東京都内には公立私立、大小さまざまな美術館があります。東京にある数多くの美術館の中から、絶対に行くべき美術館をテーマごとに紹介する特集です。今回は、美しくて広くて気持ち良い庭園がアピールポイントの絶対に行くべき東京の美術館を3つご紹介します。
都心のアクセス便利な場所にあってこの優雅な庭園!?という美術館です。都内で自然豊かな庭園散歩と美術鑑賞の両方を楽しむことができる場所です。
常設展、企画展などの展覧会はもちろんのこと、ミュージアムカフェもミュージアムショップも充実している上に、周辺の散策も楽しい都会の美術館3選です。
ここで紹介する美術館は、すべて建物及び庭園に入るためには要チケット(入場料)となります。
PR東京都庭園美術館
その名前に「庭園」がつく、東京にある庭園が美しい美術館の最高峰と言っても過言ではない公立美術館です。
また、皇族朝香宮様の邸宅として建てられた歴史を持つ建築は、アールデコのデザイナーアンリ・ラパンらが手がけており、建物そのものが巨大な美術品とも言えます。
ですから日本で現存するアールデコ建築として非常に貴重な存在であり、所蔵作品同様に建築そのものの保存と管理にも力を入れています。
さらに、2022年7月には世界的建築家の妹島和世が新館長に就任しています。2013年には現代美術家の杉本博司をアドバイザーに迎え、美しい新館もオープンしました。新館にはテラス席が大人気のミュージアムカフェCafe TEIENがあります。
今年開館40周年を迎えた東京都庭園美術館で優雅な時間を過ごしてみませんか。
展覧会
毎年春の恒例となった庭園美術館の建築そのものを見ることに主軸を置いた展覧会です。
庭園美術館初訪問の方には特におすすめの展覧会です。
建物公開2023 邸宅の記憶
2023年4月1日(土)-6月4日(日)
通常撮影禁止が多い庭園美術館ですが、建物公開2023では撮影可能です。
また、庭園美術館は、茶室のある日本庭園まであり、和洋の庭園を楽しむことができるのも特徴です。
展覧会の詳細▼
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▼アンリラパンによるアール・デコ建築
▼運が良ければ出会える庭園美術館の素敵なシーン
▼ミュージアムカフェCafe TEIEN
▼庭園美術館の茶室
開館40周年記念イベント▼
基本情報
東京都庭園美術館
料金:一般1000円、大学生800円、中高生・65歳以上500円 写真撮影は展覧会ごとに異なる 東京都庭園美術館(本館+新館) 東京都港区白金台5-21-9 MAP アクセス:JR山手線目黒駅東口、東急目黒線目黒駅正面口より徒歩7分 都営三田線・東京メトロ南北線白金台駅1番出口より徒歩6分 |
根津美術館
その広大な日本庭園内には、茶室や神社、数多くの石塔、石仏など、南青山とは思えない風光明媚な光景が広がっています。
美術館の建築は世界的建築家の隈研吾が手がけ2009年にリニューアルオープンしました。
また、素晴らしいのは広大な庭園だけではなく東武鉄道の社長などを務めた実業家初代根津嘉一郎(1860~1940)が蒐集した珠玉のコレクションの数々です。
その数なんと7000点。その中には、国宝7点、重要文化財88点、重要美術品95点が含まれており、国立の美術館並み、またはそれ以上の所蔵品を目にすることができます。
▲隈研吾の建築は落ち着いた和モダンな空間です。
▲四季折々の風景が楽しめる広い庭園は都会のオアシスです。
▲吹上の井筒からは今でも地下水が吹き出しています。
▲新緑の季節は富に美しい
▲薬師堂 さながら青山の小京都のようです。
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展覧会
特別展 国宝・燕子花図屏風 光琳の生きた時代 658~1716
2023年4月15日(土)~5月14日(日)
毎年連休にかけて公開される尾形光琳の国宝・「燕子花図屏風」と共に美術館の庭園に咲く本物の燕子花が合わせて見られる根津美術館で最も人気の展覧会です。
尚、根津美術館は日時予約制です。
すでに今年の連休期間中の予約が始まっていますので急げ!→予約はこちら!
何度も通う私のオススメなど根津美術館の詳細▼
青山のミュージアムカフェ特集▼
基本情報
根津美術館
展示室内撮影禁止 東京都港区南青山6丁目5−1 MAP アクセス:東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線表参道駅下車A5出口(階段)より徒歩8分 |
岡本太郎記念館
庭園と呼ぶには少し狭い、というか現実的な広さの庭ですが、その濃度や密度に関しては右に出る者がいないでしょう。
のびのびと生い茂ったシダなどと一緒に無造作に置かれているのは、岡本太郎の立体作品です。
▲散策というよりは探検
庭の自然と一体化した作品達はなんだかイキイキとして見えます。
ここは、岡本太郎が42年間生活した家であり、たくさんの作品を制作したアトリエでもあります。設計はル・コルビジェの弟子の1人坂倉準三によるもの。
まるでついさっきまで岡本太郎が制作をしていたかのようなアトリエ空間や、太郎が談笑している声が聞こえてきそうなサロンの窓から見える庭の風景は、かつて太郎が見たままの風景です。
PR展覧会
岡本太郎記念館では、毎回設定したテーマに則した岡本太郎の企画展を開催しています。
今年のGW期間中に見られる展覧会は、岡本太郎の創造のプロセスを追体験する内容です。
「衝動の爪あと」展
2023年3月24日(金)〜2023年7月9日(日)
岡本太郎記念館の詳細▼
基本情報
岡本太郎記念館
一般¥650、小学生¥300 写真撮影可能 港区南青山6丁目1−19 MAP アクセス:東京メトロ千代田線、半蔵門線、銀座線表参道駅より徒歩約8分 |
庭園が美しい美術館マップ
連休に行くべき庭園が美しい美術館編のマップを用意しました。参考にしてください。地図をタップすると大きくマップが開きます。
GW美術館特集▼
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