原宿駅前のJingでVeuve Clicquot Solaire Culture(ヴーヴ・クリコ ソレール カルチャー)
~太陽のように輝く250年の軌跡~』が始まりました。
この展覧会は、今後巡回予定の世界4か国(アメリカ、オーストラリア、南アフリカ共和国、イギリス)に先駆けて日本で世界初公開です。
PRJING
原宿の駅前にあるJINGは、これまでにも様々なイベントを開催してきました。2021年3月にはルイ・ヴィトンによる「LOUIS VUITTON &」を開催。鮮烈だった池田亮司作品はもう一度観たい!コロナ真っ只中での開催だったので開業時間を短縮しての開催でした。
最近では2022年2月、ヒョンデのポップアップストア「Hyundai House Harajyuku」で長坂常による「旅する住まい」は記憶に新しいところです。
JING/ジングは不動産の所有者はヨドバシホールディングスです。コロナ前の2019年1月に電通とサニーサイドアップの共同運営で開業しました。2020年の東京五輪を見込んでの施設のため、神宮とJAPANを掛け合わせてJINGと命名。
しかし、しかし、誰も予想できなかった感染症の世界的大流行で五輪は延期で無観客。色々当てが外れてしまったのはこの施設に限ったことではありません。
とはいえ、先日鑑賞したエルメスによる「軽やかな工房」といい、JINGで開幕したヴーヴクリコの「Veuve Clicquot Solaire Culture~太陽のように輝く250年の軌跡~」と言い、だんだん世の中が、そして余力のある企業が予算をかけたPRイベントを復活させつつあるのは、段々通常モード戻りつつあるいい兆しということでしょう。
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展覧会
最初に迎えてくれのは、日本を代表するアーティストの草間彌生の作品です。今回の展覧会で出品されている作品は全て女性アーティストによるものです。
この展覧会のキュレーターカミーユ・モリノーと、空間デザイナーのコンスタンス・ギセの指揮のもと10人の女性アーティストの作品とヴーヴ・クリコの250年の歴史を紐解く展覧会です。
マダム・クリコの肖像
冒頭は女性アーティストが描くマダム・クリコの肖像です。
日本の女性アーティストを代表するのはやっぱり草間彌生でしょう。まずは草間彌生のマダム・クリコの肖像から展覧会はスタートします。
左から草間彌生、フランス人アーティストのイネス・ロンジュヴィアル、イギリス人アーティストのシシ・フィリップス。
この並びで草間彌生が別格だということがわかります。▼
右はイギリス人アーティストのロージー・マクギネスの作品。
次のコーナーではヴーヴクリコの歴史を語る上で欠かせない存在、マダム・クリコの年表です。▼
PRマダム・グリコの発明
マダム・クリコの3つの象徴的な発明を3名のアーティストが表現します。
日本の漫画家 安野モヨコ氏はヴィンテージ シャンパーニュの発明を描いています。▼
ブレンド法によるロゼ シャンパーニュの発明をテーマに描いたのはイラストレーター ペネロープ・バジュー(仏)▼
品質を保ちながら澱を取り除くことを可能にした動瓶台の発明を描くのはイラストレーター オリンピア・ザニョーリ(伊)▼
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ヴーヴクリコメゾンコレクション
フィンランド沖のバルト海で170年前に沈んだ船から見つかったヴーヴクリコのシャンパンボトルの展示のなどで驚いた後はヴーヴクリコの世界。
ヴーヴクリコメゾンコレクションです。
ヴーヴクリコとアーティストやデザイナーとの協働が勢揃いです。
草間彌生との協働「ラ・グランダム」2012年▼
大地の芸術祭にも参加しているアーティスト パブロ・レイソノデザインの「夢見る木」2008年▼
フランス人インテリアデザイナーのアンドレ・プットマンデザイン 2005年▼
プットマンボックス 2005年▼
他にも見ていて飽きないヴーヴクリコメゾンコレクションの数々です。▼
彩り豊かな展覧会のイメージカラーを用いたカウンター▼
隣の個室ではヴーヴクリコの四季をデッキチェアでリラックスしながら見られます。▼
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2階へ
2階の最初は音楽や物語に没入体験できるコーナーです。▼
球体に頭を入れて好きな音楽に没入するマシーン。周囲は静かなのに、この球体の中は大音量です。▼
3つのアート
展覧会の最後を飾るのは3つの作品です。
この巨大インスタレーションは、シーラ・ヒックスの作品です。▼
シーラ・ヒックスは大胆な色使いによるテキスタイルを使ったインスタレーションを数多く発表しています。
白い空間に映える色彩▼
モニーク・フリードマンの作品は靴を脱ぎ、竹と布でできた空間に入ることができます。▼
タシタ・ディーン「6色の太陽」11分の映像作品です。▼
PRブティック&レストラン
最後はブティック&レストランです。
草間彌生の特別ボトルのシャンパンも購入可能です。▼
展覧会テーマカラーのグッズも美しい▼
こちらは通常のヴーヴクリコグッズです。▼
レストランのインテリアも素敵。▼
カウンターバックにはたくさんのシャンパンボトルが▼
グラデーションの椅子は折り紙のようでかわいい。▼
ヴーヴクリコのシャンパンを頂きながら食事もできます▼
オレンジ色が美しいヴーヴクリコのシャンパンボトルは、折に触れ目にしてきましたが、250年の歴史は知らないことばかりで、目から鱗でした。
10人の女性アーティストによる作品もみな個性的で素晴らしいのですが、何よりコンスタンス・ギセが魅せる空間デザインは圧巻!
お酒の呑めない私はアートと空間に酔いしれてきました。
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鑑賞するには
この展覧会を鑑賞するには事前予約が必要です。ヴーヴクリコ公式LINEアカウントからの予約になります。
基本情報
Veuve Clicquot Solaire Culture ~太陽のように輝く250年の軌跡~
2022年6月16日(木)~7月10日(日) 事前予約制
11:00~21:00 無休(最終入場時間:20:00)
jing (ジング)
東京都渋谷区神宮前6丁目35−6 MAP