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東京都内建築巡り<西麻布その2>近隣住民目線で見る安藤忠雄、永山祐子、鈴木了二など


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都内建築巡り<西麻布その1>に続いてその2です。夜のイメージの強い街ですが、近隣住民がお届けする昼間の「西麻布」のどこにも載ってないディープな建築を紹介します。

西麻布には、まだまだ安藤忠雄建築があります。また、最近活躍が目覚ましい女性建築家の永山祐子や鈴木了二の物質試行シリーズなどその2も興味深い建築が盛り沢山です。

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安藤忠雄 CUE 西麻布

設計:安藤忠雄 竣工:2003年

安藤忠雄設計の集合住宅です。部屋の間取りは何種類かあるようですが、基本的に単身用です。西麻布で安藤忠雄建築に住んでる人ってどんな方なんでしょうね。

かなりの頻度でこの前を通りますが、ここに出入りする人を見かけたことはありません。

六本木ヒルズが映り込んでいるのが見えます。こういう距離感です。

2本並んだ縦樋がいかにも安藤建築ですね。写真にはありませんがダブルのスリットもあります。▼

ビクトリノックス・ジャパン本社

設計:長田孝三 竣工:2009年

東京都港区西麻布3丁目18−5 MAP

スイスナイフなどを扱う会社の日本本社ビルです。コンクリートとガラスの二重のファサードが印象的なオフィスビルです。

地下にも光が入る構造です。▼

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TOKI-ON西麻布/ENEKO TOKYO(旧ルベイン)

設計:内田繁 竣工:2004年

東京都港区西麻布3丁目16−28 MAP

以前は、今は亡きインテリアデザイナーの内田繁がデザイン設計したギャラリールベインは、リラインスの巨大なショールームとギャラリースペース、手前の路面店にはシンプリシティがデザイン・運営する櫻井焙茶研究所があって西麻布で最もオシャレスポットだったかもしれません。

また、オフィスとして賃貸していた部分には内田繁のスタジオ80の事務所がありました。

ビルオーナーが変わり、ルベインのショールームは新宿へ移転、櫻井焙茶研究所はスパイラルへ移転してしまいました。オフィスとして賃貸していた部分は現在、住宅に変更されています。

巨大なショールームだったB1、1Fと更に2Fを加えてバスク料理のENEKO TOKYOになりました。

ギャラリーでは様々な展覧会が開催され、櫻井焙茶研究所ではテラス席が期間限定のミナペルホネンのカフェになったりして、楽しくて刺激的な場所でしたが、現在はすっかり足を運ぶこともなくなってしまい残念です。

現在のデザイン・設計をどこがやったのかは調べていません。ただ、ファサードはほとんど変わっていません。

以前は展覧会のオープニングパーティなどで盛り上がった中央のテラスがとても気持ちいいのですが、もう簡単には入れなくなってしまいました。▼

個人邸 永山祐子

設計:永山祐子 竣工:

港区西麻布

コンクリート打放しで大きな窓が開放的な個人住宅です。屋上もあって光がたくさん入る素敵な一軒家です。▼

シンプルな玄関。かっこいい。▼

吹き抜けに大きな窓。▼

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西麻布の集合住宅 SAL HOUSE

設計:SAL HOUSE  竣工:2013年

港区西麻布

SAL HOUSE設計の集合住宅です。

階段とバルコニーが左右非対称に展開しています。▼

物質試行48 NFFLATS 西麻布の住宅 鈴木了二

設計:鈴木了二 竣工:2006年 

港区西麻布

鈴木了二による物質試行と題された建築の48個目。この後も続いていて現在は2019年の物質試行59 官舎プロジェクトが最新のようです。

物質試行48は西麻布の個人邸です。シンプルなコンクリートの箱のスリットから窓が突き出ています。

1階はピロティで駐車場。角地に建つ一軒家で駐車場側には飛び出た窓以外何もありません。

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物質試行20 麻布EDGE 鈴木了二

設計:鈴木了二 竣工:1987年

東京都港区西麻布1丁目1−1EDGE

実は鈴木了二の物質試行シリーズのもっと古い建築が西麻布にもう一つあります。ナンバーで言うと20です。

20は、商業ビルです。

竣工時は上から全部コンクリート打放しでしたが、老朽化のため?上部はグレーに塗装されています。▼

なぜ上だけ塗装したのか不思議な感じ人っています。▼

1階にはコンクリートの割れ肌が剥き出しのデザイン▼

駐車場の出入り口の洞穴感!室外機がグリーンで塗装統一されています。▼

鈴木了二の物質試行48(西麻布の個人邸)までをまとめた書籍「物質試行49」です。興味のある方は読んでみてください。▼

元個人邸 黒川哲郎

設計:黒川哲郎 竣工:1978年

港区西麻布

先日亡くなった樹木希林が自宅として建てた家です。現在は、レストランやバーなどいくつかのテナントが入った貸ビルとなっています。

ご存命の頃はご本人が訪れるのを見かけましたが、現在は樹木希林のオリジンを受け継いだ背の高いお孫さんがオリジンに乗ってやってくるのを何度か見かけるくらいです。

スチールを赤く塗装しているのは内部も同じで、竣工時からのデザインです。

東京都内建築巡り<西麻布その1> 安藤忠雄から梵寿綱まで 近隣住民目線のディープな西麻布建築情報

都内建築巡り<西麻布その3>に続きます。

東京都内建築巡り<西麻布その3>近隣住民目線で見るレーモンド建築から最新のリノベーション建築まで

西麻布 建築マップ


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