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青山・恵比寿・渋谷 ギャラリー巡り2022.04.11 プラダ青山のロールプレイ、SKWATの積読、OKETA COLLECTION、金氏徹平など


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2022年4月上旬に私が実際に足を運んだ青山・恵比寿・渋谷などのアート情報です。青山はヘルツォーグ&ムーロン設計で一際目立つプラダ青山の展覧会とスパイラルガーデンで開催中のOKETA COLLECTION展、GYREの地下1階CIBONE AOYAMAでSKWATが展開する「積読」。恵比寿はナディッフギャラリーの金氏徹平展、渋谷はSAIで開催中の展覧会の様子を写真を交えてご紹介します。

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青山

青山と一口に言ってもかなり広範囲です。今回は、プラダ青山とスパイラル、GYREで開催しているアート情報です。

PRADA AOYAMA

プラダ青山の5階で開催されている「ロールプレイ/ROLE PLAY」は、日本人の写真家澤田知子を含めた5人のアーティストによるグループ展です。

PRADA AOYAMA ロールプレイ

ハイブランドは縁遠いので、こういう機会がないとこの独創的な建物の中に入ることができません。このスペースで展覧会を開催するのは2回目です。前回はコロナで事前予約制でしたが、今回は予約なしで鑑賞可能です。

しかし、入口でしっかり過去の訪問の有無などを聞かれます。エルメスやルイヴィトン、シャネルに比べると、プラダで開催される展覧会は訪問者をしっかりリスト化しているのがわかります。

プラダ青山の建築は、スイスのジャック・ヘルツォークとピエール・ド・ムーロンによる建築ユニットHerzog & de Meuron/ヘルツォーク&ド・ムーロン略称HdMの設計によるものです。

展覧会ももちろん楽しみですが、やっぱり堂々とこの建物の中に入れる機会ですから、またもや半分くらいは建築目的でした。

しかし、エレベーターで会場となっている5階に上がるとなんと!今回は青いカーテンで全てが覆われていました。▼

PRADA AOYAMA ロールプレイ

というわけでしっかり展覧会を鑑賞します。

まずは、澤田知子の写真作品です。のぞきの展示ケースには作家本人が様々な女性に扮した「OMIAI♡」が並びます。▼

PRADA AOYAMA ロールプレイ

東京都写真美術館で2021年3月に開催された個展「狐の嫁いり」を思い出しました。

この写真に写っているのは全部作家本人です。▼

PRADA AOYAMA ロールプレイ

イギリスのアーティストジュノ・カプリノの作品です。

この作品は、冷戦時代に大富豪が暮らしていたラスベガスの地下住居で撮影したアーティストのセルフポートレートです。▼

PRADA AOYAMA ロールプレイ

南アフリカ在住のボゴシ・セククニの映像作品です。▼

PRADA AOYAMA ロールプレイ

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今回は、窓の外の景色を眺めることも叶わず、また前回入れたスペースもスタッフオンリーになっていて、建築目的で訪れるとちょっと当てが外れてしまうかもしれません。

ロールプレイ基本情報

「Role Play(ロール プレイ)」

2022年3月11日(金)ー 6月20日(月)11:00-20:00  入場無料 休みは青山店に準ずる

PRADA AOYAMA/プラダ青山

東京都港区南青山5丁目2−6 MAP

前回の展覧会の様子▼

プラダ青山 シュトゥルム&ドラング プレビューサービス


SKWAT

DAIKEI MILLSの中村圭佑が2019年から始めた空き物件を“占拠”する活動がSKWATです。

今回は、GYREの地下1階にあるCIBONE  AOYAMAの一角にあったDandelion Chocolate 表参道店が撤退後の場所をSKWATが占拠しています。

そもそもCIBONE AOYANAの店舗の内装はDAIKEI MILLSによるものです。

SKWAT 積読

占拠した場所で何をしているかというと、SKWATとtwelvebooksによる「積読」です。

”積読(つんどく)とは、本を買って未読で積み上げることの楽しさを表した言葉で、後で読むことを意図しているものの、時には一度も読まないこともある”という意味です。▼

SKWAT 積読

SKWATのSNSでビニールを染めている様子を見ていましたが、何をするのかなと思ってたら「積読」だったわけです。

いつも想像の斜め上をいく面白い活動をしているSKWATですが、今回もこう来たか!といい意味で裏切られました。

積読されている本や雑誌は、全て販売されています。▼

SKWAT 積読

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積読基本情報

「積読」

2022年4月9日 – 5月15日
CIBONE @cibone_tokyo

東京都渋谷区神宮前5丁目10−1 GYRE B1F  MAP

これまでのSKWATの活動▼

DAIKEI MILLSの中村圭佑氏が手がけるSKWAT PARK/OUT OF MUSEUM

skwatで「Material Matters」お気に入りを見つけよう


OKETA COLLECTION(会期終了)

青山のスパイラルで2019年から毎年開催しているコレクターの桶田夫妻のコレクション展の4回目の展覧会です。

今回のタイトルは「THE SIRIUS」です。シリウスは太陽を除くと地球上から⾒える最も明るい星で、古代ギリシャ語で輝くという意味です。

桶⽥俊⼆・聖⼦夫妻が選んだ「⽇本の輝く星たち」を集めた展覧会です。

今回スパイラルガーデンの吹き抜けの大空間に展示されているのは山口歴の作品です。▼

OKETA COLLECTION

これからどんどん活躍していくアーティストの平面作品が並びます。▼

OKETA COLLECTION

中園孔二は約500点の作品を残して2015年に夭折したアーティストです。詳細はANB TOKYO 中園孔二 個展「すべての面がこっちを向いている」を!

「無題」2014年は259×259の巨大な油彩作品です。▼

OKETA COLLECTION

木彫の立体作品は、中村 萌の作品です。▼

OKETA COLLECTION

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OKETA COLLECTION基本情報

OKETA COLLECTION: THE SIRIUS

2022年4月9日(土)〜4月24日(日)11:00-20:00 無休 入場無料

スパイラルガーデン

東京都港区南青山5-6-23 スパイラル1F  MAP

昨年のOKETA COLLECTIONの展覧会▼

OKETA COLLECTION 4G 2021展スパイラルで始まる!


恵比寿

恵比寿にあるNADiff a/p/a/r/tの地下にあるギャラリーです。

NADiff Gallery

金氏徹平の活動20周年を記念した展覧会です。

現在金氏徹平は、森美術館のMAM コレクション014にも参加しています。

これまで出版してきた作品集やカタログ、掲載誌、広報物、印刷物、作品の断片、素材、試作品が収められた3種類の作品「Fluorescent Green Box」はNADiff限定でed.50で販売されています。

早い者勝ちだそうです。欲しい人は急げ!▼

地下のギャラリーの様子▼

店内で展開している 江頭誠「+おまけ」

NADiff Window Gallery vol.78 村田啓「Wallpad」 

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金氏徹平展基本情報

「Fluorescent Green Boxと未発表、未完成作品」

NADiff Gallery

東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T  MAP


渋谷

MIYASHITA PARK内にあるSAIギャラリーの展覧会です。

SAI

スペイン・ バルセロナを拠点に活動する1990年生まれの若手アーティスト、アドリアナ・オリバーによる個展 「This Time, Tomorrow」が開催中です。▼

50 年代、60 年代に撮影された写真をモチーフに描かれた肖像には目がありません。▼

平面だけでなく立体作品も出品されています。▼

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SAI 基本情報

ADRIANA OLIVER/アドリアナ・オリバー「This Time, Tomorrow」(会期終了)

2022年4月8日(金)~4月24日(日) 11:00-21:00 入場無料

SAI

東京都渋谷区神宮前6丁目20−10 MIYASHITA PARK SOUTH 3F  MAP

青山、渋谷、恵比寿界隈のアート巡りの参考になれば嬉しいです。

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