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鎌倉・逗子・葉山・横須賀で建築とアートを巡る®︎!3つの美術館+1と3つの海が見えるレストラン


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建築とアートを巡る®︎が鎌倉・逗子・葉山・横須賀で3つの美術館を巡り、海が見える3つのレストランで食事をする、建築とアートとグルメのショートトリップ湘南編を紹介します。

夜明けと同時に自動車で東京を出発し、逗子湾で日没を見届けてから東京へ戻る12時間ちょっとの旅です。

公共交通機関では1日で全部巡るのは難しいですし、湘南が観光客で溢れる夏の時期は渋滞があって自動車で巡るのも難しいルートですが、秋から春にかけての時期なら国道134号も比較的空いていて、鎌倉から横須賀までのエリアをドライブがてら巡るのにピッタリなルートです。

今回のルートで巡る美術館は「神奈川県立近代美術館 葉山館」、「山口蓬春記念館」それと「カスヤの森現代美術館」の3つ。時間があればさらに「横須賀美術館」まで足を延ばしてみることもできます。

▲6時半ころに首都高C1からレインボーブリッジを渡り、鎌倉方面への私たちの定番ルートである首都高湾岸線を南下。横浜でベイブリッジを渡って横浜横須賀道路(ヨコヨコ)からアプローチするのが渋滞も少なくてお好みです。夏のハイシーズンでも道路が渋滞する前に海にたどり着けます。

もちろん東京から第三京浜〜横浜新道〜原宿〜腰越みたいなルートでも、横羽線を使い混雑状況によって横浜新道かヨコヨコを選ぶみたいなルートでもOKです。

今回の最初の目的地は「神奈川県立近代美術館 葉山館」なのですが開館は9時30分。東京から自動車で1時間ほどの場所なのになぜ2時間も前に東京を出発するかというと、海を見ながら朝ごはんを食べるからです。


<bills七里ヶ浜>

今回の最初の目的地は「世界一の朝食」として有名な「bills (ビルズ)」の七里ヶ浜店。ここは朝7時からオープンしているので海を見ながら世界一のモーニングをいただき、美術館が開館するまでの時間を過ごせるのです。

▲眼の前は七里ヶ浜。湘南の中でも先取り精神に満ちた独特のカルチャーを持つエリアです。

暖かければテラスで食事をするのも良いでしょう。波があれば七里ヶ浜のリーフブレイクで波乗りをするサーファーを間近に見ることもできます。

▲まずオーダーしてみたいのは、あのレオナルド・ディカプリオが絶賛していた「リコッタパンケーキ」です。その名の通りリコッタチーズが練り込まれた濃厚なパンケーキ3枚にちょうど良い具合に熟れたフレッシュバナナとこれまた濃厚なハニーコムバターが付いて2,400円(税込み)。

billsはオーストラリアのシドニー発祥ですからサイズはオーストラリアンサイズです。大きめのお皿に山盛りされているので分かると思います。この後の美術館巡りここでしっかり食べておきたいです。

▲こちらは「アボカドトースト」でフレッシュコリアンダーとライムが付いて1,900円。しっかり食べるなら400円のオプションでポーチドエッグをオーダーしましょう。

スッキリした野菜としっかりしたパンの組み合わせは身体をシャキッとさせたいモーニングに最高です。

他にも名物のオージーブレックファスやプレートメニューなど盛りだくさんのブレックファストメニューが用意されています。

▲ドリンクはカフェラテ、税込み950円。コーヒー大国で酪農王国でもあるオーストラリア発祥ということで、現地のカフェラテにも負けない濃厚さを誇ります。

東京のbillsはどこも大混雑ですが海外第一号店でもある七里ヶ浜店はハイシーズン以外の平日ならそれほどの混雑はないようです。心配なら予約しておけば完璧です。

もし万が一朝からbillsがいっぱいなら早朝から営業している稲村ヶ崎や材木座のカフェを目指しても良いでしょう。

時間があればbillsの前の七里ヶ浜に降りてみるのも良いでしょう。

特に七里ヶ浜の駐車場は海と江の島と富士山と一望できるスポット。ということで、カメラファンも多いですし、インバウンドのお客さんも多いです。ここの最寄り駅は江ノ電の「七里ヶ浜駅」ですが隣が ”スラムダンクの踏切” で有名な「鎌倉高校前駅」なので、富士山がよりクリアに見える七里ヶ浜の駐車場まで移動してくるインバウンド客が多いようです。

夏の七里ヶ浜の駐車場は、クルマを停めボードの手入れをするサーファーたちやフリーマーケットに集う人で賑わい、湘南のビーチカルチャーの典型的な姿を見ることができます。

▲こちらは七里ヶ浜の駐車場から階段を下りてみたところ。

昔の七里ヶ浜と比べて砂浜が半分以下に狭くなっていることが分かります。波で砂が削られたのが大きいそうですが地球温暖化による海面上昇も関係あるのかなぁと気になります。

ここから神奈川県立近代美術館 葉山館まで真夏の週末を除けば自動車で20〜30分くらい。9時過ぎにくらいに七里ヶ浜を出発し、国道134号を走って渚橋の交差点を右に曲がって森戸海岸線を道なりに行けばちょうど葉山館の開館時間である9時30分ころに到着すると思います。

基本情報

bills七里ヶ浜

営業時間:7:00〜21:00

定休日:無休

住所:鎌倉市質ら1-1-1 MAP


<神奈川県立近代美術館 葉山館>

billsでたっぷりモーニングを食べた次は「神奈川県立近代美術館 葉山館」へ。

日本で最初の公立の近代美術館という歴史のある美術館です。

最初は鶴岡八幡宮の境内にありましたが、今は2003年に開館した葉山館と鎌倉別館の2つの施設に分かれています。坂倉準三が設計した最初の建物は今は「鎌倉文華館鶴岡ミュージアム」となっています。

葉山館は現代美術寄りの企画展、鎌倉別館は常設展やコレクション展と大雑把な役割分担をしてるようです。

葉山の一色海岸沿いに建つ葉山館からは一色海岸と相模湾、その先の伊豆半島や富士山まで見える眺望の良さが特徴です。

私たちが直近で訪問した際は横須賀出身の現代美術家、若江漢字とドイツの現代美術家ヨーゼフ・ボイスの展覧会《若江漢字とヨーゼフ・ボイス》展を開催していました。

▲庭に置かれた可愛らしい彫刻はイサム・ノグチの《こけし》。かつて鎌倉館に展示されていたものです。

他にも合わせて20点の彫刻作品が美術館の屋外に設置されています(2026年1月時点)。

展覧会を見た後に葉山館の庭園に設置された屋外作品を見て回るのもこの美術館の楽しみ方の一つです。なお庭園の作品は美術館の観覧料不要で鑑賞可能です。(月曜日は立ち入り不可)

庭園の最も海岸に近い場所は西雅秋が設計した展望ポイントです。一色海岸と葉山御用邸、伊豆半島、富士山まで見通せます。周囲にボートをひっくり返したようなコンクリート製のオブジェが数基転がっていますが、それらが西雅秋の《大地の雌型より》という作品です。

庭園には李禹煥やアントニー・ゴームリーに若林奮など大御所も含めた様々なアーティストの作品が並んでいます。

基本情報

神奈川県立近代美術館 葉山館

開館時間:9:30〜17:00

休館日:月曜日、年末年始、展示替期間

住所:三浦郡葉山町一色2208−1 MAP


<オランジュ・ブルー>

葉山館で展覧会を見たり庭園を散策したところで絶景美術館の絶景レストラン「オランジュ・ブルー」でランチにしてみます。

眼下には一色海岸と小磯の鼻、その先には長者ヶ崎が見えるまさに絶景。東に目を向ければ相模湾と伊豆半島。

全席が窓際オーシャンビューというロケーションでランチとかしていると日々の細かいことは忘れてしまいますね。

▲今回はランチでパスタを選択、税込みで1,600円。

めちゃくちゃオシャレで敷居が高そうなレストランみたいに思われていて実際メニューには高そうなコースとかいろいろありますが、地元も含め多くの人が食べているのはパスタとかハンバーグとかカレーみたいです。

ハイシーズンになってくると開店前から行列になったりしますが、そうでなければランチタイムさえ外せばのどかな湘南のレストランです。なお、支払いは現金のみです。

定休日は美術館と同じ月曜日ですが、美術館が展示替えで休館中でもここオランジュ・ブルーは営業しています。また美術館のチケットも不要で利用することができます。

▲ガラス窓のオーシャンビュー先には有名なテラス席があります。

身を乗り出せば富士山まで見える絶景なのですが、食べ物を狙って海鳥がやってくるので食事をすることはできません。カフェとして利用するか食事後にドリンクを持って移動して利用します。

▲オランジュ・ブルーでゆっくり休んだら「葉山しおさい公園」との間の小路「しおさいこみち」を抜けて一色海岸の砂浜へ出てみましょう

この小路はMVやCMなどでよく使われますから、行ってみればきっと ”見たことある!” となります。

時間があれば葉山御用邸前の小磯の鼻まで足を延ばしたり、飽きるまで海を見ていたりしたい場所です

基本情報

オランジュ・ブルー

営業時間:10:00〜17:00 (ティー)、11:00〜15:00 (ランチ)

定休日:月曜日

住所:三浦郡葉山町一色2208−1 MAP


<山口蓬春記念館>

吉田五十八

神奈川県立近代美術館 葉山館でアート鑑賞してオランジュ・ブルーで海を見ながらランチして、次は葉山館のすぐ近くにある「山口蓬春記念館」へ。

葉山館から自動車で30分ほどで行ける山本理顕設計の「横須賀美術館」へ行くのもアリなのですが、長期休館中なので今回は山口蓬春記念館です。

山口蓬春(やまぐち・ほうしゅん)は皇居の杉戸絵《楓》を描くなどした昭和の日本画家で文化勲章の受章者です(文化勲章はこの記念館に展示されています)。

戦後葉山に住むようになり、その邸宅の増改築を吉田五十八(よしだ・いそや)が手がけています。

この写真の「画室」は吉田五十八によって増築された部分。御殿場の旧岸信介邸や大磯の吉田茂邸などにも通じる造りです。

二階は旧画室で新しい画室が出来てから座敷として使われていたそうです。

この窓からも一色海岸が良く見えます。

吉田五十八により増改築された数寄屋造りの画室。

大江匡によるモダンな門から始まるアプローチや玄関とモダンな日本建築の組み合わせで一度は訪問しておきたい美術館です。

基本情報

山口蓬春記念館

設計:吉田五十八

開館:1991年 (平成3年)

開館時間:10:00 – 16:30

休館日:月曜日、年末年始、展示替え日、館内整備日

入館料:一般 600円、高校生以下 無料

住所:三浦郡葉山町一色2320 MAP


<カスヤの森現代美術館>

神奈川県立近代美術館 葉山館と山口蓬春記念館を後にして向かう先は横須賀の山中にある「カスヤの森現代美術館」。

ヨーゼフ・ボイスなど現代美術を中心にした常設展示や企画展を開催している私設美術館です。

開館は1994年。横須賀出身の現代美術家、若江漢字とその妻の栄戽(はるこ)さんのご夫婦で運営されています。

神奈川県立近代美術館 葉山館で開催されていた《若江漢字とヨーゼフ・ボイス》展の若江漢字その人です。

なお、葉山館での展覧会中(2026年2月23日まで)は葉山館のチケット半券を持参すると割引料金になる相互割引が適用されています。

企画展は年に4〜5回、若手アーティストを中心に開催されていますが、それ以外に特筆すべきなのが充実の常設展示室。

第一展示室では収蔵品であるヨーゼフ・ボイスの作品が展示されています。若江夫妻は70年代からボイスとの交流があり、ボイスの身近にいたからこその資料や作品が展示されているのが特徴です。

新館の第三展示室には李禹煥、ナムジュン・パイク、宮脇愛子の作品が展示されています。

新館にはその名も「若江漢字展示室」があり本人の作品が展示されていますし、さらには「松澤宥展示室」という松澤宥の作品が常設展示されるている部屋まで。草間彌生が師と仰いだ孤高のコンセプチュアル・アーティストである松澤宥(まつざわ・ゆたか)」の専門展示室なんて世界中で多分ここだけです。

▲最近建物にも少し手が入ったみたいです。

竹林が生い茂る敷地地内には宮脇愛子の屋外作品や不思議なオブジェが並び、それらを見ながら散策するのも楽しいです。

小さい私設美術館ですが内容はとても充実しているおすすめの美術館です

基本情報

カスヤの森現代美術館

開館:1994年

開館時間:10:00 〜 17:30

休館日:月・火・水、展示替え期間

入館料:一般 800円、学生 600円

住所:横須賀市平作 7-12-13 MAP


夏だったらカスヤの森現代美術館から横浜横須賀道路経由で15分ほどの「横須賀美術館」へ行って夕暮れの東京湾を見ながら「アクアマーレ」でディナーというのも良いのですが、日が落ちるのが早い季節はサンセットを見ながら早めの夕食ということで、逗子方面へ戻ります。

カスヤの森現代美術館から国道134号に戻って海沿いに北上するのが景色としても良いんじゃないでしょうか。

途中では「葉山灯台」と「菜島の鳥居」さらに富士山まで見えてきます。こういうのを見るとテンション上がりますねぇ。

海沿いには眺望で有名なカフェやレストランがいっぱいありますが、今回はそうした定番店はパスして新しくも懐かしいカフェを利用してみました。

<なぎさ橋珈琲>

向かった先は逗子渚橋の「なぎさ橋珈琲」です。

かつて売上日本一を誇ったデニーズ逗子店があった場所にできたカフェというか実態はファミレスです。

▲変形六角形の看板にテラス席。

まんま逗子のデニーズですが、数年前にデニーズ時代の雰囲気を残したままリニューアルしたそうで、建物自体は新しいです。

以前は森戸海岸にも絶景のデニーズがあって逗子店が閉店してからはそちらを利用していた人も多いと思います。今はもうどちらも無くなってしまいましたが、逗子デニーズの跡地がこんな感じなら今まで通り使えそうですね。

また逗子海岸の一等地にあるイタリアン「カンティーナ」もいつの間にか大戸屋系列になりリニューアルしています。

”珈琲店” ですけど大戸屋系列なので食事メニューも充実しています。

写真は「ホットチリトマトチーズバーガー」。「なぎさバーガー」と並ぶ人気メニュー。他にもパスタやグラタンなど洋食メニューが充実していて普通にレストランして利用できます。

朝も7時から営業しているので「なぎさ橋珈琲」から1日をスタートするのも良いと思います。

元は逗子のデニーズですからロケーションも最高。

眼の前は逗子湾、遠くに江の島、さらに天気が良ければ富士山も見えます。

▲今回は窓際の席に陣取って、ハンバーガーを頬張りながら、刻一刻とその姿を変えるマジックアワーの逗子湾と富士山を眺めながら時間を過ごしてみました。

▲太陽が相模湾に沈む寸前、真っ赤に染まった雲と富士山。

その手前に見えるのが江の島です。

太陽が沈んだ後はさらに西方の空が夕焼けに染まってきます。

伊豆や静岡の方はまだまだ夕焼けですが湘南はかなり暗くなってきていて、江の島や国道134号線沿いは灯りが点いています。

たっぷり日が暮れてお腹もいっぱいになったら帰ることにしましょう。ここからなら長柄のトンネルを抜けて逗葉新道(100円)経由で逗子ICから横浜横須賀道路に入れば東京まで1時間くらいです。

基本情報

 なぎさ橋珈琲

営業時間:7:00〜22:00

定休日:無休

住所:逗子市桜山9-1-10 MAP


1日で葉山と横須賀の美術館を3つ巡り、朝昼夕の食事を海の見える場所で食べるといショートトリップをしてみました。

季節によってはさらに横須賀美術館を加えてみたり、ビーチにいる時間を長めにしてみたりするのも良いでしょうし、他の海が見えるレストランを利用するなど好みによってアレンジするのも楽しいですね。

私たちも葉山館や横須賀美術館の企画展のたびに美術館を中心にカフェや寺院などテーマを決めては巡っています。でも京都などと同じで何度訪れても新しい発見があるのが鎌倉・逗子・葉山エリアの魅力です。

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