都内から電車でも車でも1時間半くらいで行けちゃう小田原の街。日帰りで小田原城を中心とした城下町の建築巡りをしました。
小田原城址公園、そしてお気に入りの清閑亭、昨年開館した小田原三の丸ホール、小田原文学館などを巡りました。天気に恵まれたので寒かったけれどプチトリップを堪能できました。
PR小田原城
小田原の建築と言えば、まずは小田原城です。小田原城址公園は、小田原駅から徒歩5分ほどの場所にあり、天守閣に登ることもできます。天守閣の入場料は一般510円です。こちら数年前に登った時の天守閣からの眺望写真です。ちょっと天気が悪い日。今回は天守閣には登っていません。▼
小田原城には、天守閣以外に常盤木門SAMURAI館やNINJA館(歴史見聞館)などもありますので、じっくり見ていたら半日くらいかかります。
お城の天守閣からの眺望で海が見えるって他にあんまりないのではないかな。お城に詳しくないので分かりませんが。
小田原城の天守閣は1960年に復興したものです。レプリカでもやっぱりお城って絵になりますね。
小田原城基本情報
小田原城天守閣 9:00-17:00 一般510円
神奈川県小田原市城内 MAP
PR小田原三の丸ホール
小田原三の丸ホールは2021年9月に開館した小田原市民ホールです。設計は仙田満で、日本家屋の屋根の形式の一つ兜づくりをデザインに取り入れた外観の公共施設です。
小田原城の馬出門の前のお堀端通り沿いにあります。同じ敷地内の隣に小田原市観光交流センターがありデッキで繋がっています。観光交流センター内にはカフェも併設されています。
この写真は、観光交流センター側から三の丸ホールをみた様子です。▼
大小のホール、展示室、1階と2階に回廊ギャラリー、スタジオや練習室で構成されています。
現在、展示室では木彫、映像、写真、インスタレーションの4人のアーティストによるグループ展「コネクションズーさまざまな交差展」が開催されています。展覧会の詳細はこちら▼
小田原三の丸ホール基本情報
開館時間 9:00-22:00 第1、第3月曜休館
神奈川県小田原市本町1丁目7−50 MAP
清閑亭
今回小田原建築巡りで一押しスポットがここです。以前にも訪問しているのですが、何度行ってもいいものはいい。
清閑亭は、明治時代に活躍した黒田長成侯爵の別邸として、1906年(明治39年)に建てられました。建物は、数寄屋造りで、桂離宮や二条城にも見られる雁行型と呼ばれるものです。
2階の書の間から相模灘を一望できます。欄間や照明など細部までこだわりが詰まっています。▼
清閑亭は2005年に国の登録有形文化財となりました。
レゾートカフェ清閑亭
清閑亭は、建築を見学できるだけでなく、1階の御居間にレゾートカフェ清閑亭という喫茶もあるのです。
それがいい感じでほっといてくれるし、居心地のいいこと。
前回も今回も冬のせいなのか贅沢なことに貸し切りで堪能することができました。
カフェでは、抹茶と小田原城最中のセットをいただきました。以前は自分で餡子を詰めるタイプの最中でしたが、今回はもう完成している最中に変更されていました。コロナのせいかなぁ?▼
数年前の抹茶と小田原最中のセット。セルフ最中の小田原城がめちゃくちゃ可愛くて食べるのがもったいない。▼
小田原は明治に入って有数の保養地となり、時の首相伊藤博文を初め有力者が海辺に別荘を構えました。それらの中で、現在も残る邸園の一つが清閑亭です。海も山もある風光明媚な小田原をじっくり感じられる場所です。
清閑亭基本情報
10:00~16:00 火休 入場無料
神奈川県小田原市南町1丁目5−73 MAP
PR小田原文学館
小田原文学館は旧田中光顕別邸で、江戸時代に中堅藩士の武家屋敷地が道の両側に並んでいた西海子小路にあります。
この周辺は、明治から昭和にかけて多くの文学者が居を構え、文学活動が行われていました。この小路の一角にある元宮内大臣田中光顕伯爵の別邸として建てられた洋館を利用して、小田原市にゆかりの深い文学者の資料を展示する小田原文学館が開館しました。
1937年(昭和12年)竣工の3階建ての洋館の設計は、ジョサイア・コンドルに師事した曾禰達蔵の最晩年の作品で、国の登録有形文化財です。
屋根はスペインから輸入した瓦を用いたスパニッシュ瓦葺です。ランダムなグリーンが美しい。▼
館内は撮影禁止のため、内部の写真はありません。
PR別館 白秋童謡館
敷地内にある別館は、檜材を多用した書院造り風の近代和風建築です。現在は、1918年から小田原で暮らし多くの名作を残した北原白秋の童謡や小田原での日常に関する資料を展示する白秋童謡館になっています。
1階2階ともに見学することができますが、別館も内部の撮影は禁止なので内部の写真はありません。
文学館のある西海子小路の街路樹は桜なので、春はとんでもなく美しいと思います。
小田原文学館・北原白秋童謡館基本情報
10:00-17:00 (11月〜2月〜16:30) 入場料 一般250円※童謡館と共通
神奈川県小田原市南町2-3-4 MAP
PR小田原グルメ
今回の小田原建築巡りで立ち寄った場所をいくつかピックアップしてみました。
小田原おでん本店
建築巡りをしていたら当然お腹が減るわけです。冬の小田原だったら小田原おでんがおすすめです。おでんの好きな具5種を選べるランチが美味しいお店です。▼
選べるおでんに牛すじ丼、前菜、デザートまでついてきます。他に選べるおでんと牛すじうどん、選べるおでんと鯵の押し寿司のセットなどもあります。
牛すじ丼とおでんのセットを食べたのですが、牛すじ丼は半分食べたら、おでんのお出汁を入れてくれてお茶漬けに味変できます。2つの味を楽しめるからお得です。
初めてワサビでおでんを食べたけれど、美味しい!今度から自宅でもワサビで食べてみようっと。▼
人気店なので時間帯によっては待つことになります。ランチでも予約できるようなので週末は予約して行った方がいいかもしれませんね。
11:30-21:00 (平日14:00-16:00中休み)
神奈川県小田原市浜町3丁目11−30 MAP
二十三屋(hatamiya)
小田原おでん本店の近くにあるガラスのアクセサリーと焼き菓子のお店です。火木土のみの営業の可愛いお店です。▼
火木土 11:00-16:00
神奈川県小田原市浜町3丁目1−22 MAP
二つのきんじろうカフェ
小田原城に隣接する報徳二宮神社の境内にある「きんじろうカフェ」とその姉妹店、南町にある「きんじろうCAFE&GRILL」の2つのきんじろうカフェ。
きんじろうカフェ
きんじろうカフェは、二宮金次郎の大人になった姿が。報徳二宮神社の境内なので緑豊かでとても静かな落ち着くカフェです。▼
二宮金次郎にちなんだメニューがいろいろあります。半屋外のカフェです。▼
報徳の杜『杜のひろば』きんじろうカフェ
10:00-16:00(土日祝〜16:30)
神奈川県小田原市城内8−10 MAP
きんじろうCAFE&GRILL
2021年3月に開業したばかりの南町にある報徳広場には、みなさんお馴染みの子供時代の二宮金次郎像が。更に、懐かしの路面電車モハ202号の展示もあって、電車内に入ることもできます。▼
きんじろうCAFE&GRILLの広々した店内の様子、小田原産の食材を使った豊富なランチメニューがあります。カフェタイムにはスイーツやきんじろうメニューも。▼
ショップには報徳会館デザインスタジオ FLOWER&GARDENSも▼
11:00-17:00
神奈川県小田原市南町2丁目1−60 MAP
PR小田原土産
ういろう
小田原のお土産はういろうかな。室町時代から続くういろうの店舗は外観はお城、中は薬局です。元々薬屋さんから始まったういろうは、現在も調剤薬局でもあります。
小鯵押寿司
私の一押しは小田原にある駅弁屋さん東華軒の小鯵押し寿司です。こちらと金目鯛の炙り寿司も購入しました。駅で購入できるのでお土産に便利です。お土産と言っても自分宛ですが。
小田原駅以外の神奈川県のかなり広範囲で購入可能です。▼
小田原では、他に地方都市に行ったら訪れるレトロ喫茶巡りもしてきました。そちらは順次ブログ「ラブレトロ ーレトロに恋して」の方に書いていく予定です。
いかがだったでしょうか。私は、三の丸ホールの展覧会を鑑賞し、上記の場所といくつかの喫茶店を1日でまわりました。
ちなみに小田原に到着したのは朝の9時半です。朝早く到着できれば、かなりの場所を巡ることが可能です。小田原プチ旅行の参考になれば嬉しいです。