |
今回の奈良・大阪の安藤忠雄建築巡りはここまでです。
大阪は安藤忠雄の地元ですし拠点ですから、多くの安藤忠雄建築があります。
全てを網羅するにはまだまだ時間がかかりそうですが、少しづつ訪問していきたいと考えています。
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