8/30から始まった展覧会「話しているのは誰?-現代美術に潜む文学-」を国立新美術館に観にいってきました。
この展覧会はクリスチャン・ボルタンスキー展や今度始まるカルティエ「時の結晶」展のように主催に新聞社が入ったものではなく、国立新美術館の単独主催の企画展です。
国内外で活躍する日本の現代美術家6名によるグループ展です。
6名の作家は1950年代から1980年代生まれまでと幅広く、
表現方法も映像や写真を用いたインスタレーションをはじめとして多岐にわたります。
これら6人の作家の作品に共通するのは、
作品に文学の要素が色濃く反映されていることです。
展覧会場は撮影可能です。
展覧会のスタートは田村友一郎の作品から▼
次の部屋はミヤギフトシの映像と写真作品です。▼
小林エリカ作品
展示室全体がインスタレーションのような会場構成。
指に炎がともる写真作品「わたしのトーチ」は
この展覧会のメインビジュアルにもなっています▼
豊嶋康子作品
作品のディティールです。
木のパネルを彫刻刀で彫り絵を浮かび上がらせる手法のものもあります▼
最後は北島敬三の写真作品▼
山城知佳子の作品は映像なのでここでは割愛します。
32分間の映像作品なので、時間に余裕を持って出かけることをお勧めします。
展覧会鑑賞後に美術館の外に出ると
吉岡徳仁の「光庵」が息をひそめるように存在していました▼
話しているのは誰?
-現代美術に潜む文学-
国立新美術館 企画展示室1E
8月28日(水)~11月11日(月) 火曜休館
10:00~18:00 (金・土:8・9月〜21:00、10・11月〜20:00)