夏至の日に
夏至の日6月21日21時42分から開催されたオノ・ヨーコのイベント《空を見るためのテレビ》に参加しました。趣旨は”創造の可能性や再起の空間としての「空」に対してオノ・ヨーコが持つ願いに思いを寄せる” というものです。
24時間やっていたので全部見ていたわけではありませんが、朝な夕なに眺めていました。予定では6/22の21:42終了の予定でしたが、22:12まで30分間延長という大サービスまでありました。
始まる前はどこかの空の映像がただ流されるだけなのかと思っていたら、世界各地の空をまとめて見ることができるものでした。これはZoomを使ったおかげですね。
下の画像は開始後少し経ってからのものです。▼
世界各地の空
映像は世界各地の空の様子の生中継です。全ての場所のリストはここから確認できます。
主宰者がモデレートして9箇所を表示させていますが、これは適宜入れ替わっていきます。▼
ときどきこのように8箇所、時にはもっと少なくなることもあリました。▼
また時にはZoomのギャラリー表示機能を使って、2ページに渡って全地点の空を映し出すこともありました。▼
日本/東京
スタートは日本時間の夜だったので、翌朝になって東京都現代美術館の空が映し出されるようになってからさらにライブ感が増しました。
最上段の右端が東京都現代美術館からの空です。どこにカメラを設置しているのかわかりませんが、朝8時半の時点で時々人が覗き込むのが写っておもしろかったです。まさにライブでした。▼
最上段の右端が東京都現代美術館からの空です。どこにカメラを設置しているのかわかりませんが、朝8時半の時点で時々人が覗き込むのが写っておもしろかったです。まさにライブでした。▼
ただ空が写っているだけですが、世界中の空を同時に俯瞰して見ることで、時差と地球の大きさとそこにいる人々の息吹を感じることができます。これがオノ・ヨーコのやりたかった事なんだろうなと思うとこのイベントの意義が分かります。
様々な表情
下の写真、最上段は左からアトランタ、東京都現代美術館、レイキャビク。
真ん中の段は左からシンガポール、コスタリカ、韓国。
最下段は左からサンパウロ、ソウル、サンフランシスコ。▼
アトランタはしょっちゅう飛行機が横切ります。レイキャビクは時々鳥がはばたいていき、東京は人と鳥が写り、シンガポールは雨、サンパウロは夜なので真っ暗(日本の反対側なので)、サンフランシスコの空はやっぱりカリフォルニアを感じる色です。
下の写真、最上段は同じだがそれ以外が入れ替わっています。
真ん中の段は左からワシントンDC、シンガポール、ティファナ(メキシコ)。
下の段は左がコスタリカ、右が香港。
非常に淡々としたパフォーマンスでしたが、世界中が同時に見えないウィルスに戦々恐々としている昨今、様々なことを考えさせられました。
東京都現代美術館で先日会期が終了したマークマンダース 「マークマンダース の不在」の特別展示マーク・マンダース「保管と展示」を観に行く予定なので「Cloud Piece」覗いてみよう。▼