六本木の東京ミッドタウンホールにて、エルメスHERMÈSの2022年のテーマ「軽やかさ」をキーワードに映像を通してその世界観を堪能する”詩と映像で綴るスペクタクル「軽やかさの工房 LA FABRIQUE DE LA LÉGÈRETÉ―」”を鑑賞してきました。(会期終了)
なんと!この体験型イベント エルメスシアターは世界に先駆け、日本で初めて一般公開されたのです。
最初はただ映像を観るだけだと思っていたのですが、実際は全然違いました。
エルメスはこれまでにも上野の表慶館や国立新美術館、六本木ヒルズなどでさまざまな展覧会を開催しています。それはいつも趣向を凝らしたエルメスらしい内容なので、今回も期待を胸にミッドタウンへ。
会場のあるミッドタウンの地下は至る所エルメスでした。▼
PR6つの物語
「軽やかさの工房」の世界を創り出すのは、ベルギー出身の映画監督であり演出家のジャコ・ヴァン・ドルマルと振付家のミシェル・アンヌ・ドゥ・メイ、そしてダンスカンパニー・アストラガルです。
実際にパフォーマー達がそこで繰り広げるパフォーマンスと映像とその両方を同時に鑑賞するものでした。
それぞれのセットと実際のパフォーマンスの際の写真を章ごとに見ていただきます。
タイトルは「ペガサスと6つの軽やかさを探す旅」
この想像の物語は、伝説によると天を駆ける馬ペガサスには6頭の子馬がいたことからの引用で6幕で構成されています。
SCENE I | 反転した世界
カメラもジオラマも回転します。▼
セットだけの様子▼
SCENE II | 渡り手袋の飛翔
エルメスの手袋をつけたパフォーマーがジオラマの前で見せる手だけのダンスです。▼
手前のジオラマは全部で4種類あります。▼
PRSCENE III | サーカス
いわゆる指人形のパフォーマンスです。▼
セットだけでも可愛い▼
SCENE IV | だまし絵
このパフォーマンスが一番面白かった。▼
カメラを通した映像と実像を両方見られるのがこのパフォーマンスの面白いところです。▼
PRSCENE V | 四つの鞄のオペラ
ケリーバックがオペラを歌います。出演者?が一番エルメスらしいパフォーマンス▼
歌い終わったケリーバックは口を閉じています。▼
SCENE VI | 無重力
真上から撮影したものとジオラマを合成した映像が大画面に映し出されます。
最終章はドラマティック。▼
本当の人間が演じます。▼
指人形やケリーバッグではなく、本当の人間が演じるので一番大きい舞台です。▼
1章おおよそ5分くらいで、移動なども含めて6章全て終わるのに40分弱です。
フィナーレは全員前に出てご挨拶。▼
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鑑賞前に知っておきたいこと
会場内には6つのセットが組まれ、それぞれの演目が終了するごとに、パフォーマーも観客も移動します。手前の部屋に4つのセット、奥の部屋に2つのセットが組まれていました。
写真は1章の後2章のセットへ移動中です。▼
演目が終了した後はセットだけの見学の時間が設定されています。思い思いにセットを自由に見学できます。ただし見るだけでセットに近づくことはできません。
写真は1−4章までのセットが組まれていた部屋です。▼
手前の黒いところに腰掛けて鑑賞するのですが、全員は座りきれないので、立ち見の人もいます。観客は全部で80人くらいはいたと思います。▼
ホールの壁は全て吸音材で覆われていました。▼
写真も動画も撮影可能です。ただしフラッシュは禁止。中はとても暗いのであらかじめフラッシュをオフにしておきましょう。
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鑑賞は予約制
「軽やかさの工房」を鑑賞するには予約が必要です。しかし、現在全日程の予約が埋まっているようです。
会期前は予約できましたが、これからの場合、予約サイトをチェックしてキャンセルが出るのを待つしかないようです。
基本情報
「軽やかさの工房」エルメスシアター 詩と映像で綴るスペクタクル 会期終了
2022年6月12日(日)~21日(火) 入場無料 事前予約制
13:30/15:15/17:30/19:15 1日4回入替制
六本木 東京ミッドタウン・ホール
東京都港区赤坂9丁目7-2 MAP
アクセス:都営大江戸線六本木駅8番出口より直結、東京メトロ日比谷線六本木駅より地下通路にて直結、東京メトロ千代田線乃木坂駅3番出口より徒歩約3分