香港へは建築及び美術館、すなわち建築とアートを巡る目的で訪問したのですが、いくつかのカフェにも立ち寄ることができました。
香港といえばまず% Arabica Coffee(アラビカコーヒー)です。香港にある9軒のアラビカのうち立ち寄りやすい3軒のアラビカを訪ねました。
PRARABICA
アラビカといえば、京都の商社“Asiamix”が手がけるコーヒーブランド「アラビカ京都」です。
先日、ようやく麻布台ヒルズに東京初出店のお店が、しかも2軒同時にオープンしたばかりで話題になっています。
このアラビカは、ケネスこと東海林克範さんが創業したサードウェイブコーヒーです。
家業の印刷資材メーカー商社を継いだ東海林さんがその家業の傍で始めたのは、ハワイにコーヒー農園を構え生豆商社を運営することでした。
その後、世界最高峰ともいわれるエスプレッソマシン「スレイヤーエスプレッソ」の代理店事業にも乗り出し、2013年に香港のディスカバリーベイで第一号店をオープンしました。
2014年には京都・東山に本店を移し、現在はアジアや中東、ヨーロッパなど世界21カ国に164店を運営しています。
というわけで京都のイメージの強いアラビカですが、最初のお店は香港なのです。(第一号店だったディスカバリーベイのショップは現在はありません。)
本店は東山とはいえ、香港でカフェといえばアラビカに行かないわけには行きません。
香港には9軒のアラビカコーヒーがありますが、さすがに全店舗制覇はできず、立ち寄れることができた3軒のアラビカコーヒーをレポートします。ちなみに日本には6軒(2024年1月現在)、中国本土には77軒のアラビカコーヒーがあります。
% Arabica Hong Kong Victoria Dockside
最初にご紹介するのは、ビクトリアハーバーの雄大な景色を眺めながらコーヒータイムを過ごせるアラビカです。
湾岸にあるK 11というショッピングセンターにあるアラビカです。しかし、ショッピングセンター内にあるのではなく、海に面したドックサイドにある独立した店舗です。
ここのアラビカは、金色に輝くキューブ型の店舗です。
なんと、金色のキューブことKUBEは、OMAのレム・コールハースとデイビッド・ヒアノッテンによる設計なんです。
金色のキューブの内部は真っ赤。この対比と背景の海と空。完璧なシチュエーションです。
▲ここの店舗だけメニューを貼っておきます。
カフェラテが45香港ドル、アメリカーノが40香港ドル。為替レートにもよりますが日本のアラビカより3割くらい高い感覚です。
基本情報
% Arabica Hong Kong Victoria Dockside
10:00 – 19:00 G/F, Kiosk 06, K11 Musea, 18 Salisbury Road, Tsim Sha Tsui, Hong Kong MAP |
% Arabica Hong Kong Star Ferry
香港の代名詞とも言えるスターフェリーの尖沙咀側(九龍半島側)乗船場内にあるアラビカは香港で2番目の店舗です。
アラビカ第一号店のディスカバリーベイのショップがなくなった現在は、一番古い店舗ということになります。
そのショップのサイズはアラビカコーヒー内で最小サイズです。
世界最小ショップだからこそ、濃縮したアラビカの世界観を堪能できます。窓の外には香港の旗がたなびいていました。
長いベンチがあるので着席できる人数は他店舗と変わりません。
▲スターフェリーの乗り場の階段を登ったところにあります。
スターフェリーに乗船しなくてもカフェ利用は可能です。
基本情報
% Arabica Hong Kong Star Ferry
9:oo – 20:00 Shop KP-41, Tsim Sha Tsui Star Ferry Pier, Hong Kong MAP |
PR
% Arabica Hong Kong IFC
香港中環にあるショッピングモールIFC内にあるアラビカです。
IFCにはブルーボトルコーヒーも入っていてるので、モール内で香港カフェ巡りだってできちゃいます。
エアポートエクスプレスの香港駅のほとんど駅ビルみたいな場所なので香港到着後のひと休み、あるいは帰国前の最後のコーヒーをアラビカで愉しめます。
基本情報
% Arabica Hong Kong IFC
8:00 – 20:00 Shop 1050, Level 1, IFC Mall, 1 Harbour View Street, Central, Hong Kong MAP |
また、日本には上陸していないカフェも巡りました。
古き良き時代の面影を残す店主のこだわりが詰まったカフェや宿泊したデザインホテルTHE FREMINGのすぐそばにあったカフェなど。
香港の建築とアートを巡る旅で出会った香港カフェ特集はその2へ続きます。
香港で建築とアートを巡る他の記事▼
PR