実際に私がまわった今、青山・表参道界隈で観られるおすすめの展覧会情報。猛暑を吹き飛ばすくらい楽しい、美しい作品の数々を堪能しましょう。
道中は暑いけれどギャラリー空間は涼しいですよ。
PRフェリペ・パントン「Manipulable」
2022年6月3日(金)〜 7月17日(日) 会期終了 12:00-19:00 月火休 Gallery COMMON 渋谷区神宮前5丁目 39−6 B1 MAP |
これまでもこのブログで度々紹介してきたThe mass、SAIと同様にen one tokyoが運営するギャラリーです。
今回の展覧会は、アルゼンチンで生まれ、スペインで活動するアーティストFELIPE PANTONE/フェリペ・パントンの個展です。この展覧会の面白いところは、全ての作品が動く、動かせることです。
観客が自由に動かすことで、常に変化し続け、2度と同じ空間はになることはありません。インタラクティブな作品なので、ギャラリー空間が1つの巨大なインスタレーション作品と言えるでしょう。
どんな風に動いて、どんな変化を見せるのか動画でないと伝わりません。是非、動画を参照ください。▼
まず、ギャラリーに到着したら入り口に設置してあるiPadで注意事項を読みます。作品を動かすには、ギャラリーで配布されるビニール手袋を着用する必要があります。
作品の動きは、横にスライドするものと回転するものの2種類です。
写真上▲は重なった3枚のアクリル板を回転させる作品です。回転によってその色彩や表情が変わります。3枚なので色の組み合わせは無限大です。
塔尾栞莉「あって ない / Atte nai」
2022年6月25日(土)〜 7月27日(日) 11:30-19:00 日月休 MAKI Gallery 表参道 渋谷区神宮前4丁目11−11 MAP |
天王洲に巨大なギャラリー空間を持つMAKI Galleryのもう一つの拠点が「MAKI Gallery 表参道」です。
塔尾栞莉の2度目となる個展で、新作15点が展示されています。
これまで2階と3階にスペースがありましたが、2階にあったオフィスを3階に移動してギャラリースペースは2階のみとなりました。
写真上の右側のスペースがこれまでオフィスだった空間です。▲
3×3のグリッドで表現されているのは、アーティスト本人の幼少期のアルバムや自身で撮影した写真がモチーフとなっています。
作品は人間の「記憶の曖昧さ」をデジタル画像の劣化を示すノイズを描くことで表現しています。
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菅 木志雄「有でもなく無でもなく」
2022年6月29日(水)〜 7月11日(月)会期終了 11:00 – 20:00 会期中無休 入場無料 スパイラルガーデン 港区南青山5-6-23 スパイラル1F MAP |
小山登美夫ギャラリー主催の展覧会で、六本木の小山登美夫ギャラリーでも同タイトルの展覧会を同時開催しています。六本木の小山登美夫ギャラリーでの展覧会はこちらを参照ください。
小山登美夫ギャラリーが、菅木志雄展をこの場所で開催するのは3回目です。
このスペースの一番の見せ場には、1968年の作品を再制作した「積層空間」1968/2022が鎮座します。この作品を最初に発表したのは自宅の庭だったそうです。▲
スパイラルガーデンの吹き抜け空間の再制作作品以外は全部新作です。
現在もどれだけ精力的に制作をし続けているかが伝わってきます。▲
昨年のスパイラルガーデンで開催された菅木志雄展はこちらを参照ください。
菅木志雄展とは直接関係ありませんが、スパイラルの隣のビルがだいぶ出来上がってきました。▲
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「Plateaus」ラシード・ジョンソン
2022年4月27日(水)〜 9月25日(日) 11:00 – 19:00 不定休 入場無料 エスパス・ルイヴィトン東京 渋谷区神宮前5丁目7−5 ルイ・ヴィトン 表参道店 7F MAP |
会期が長いので、このブログで何度も紹介しているエスパス・ルイヴィトンのラーシド・ジョンソン展です。
西陽が指す時間になると植物保護のため、窓のスクリーンが降りてしまいます。ただ、晴天でも14時頃までは開けているそうですから早めの時間に行くのがおすすめです。
青山・表参道で今お勧めの展覧会を4つ紹介しました。猛暑の中巡るのですから、失敗したくないですよね。そんな暑い中のギャラリー巡りの参考になれば嬉しいです。