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駒場エリアで建築とアートを巡る®︎!槇文彦、高松伸、山田守から内田祥三。カフェや人気ベーカリーも


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建築とアートを巡る®︎が実際に巡った駒場エリアを紹介します。

目黒区ではあっても渋谷区や世田谷区の方に盲腸のように突き出ている目黒区駒場と渋谷区富ケ谷の一帯には、東京大学の駒場キャンパスや日本民藝館、駒場公園といった施設があり、しかも渋谷区松濤から続く高級住宅地でもあります。

このエリアに点在する建築とアートそして文学を巡ってみました。さらにカフェや大人気のベーカリーも紹介します。

今回は小田急線代々木八幡駅(または地下鉄千代田線代々木公園駅)からスタートし駒場エリアを巡って井の頭線駒場東大前駅をゴールにするルート。すべて徒歩で巡れて所要時間は3〜4時間くらい。休日の建築とアート巡りを目黒区駒場でどうぞ。


<東京キリストの教会>

槇文彦

まずは「東京キリストの教会」へ。

代々木八幡または代々木公園の駅から山手通りに出て池尻方面へ5分ほど。

日本人として2人目のプリツカー賞受賞者である槇文彦の教会建築です。

火曜日から金曜日には信者でなくとも建物の見学を受け入れています。ただし事前に予約が必要です。

三角形の窓を始めあちこちに三角形を見出すことができるこの建物、竣工は30年以上前の1995年ですが、木村拓哉が出演したドラマ「協奏曲」の中に登場する教会としても有名です。

基本情報

東京キリストの教会

竣工:1995年

教会建物見学:火曜日から金曜日の10時から16時。要予約。

住所:渋谷区富ケ谷1−30−17 MAP


<東海大学 渋谷キャンパス>

山田守

槇文彦の教会から山手通りを渡って住宅街の中を徒歩数分、山田守の「東海大学 渋谷キャンパス」が見えてきます。

今はもう校舎としては使われていない渋谷キャンパスの建物です。

この渋谷キャンパスを設計した数年後にさらに巨大な湘南キャンパスを設計するのですが、平塚まで行かなくても駒場で同じような山田守建築を見られるのは嬉しいです。

ちなみにこれは青山のアイビー通りに建つ旧山田守自邸(かつての蔦珈琲店)です。

自邸も同じようなテイストでまとめていてこだわりが感じられます

基本情報

東海大学 渋谷キャンパス

竣工:1995年

見学:立入禁止

住所:渋谷区富ケ谷2-28-4  MAP


<フレッシュネスバーガー 富ケ谷店(1号店)>

渋谷キャンパスから上原の方に出て次の目的地へ向かう途中にアーリーアメリカン風な小さな建物が目に入ります。

この「フレッシュネスバーガー 富ケ谷店」はフレッシュネスバーガーの第1号店。

ほぼ創業当時のまま今も営業しています

基本情報

フレッシュネスバーガー 富ケ谷店 (1号店)

開業:1992年

開店時間:10:00 – 21:30

住所:渋谷区富ケ谷 2-23 MAP


<アーステクチャー・サブワン>

高松伸

フレッシュネスバーガーから代々木上原駅方面へ徒歩数分、切り刻んだレモンのような不思議な造形が目に入ります。

これが高松伸の「アーステクチャー・サブワン」。オフィスビルです。

オフィス機能は地下に埋まっていて、地上に見えているこれはトップライトなのだそうです。

いつかオフィス内部も見学してみたいものです

基本情報

アーステクチャー・サブワン

竣工:1991年

住所:渋谷区上原2-30-4 MAP


<BUNDAN COFFEE & BEER>

アーステクチャー・サブワンに仰天したら次は近くの「文壇カフェ」でひと休み。

駒場公園の正門から入って左手に進むと「日本近代文学館」があります。

散逸のおそれがあった日本の近代文学の資料を収集・保存する施設で、誰でも利用(有料)できますし、定期的に企画展も開催されています。

そしてここのミュージアムカフェが「BUNDAN COFFEE & BEER」、通称「文壇カフェ」です。

文壇カフェを名乗るだけにメニューも文学者や小説のタイトルなど文学関係から取られています。

写真のこれは《「ハードボイルド・ワンダーランド」の朝食セット》。

1985年の村上春樹作品「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」における主人公の最後の晩餐(朝食)を再現してみたそうです。

これは《シェイクスピアのスコーン》。カボチャのスコーンです。

なぜシェイクスピアなのというと「マクベス」に出てくるスクーン宮殿とスコットランド王の戴冠式が行われる「スクーンの石」がスコットランドのお菓子であるスコーンの語源だからだそうです。

他にもコーヒーの種類が芥川龍之介と寺山修司と森鴎外と中島敦だったり、メニュー名とその解説が楽しくてメニューを読むだけでも時間を過ごせます。

もちろん店内の書籍も自由に読むことができて、まさに本好き、文学好きのためのカフェ。

カレーやドリアなどの軽食もあるのでランチ利用も可能です。

基本情報

 BUNDAN COFFEE & BEER

営業時間:9:30 – 16:20 (L.O. 15:50)

定休日:日曜日、月曜日、第4木曜日

住所:目黒区駒場4-3-55 (日本近代文学館内) MAP


<旧前田家本邸 洋館・和館>

日本近代文学館と文壇カフェがある目黒区立駒場公園は加賀百万石を治めていた前田侯爵の邸宅跡地です。

▲日本近代文学館の前庭から見える洋館が「旧前田家本邸 洋館」。

1929年竣工のレトロ建築として有名です。

▲これが「旧前田家本邸 洋館」とその入口。

イギリスのカントリーハウスを意識しているようです。

▲アーチやその装飾など見所もいっぱい。

ほぼ同年代に建てられた旧朝香宮邸(現在の東京都庭園美術館)と見比べてみるのも面白いと思います。施主の遊学先がロンドンかパリかという違いなんですかねぇ。

▲洋館の隣には「旧前田家本邸 和館」。

あまり見学者も多くなく、畳敷きの部屋から静かに庭を眺めたりできます。

▲秋になれば敷地内も紅葉します。

近くの東大駒場キャンパスの銀杏並木と併せ、駒場の秋の見所です。

基本情報

旧前田家本邸 洋館・和館

開館時間:9:00 – 16:00

休館日:月曜日、火曜日(和館は開館)

見学料:無料

住所:目黒区駒場4-3-55 MAP


<日本民藝館・西館>

日常品の中に宿る「美」に着目し無名の職人達が作った民衆的工芸品を「民藝」と名付けた柳宗悦らにより開設された「日本民藝館」。

ほとんど駒場公園に隣接しているのですが、駒場公園の出入り口の関係で旧前田家本邸からも日本近代文学館からも徒歩10分弱という場所にあります。

▲受付などがある本館は旧館と新館に分かれていて、旧館の方は柳宗悦が中心となり設計されたもので1936年に竣工。

特別展などはこちらの本館で開催されます。

▲道の向かいに建つ西館(旧柳宗悦邸)。

こちらは柳宗悦設計で1935年竣工。1961年に柳宗悦が亡くなるまで実際に生活していた建物です。

どちらも100年近く前の建築ですので鑑賞にあたってはいろいろ制限や注意事項があります。詳しくは公式サイトで確認してください。

基本情報

日本民藝館

開館時間:10:00 – 17:00 (西館は〜16:30まで)

休館日:月曜日

西館開館日:第2・3水曜日、第2・3土曜日

入館料:1,500円

住所:目黒区駒場4-3-33 MAP


<東京大学 駒場キャンパス・駒場博物館>

「日本民藝館」の次は最後の目的地、東大駒場キャンパスへ。

そこは ”内田ゴシック” で知られる内田祥三建築の宝庫です。

日本民藝館から裏口で駒場キャンパス内へ入ることもできますが裏口から東大というのもあれなので、駒場通りから井の頭線沿いに歩いて駒場キャンパスの正門から入ってみます。業務で入構する人以外はほとんどフリーパスで入れます。

正門から入って真正面に建つのが「1号館」。内田祥三と清水幸重による設計で旧制一高の本館(時計台)として建てられたもの。

見ての通り本郷キャンパスの安田講堂と同じ様式です。

▲これは「東大 駒場博物館」。もちろん内田祥三設計で旧制一高の図書館として1935年に建てられたものです。

通常は中に入れませんが、年に数回開催される特別展の時は誰でも無料で入館できます。

▲やはりアーチが美しい。

正門から1号館に向かって右手にあるのが「駒場博物館」。そして向かって左手、博物館と対称の位置に建つのが「900番教室」。かつて三島由紀夫が全共闘と討論会を行ったことで有名です。

900番教室は旧制一高の「講堂」で設計はもちろん内田祥三。駒場博物館と900番教室はそっくりなので見間違えないようにしましょう。

東大駒場キャンパスで一般的に有名なのはあの「銀杏並木」かもしれません。1号館の裏を通る「銀杏並木」や「銀杏横丁」は秋になると外苑の銀杏並木と同じように銀杏の木が黄色に色づきます。タイミングが合えば銀杏見物と博物館見学そして建築巡りをまとめて出来てしまいます。

基本情報

東京大学 駒場キャンパス 駒場博物館

開館時間:10:00 – 17:00

休館日:火曜日

入館料:無料

住所:目黒区駒場3-8-1 MAP


<ル・ルソール>

東大駒場キャンパスで終わっても良いのですが、駒場東大前駅には行列ができる大人気ベーカリーがあるのでお土産用にちょっと覗いてみます。

駒場キャンパスの正門を出ると目の前が駒場東大前駅の東口ですが、’ここでいったん井の頭線沿いに歩いて西口へ向かいます。

パン好きの間では絶大な人気を誇るベーカリーです。

週末には行列必至ですが並んでも買う価値のあるパンが揃っています

▲クッキーなどの焼き菓子、惣菜パンそして食事パンまで。

駒場のお土産としてもその日の食事としても見逃せないベーカリーです。

基本情報

ル・ルソール

営業時間:9:00 – 17:00

定休日:月曜日

住所:目黒区駒場3-11-6 MAP


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