私が、2022.8月下旬にピラミデ、complex665など六本木界隈のギャラリーを実際に見てまわった情報です。
基本的にcomplex665、ピラミデのギャラリーは入場無料です。(入場料表記がないものは無料です。)
KOTARO NUKAGA
ニール・ホッド「Echo of Memories」会期終了
2022年7月9日(土) – 8月27日(土) 日月祝休 11:00 – 18:00 入場無料 |
イスラエル生まれでNYで活動するアーティストの平面の展覧会です。

クローム絵画(中央)とモノクローム絵画の展覧会▲
YKG
橋爪悠也 「eyewater -everybody feels the same-」会期終了 8月20日(土)- 9月17日(土) 日月祝 休 12:00 – 19:00 |
YKGにて2回目となる今回の展覧会は、新作のペインティング作品7点による個展です。
前回は、のび太が絡まるような立体作品もありましたが、今回はシンプルに平面のみ。

いつも少し斜めに構えていた人物が、今回は真正面を向いています。▲

涙を流しているのは、共通ですが、何か象徴的なものを持っていたり、纏っていたりします。▲
橋爪悠也は、表参道のスパイラルでも展覧会「eye water」を開催しています。(2022年9月11日まで)
●3F
オオタファインアーツ &7CHOME
久角剛史 「River」
2022年8月20日(土) − 10月8日(土) 日月祝休 11:00 – 19:00 7CHOME 2022年8月20日(土)-10月8日(土) 日月祝 休 12:00 – 18:00 港区六本木7-21-24 MODULE roppongi 101 MAP |
東京で4年ぶりとなる久門剛史の個展。
これは、絶対陽が落ちてから見に行ったほうがいいです。

作品を構成する要素として「光」がとても重要だからです。▲
出品されている作品は、4点で全て2022年の新作です。

並べられたガラスケースを突き抜けるネオン管▲

奥の巨大な平面作品は、細かい数字の集積です。▲
その数字は、なんと3.14から始まる円周率です。
円周率が大画面いっぱいにびっしりです。

振り子と極小ルーペの組み合わせ。▲そのルーペが拡大する文字は何を意味するのか。
オオタファインアーツの新スペースの「7CHOME」でも久門剛史展が同時開催されています。

7CHOMEに展示されているのは、平面作品6点です。

ピラミデのオオタファインアーツに展示されていたleft rightの平面作品も展示されています。
あわせて鑑賞をおすすめします。
WAKO WORKS OF ART 特になし
SCAI PIRAMIDE
至るところで 心を集めよ 立っていよ 会期終了
ジェームス・リー・バイヤース、潘逸舟、佐々木健、碓井ゆい、アピチャッポン・ウィーラセタクン 2022年7月21日(木) – 9月17日(土)
12:00 – 18:00 日月火水祝日休
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5人の作家によるグループショーです。

展示風景▲

佐々木健の平面作品。あたかも刺繍が施された布のように見えますが、作家の祖母と母と2人の叔母が共同で刺繍をしたテーブルクロスを描いた絵画です。▲

碓井ゆいの「空(から)の名前/empty names」▲
フランスの香水『MITSOUKO』を元に、小さな瓶にはさまざまな名前が書かれています。
その名前は、太平洋戦争中に旧日本軍の「従軍慰安婦」とされた女性たちが慰安所で名付けられた源氏名です。
●4F
TARO NASU
「Works on paper」
2022年8月26日(金) – 2022年10月1日(土) 11:00-19:00 日月祝 休 |
タイトルの通り、紙に描かれたドローイング作品の数々です。これが、超有名アーティストのものばかりなんです。

この2点はサイ・トゥオンブリーの作品。左のドローイングはトゥオンブリーらしくていい。すごい高そうです。▲

この作品は、ソル・ルウィットです。1976年のゼラチンシルバープリントです。▲

河原温作品。これは誰でもすぐわかりますね。▲

こちらは、私が最も好きなアーティスト、フェリックス・ゴンザレス=トレスの色鉛筆によるドローイングです。いいですね。
他に、ホックニーやシグマー・ポルケ、カール・アンドレ、ローレンス・ウィナーなどなど錚々たる作家達のpaper workが観られます。
この展覧会は、ミュージアムピース級の作品ばかりで眼福。おすすめ!
現代芸術振興財団
展覧会は特になし
GALLERY – SIGN TOKYO
<complex665>
港区六本木6-5-24 complex665 MAP
●3F Taka Ishii Gallery
●2F TOMIO KOYAMA GALLERY
文喫
特別企画展「六本木いちご畑」会期終了
2022年8月9日(火)ー9月11日(日)まで 9:00 − 20:00 不定休 入場無料 港区六本木6丁目1−20 六本木電気ビルディング 1F MAP |
六本木の有料書店、文喫(ぶんきつ)で開催されているのは、六本木いちご畑展です。本当にいちご畑が出現しているので驚きです。

いちごに関する書籍や、中の有料エリアでも限定でいちごメニューが提供されます。
<六本木ヒルズ>
港区六本木6丁目10−1 MAP
A/Dギャラリー
大久保紗也「The mirror crack’d from side to side」会期終了
2022.8.19(金)~ 9.11(日) 12:00 〜 20:00 入場無料 |
抽象画に見えますが、よく見ると具象が描かれたレイヤーが見えてきます。

森美術館
地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング
2022年6月29日(水) – 11月6日(日) 会期中無休 10:00-20:00 (火曜のみ17:00まで) 有料 |
展覧会の詳細はこちらをどうぞ▼
東京シティビュー
「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展~お化けたちはこうして生まれた~」
2022年7月8日(金) − 9月4日(日) 会期中無休 10:00~22:00(最終入館:21:00) 入場無料(ただし展望台入場料が必要) |
六本木ヒルズの夏休み向けイベントです。
水木しげるの妖怪ワールドへどっぷり浸かって、頭も心も涼しくなりましょう。
展覧会の詳細は姉妹サイト麻布ガイドの情報をどうぞ▼
<東京ミッドタウン>
港区赤坂9丁目7−1 MAP
FUJI FILM SQUARE/フジフイルム スクエア
植田正治写真展「べス単写真帖 白い風」」
2022年6月30日(木) − 9月28日(水) 会期中無休 10:00-19:00(最終日16:00まで) 入場無料 |
大正時代に流行った「ベスト・ポケット・コダック」という単玉レンズ付きカメラで撮影した通称「ベス単」の、独特のソフトフォーカス効果を使った写真の技法を、植田正治が改めてカラー写真で蘇らせたシリーズの展覧会です。
画面いっぱいに広がる柔らかな昭和の風景は見ていて和みます。展覧会は撮影禁止のため看板だけ▲
21_21design sight
昨年実現した包まれた凱旋門プロジェクトの展覧会です。▼
アート好きにも建築好きにも刺さる!21_21 DESIGN SIGHT クリストとジャンヌ=クロード “包まれた凱旋門” を観に行く前に読んでおこう!
六本木ギャラリー巡りの参考になると嬉しいです。
これから展覧会が始まるものなどは鑑賞次第追記予定です。
夏休みの終了とともに、暑さも和らいで、いよいよ文化の秋の到来です。
早く気候の良い秋のギャラリー巡りをしたい。