六本木ヒルズの森タワー52階展望台東京シティビューとその上にある屋外展望台スカイデッキに、年間数十回は訪れる筆者が教える東京シティビューとスカイデッキの昼と夜、晴天曇天、春夏秋冬オススメのポイント、オススメの時間帯などをレポートします。
私は東京出身ですが、展望台が好きで六本木ヒルズだけでなく都内の展望台には色々いきました。
そんな中でも、家から近いこともあって六本木ヒルズの展望台にはかなりの頻度で訪れています。森美術館があるのが最大の理由ですが、展望台は観光客だけでなく地元の人が行ってもとっても楽しめるスポットです。

東京シティビューとスカイデッキ
六本木ヒルズには、東京シティビュー/TOKYO CITY VIEWとスカイデッキ/SKY DECKの2つの展望台があります。
何が違うかというと、東京シティビューは森タワー52階の屋内展望台です。スカイデッキは、更にその上でいわゆる屋上の展望台なので屋外です。

東京シティビューだけの入場チケットはありますが、スカイデッキだけの入場チケットはありません。あくまでスカイデッキは東京シティビューのオプションという位置付けです。

スカイデッキは屋外なので天候に左右されやすく、強風などの悪天候の際はクローズする場合があります。
同じ建物なので、眺望の範囲はどちらもそんなに変わりません。実は、スカイデッキは、真下が見えないので、東京シティビューの方が見える範囲は広いかもしれません。

ただ、天気の良い日は屋外の方が気持ちいいのは確かです。
スカイデッキは荷物を持って行けません。帽子も不可です。荷物や帽子はロッカーに預けましょう。
以前は、森美術館や森アーツセンターの展覧会チケットで東京シティビューに入場(スカイデッキは別料金)できましたが、現在は入場できなくなったので、この場所で催事をやってない時はとても人が少なくて快適です。そのため余計に訪問回数が増えているかも。
富士山ビューポイント
たいていの訪問者は日中に展望台を訪れるでしょう。天気が良ければ富士山を拝むこともできます。
Konstantin Grcic (コンスタンチン・グルチッチ)デザインのStool_One (スツールワン)が整然と並ぶさまは展望台でなくても惚れ惚れする光景です。

東京シティビューの出口近くにハイスツールが並ぶポイントがあります。▲
ここからの景色はアイキャッチな東京タワーも新宿高層ビル群も見えません。
しかし、天気が良ければ富士山が見える富士山ビューポイントなのです。

スカイデッキの富士山ポイントです。▲富士山がよく見えるのは冬の晴天の日です。
こちらが2021年元旦にスカイデッキから見えた富士山です。▲どうですか。この見事な勇姿。
東京タワーもいいけれど、東京タワーと違って富士山は、必ず見られるわけではありません。実は富士山が見られる方がラッキーなのです。
マジックアワー
私の一番の時間帯のおすすめはマジックアワーと日没です。

マジックアワーはほんの一瞬であっという間に終わってしまいます。

段々と夜がやってくる空の様子をハイスツールに腰掛けてじっくり見るのもいい。▲
特に真夏真冬は屋内の方が暑さ寒さを我慢する必要がありません。

スカイデッキのマジックアワー▲美しいグラデーションで空が染まります。
東京タワーサイドがこんな感じの時に富士山サイドを見ると▼

富士山のシルエットが夕焼けに浮かびます。▲なんて美しいのでしょう。この色彩はガラス越しでなはくて屋外でみたいものです。

スカイデッキなら360度ぐるりと見渡せるので、マジックアワーと日没を見るならスカイデッキの方がおすすめです。
日没(夕焼け)
日の出の時間は、展望台が開いてないので見られませんが、日没は見られます。
日没をガラス越しに見るか、屋外で見るか。これは悩みどころですね。
東京シティビュー屋内からの日没▲
何回見てもドラマティックです。▲
スカイデッキ 屋外からの日没の様子▲
夜景
夜景が綺麗なのは都会ならではですね。実は東京タワーは夜の方が綺麗かもしれません。

夜景って時間を忘れていつまでも見ていられます。▲
マジックアワーから日没を見て、しばらくすると夜景です。東京シティビューに時間制限はありません。

東京シティビューを独り占めだったある日の夜 ▲
夜景は断然東京タワービューがおすすめです。▲
東京タワービューは東京シティビューの入口側で、富士山ビューは出口側です。
こちらはスカイデッキからの夜景。東京タワー側です。▲
東京シティビューと違い窓ガラスがないので視界がクリアでガラスへの映り込みもないのですが、足元まで見渡すことができません。
ガラスへの映り込みがないので夜でないと見られないもの、たとえば花火大会や天体現象を見るならシティビューよりスカイデッキの方がおすすめです。
▲けやき坂のイルミネーションも上から見るとこんな感じです!
これは東京シティビューからの様子です。スカイデッキからだと真下は見えませんので要注意です。
天気
これまでに多分100回くらいは来ているので、朝、昼、夜、春夏秋冬、晴天、曇天、雨天、さまざまな東京の姿を見てきました。
ど晴天の東京タワー▲左隣の麻布台のビルがまだまだ低く目立たなかった頃。

▲よく晴れた日、麻布台プロジェクトの高層ビルが完成しました。
でかい!そしてお隣にも高層ビルが建っています。
雲の多いある日▲お隣の森ビルが建てている麻布台のビルがだいぶ完成に近づいてきている頃
雨天時の様子。隣の麻布台のビルは雲で最上部が隠れています。▲
さあ、どの時間帯の東京の眺望がお好みでしたかでしょうか。
おすすめ
季節の良い時にマジックアワーから日没までの微妙な空の色の変化と美しいサンセットをスカイデッキから360度ぐるりと眺めるのがオススメです。
要するに夕方から夜にかけて、日没の時間が一番空の変化が楽しめます。
周囲のランドマークはこちらの記事で詳しく解説しています。
展覧会
東京シティビューは年間通して何回か展覧会を開催しています。

展覧会が開催されているとこんな感じでスカイギャラリーに展示物がドーンときます。▲これは2022年1月から3月まで開催された梅図かずお大美術展の時の様子です。

ハイスツールが撤去され、鴻池朋子の作品が展示されています。▲必ずいつでも何か展覧会を行なっているわけではなく、春休み、夏休み、冬休み、GWなどの観光客が増える時期に開催しています。
現在は、水木しげるの「百鬼夜行展」を開催(2022.7.8(金)~ 9.4(日)しています。ですから、東京タワービューのスカイギャラリーには提灯がぶら下がっています。←終了しました。
東京シティビューの展覧会情報
現在はこちら▼ グランドピアノが置いてありますよ!
過去の展覧会▼ ベルサイユのばら展 − ベルばらは永遠に − 2022年9月17日(土) 〜 11月20日(日) (会期終了)
カフェ・レストラン
森タワー52階には、カフェやレストランもあります。展望台のすぐ隣です。

カフェの詳細は姉妹サイトの麻布ガイドを参照ください。▼
入場料
東京シティビューは当日券もありますが、事前にオンラインチケットを購入した方がお得だし、スムーズだしオススメです。
そして、なんと期間限定でお得なセット券があるのです。東京タワーを六本木ヒルズから眺めるだけじゃなくて上ってしまおう!という2か所のセット券です。
7月16日(土)~9月4日(日)の夏休み期間限定 2,700円(一般)
「東京タワー メインデッキ」と「六本木ヒルズ東京シティビュー」のお得なセット券を利用すると700円割引になりますよ。
行き方
東京シティビューは森タワーの52階なのですが、52階へ行くためのエレベーターに乗る前に入場チケットのチェックがあります。
まずは、東京シティビュー、森美術館、森アーツセンター専用の入口に向かいましょう。

地下鉄六本木駅から 森タワーエントランスへ到着するとこのような景色です。▲
ですが、正面の庇の出ているエントランスから森タワーに入っても52階の展望台には行けませんのでご注意を。
▲写真の左の道を直進してください。

すると左側にこのような美術館・展望台の専用の入口があります。▲
階段でもエレベーターでもいいので3階まで上ってください。エレベーターを降りてペデストリアンデッキを渡るとチケットカウンターがあり。専用エレベーターに乗ることができます。この専用の入り口まで来れば案内係の誘導があるので、指示に従えば展望台まで上がれますよ。
基本情報
東京シティビュー
10:00-22:00 チケット()内はオンラインチケットの料金 一般2200円(1900円)、高大・シニア1600円(1300円)4歳-中学1000円(700円) 11:00-20:00 2022.8/1-8/31は13:00-22:00に変更 チケット 一般・高大・シニア500円、4歳-中学300円 港区六本木6丁目10−1 MAP アクセス
東京メトロ日比谷線六本木駅1C出口徒歩3分(コンコースにて直結)
都営地下鉄大江戸線六本木駅3出口徒歩6分
都営地下鉄大江戸線麻布十番駅7出口徒歩9分
東京メトロ南北線麻布十番駅4出口徒歩12分
東京メトロ千代田線乃木坂駅5出口徒歩10分
|
東京シティビューから建築巡りをしてみよう▼
森美術館のついでに展望台に行くか、展望台のついでに森美術館へ行くか▼