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六本木ギャラリー巡り22.08.26 ダニエル・アーシャム、久門剛史、橋爪悠也、サイ・トォウンブリー、河原温などなど


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私が、2022.8月下旬にピラミデ、complex665など六本木界隈のギャラリーを実際に見てまわった情報です。

基本的にcomplex665、ピラミデのギャラリーは入場無料です。(入場料表記がないものは無料です。)

KOTARO NUKAGA

ニール・ホッド「Echo of Memories」会期終了

2022年7月9日(土) – 8月27日(土)  日月祝休

11:00 – 18:00

入場無料

イスラエル生まれでNYで活動するアーティストの平面の展覧会です。

KOTARO NUKAGA ニール・ホッド「Echo of Memories」
KOTARO NUKAGA ニール・ホッド「Echo of Memorie 展示風景

クローム絵画(中央)とモノクローム絵画の展覧会▲



YKG

橋爪悠也 「eyewater -everybody feels the same-」会期終了

8月20日(土)- 9月17日(土)

日月祝 休 12:00 – 19:00

YKGにて2回目となる今回の展覧会は、新作のペインティング作品7点による個展です。

前回は、のび太が絡まるような立体作品もありましたが、今回はシンプルに平面のみ。

YKG 橋爪悠也 eyewater -everybody feels the same-
展示風景

いつも少し斜めに構えていた人物が、今回は真正面を向いています。▲

YKG 橋爪悠也 eyewater -everybody feels the same-
展示風景

涙を流しているのは、共通ですが、何か象徴的なものを持っていたり、纏っていたりします。▲

橋爪悠也は、表参道のスパイラルでも展覧会「eye water」を開催しています。(2022年9月11日まで)



●3F

オオタファインアーツ &7CHOME

久角剛史 「River」

2022年8月20日(土) − 10月8日(土) 

日月祝休 11:00 – 19:00

7CHOME

久門剛史 「Recent Works

2022年8月20日(土)-10月8日(土)

日月祝 休 12:00 – 18:00

港区六本木7-21-24 MODULE roppongi 101 MAP

東京で4年ぶりとなる久門剛史の個展。

これは、絶対陽が落ちてから見に行ったほうがいいです。

オオタファインアーツ  久角剛史 「River」
Verse #1

作品を構成する要素として「光」がとても重要だからです。▲

出品されている作品は、4点で全て2022年の新作です。

オオタファインアーツ  久角剛史 「River」
手前 Verse #2 奥 River

並べられたガラスケースを突き抜けるネオン管▲

オオタファインアーツ  久角剛史 「River」
River

奥の巨大な平面作品は、細かい数字の集積です。▲

その数字は、なんと3.14から始まる円周率です。

円周率が大画面いっぱいにびっしりです。

オオタファインアーツ  久角剛史 「River」
Pause

振り子と極小ルーペの組み合わせ。▲そのルーペが拡大する文字は何を意味するのか。

オオタファインアーツの新スペースの「7CHOME」でも久門剛史展が同時開催されています。

久門剛史
ちょっとズレてる平面作品

7CHOMEに展示されているのは、平面作品6点です。

久門剛史
小さい数字は円周率

ピラミデのオオタファインアーツに展示されていたleft rightの平面作品も展示されています。

あわせて鑑賞をおすすめします。


WAKO WORKS OF ART  特になし


SCAI PIRAMIDE  

至るところで 心を集めよ 立っていよ 会期終了

ジェームス・リー・バイヤース、潘逸舟、佐々木健、碓井ゆい、アピチャッポン・ウィーラセタクン

2022年7月21日(木) – 9月17日(土)
12:00 – 18:00 日月火水祝日休

5人の作家によるグループショーです。

SCAI PIRAMIDE   至るところで 心を集めよ 立っていよ
5人の作家のグループショーは映像、平面、立体、インスタレーションなど技法はさまざま

展示風景▲

SCAI PIRAMIDE   至るところで 心を集めよ 立っていよ
写真だとますます絵画に見えない

佐々木健の平面作品。あたかも刺繍が施された布のように見えますが、作家の祖母と母と2人の叔母が共同で刺繍をしたテーブルクロスを描いた絵画です。▲

SCAI PIRAMIDE   至るところで 心を集めよ 立っていよ
見た目とは裏腹に悲しいインスタレーション

碓井ゆいの「空(から)の名前/empty names」▲

フランスの香水『MITSOUKO』を元に、小さな瓶にはさまざまな名前が書かれています。

その名前は、太平洋戦争中に旧日本軍の「従軍慰安婦」とされた女性たちが慰安所で名付けられた源氏名です。


●4F

TARO NASU

「Works on paper」

2022年8月26日(金) – 2022年10月1日(土)

11:00-19:00 日月祝 休

タイトルの通り、紙に描かれたドローイング作品の数々です。これが、超有名アーティストのものばかりなんです。

TARO NASU 「Works on paper」
2点ともサイ・トゥオンブリー

この2点はサイ・トゥオンブリーの作品。左のドローイングはトゥオンブリーらしくていい。すごい高そうです。▲

TARO NASU 「Works on paper」
写真が切り抜かれいてる

この作品は、ソル・ルウィットです。1976年のゼラチンシルバープリントです。▲

TARO NASU 「Works on paper」
ダン・グラハム宛

河原温作品。これは誰でもすぐわかりますね。▲

TARO NASU 「Works on paper」
トレスの1982年の作品

こちらは、私が最も好きなアーティスト、フェリックス・ゴンザレス=トレスの色鉛筆によるドローイングです。いいですね。

他に、ホックニーやシグマー・ポルケ、カール・アンドレ、ローレンス・ウィナーなどなど錚々たる作家達のpaper workが観られます。

この展覧会は、ミュージアムピース級の作品ばかりで眼福。おすすめ!



現代芸術振興財団

展覧会は特になし


GALLERY – SIGN TOKYO

マルセイユにあるUnité d’habitationのインテリア作品を中心とした新作の展示

2022年7月16日(土) 〜   

営業は不定期

窓越しから鑑賞するショーウインドーギャラリーでの展示です。

ジャン・プルーヴェ、シャルロット・ペリアン、ピエール・ジャンヌレ、ル・コルビジェなど。

GALLERY – SIGN TOKYO マルセイユにあるUnité d'habitationのインテリア作品を中心とした新作の展示
ガラス越しに見る

暗くなってからの方が中がよく見えます。


<complex665>

港区六本木6-5-24 complex665   MAP

●3F Taka Ishii Gallery 

国際芸術祭「あいち2022」にも参加しているポルトガル人のアーティストの展覧会です。

Taka Ishii Gallery  レオノール・アントゥネス 「the homemaker and her domain, IV」
いつもと違う空間

ギャラリーの床面全面にゴザが敷かれていて、靴を脱いでギャラリー内に入ります。イグサの香が充満しています。▲

作品は、シャルロット・ペリアンと山脇道子へのオマージュです。

Taka Ishii Gallery  レオノール・アントゥネス 「the homemaker and her domain, IV」
さまざまな素材が使われている

壁面にかかる金色の金属でできたタペストリーは、バウハウスで学んだ最初の日本人女性山脇道子の生涯に影響を受けて制作された作品です。


●2F TOMIO KOYAMA GALLERY


文喫

特別企画展「六本木いちご畑」会期終了

2022年8月9日(火)ー9月11日(日)まで

9:00 − 20:00 不定休

入場無料

港区六本木6丁目1−20 六本木電気ビルディング 1F MAP

六本木の有料書店、文喫(ぶんきつ)で開催されているのは、六本木いちご畑展です。本当にいちご畑が出現しているので驚きです。

文喫 特別企画展「六本木いちご畑」
本当にいちご畑が!

いちごに関する書籍や、中の有料エリアでも限定でいちごメニューが提供されます



<六本木ヒルズ>

港区六本木6丁目10−1 MAP

A/Dギャラリー

大久保紗也「The mirror crack’d from side to side」会期終了

2022.8.19(金)~ 9.11(日)

12:00 〜 20:00

入場無料

抽象画に見えますが、よく見ると具象が描かれたレイヤーが見えてきます。

A/Dギャラリー 大久保紗也「The mirror crack’d from side to side」
大久保紗也「The mirror crack’d from side to side」

森美術館

地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング

2022年6月29日(水) – 11月6日(日)    会期中無休

10:00-20:00  (火曜のみ17:00まで)

有料

展覧会の詳細はこちらをどうぞ▼

森美術館「地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング」を観に行く前に読んでおきたい情報まとめました。


東京シティビュー 

水木しげるの妖怪 百鬼夜行展~お化けたちはこうして生まれた~

2022年7月8日(金) − 9月4日(日)   会期中無休

10:00~22:00(最終入館:21:00)

入場無料(ただし展望台入場料が必要)

六本木ヒルズの夏休み向けイベントです。

水木しげるの妖怪ワールドへどっぷり浸かって、頭も心も涼しくなりましょう。

展覧会の詳細は姉妹サイト麻布ガイドの情報をどうぞ▼

六本木ヒルズ展望台で開催中の「百鬼夜行展」。水木しげるの描く妖怪は日本人の自然観や死生観を反映したものだった


<東京ミッドタウン>

港区赤坂9丁目7−1 MAP

FUJI FILM SQUARE/フジフイルム スクエア

植田正治写真展「べス単写真帖 白い風」

2022年6月30日(木) − 9月28日(水) 会期中無休

10:00-19:00(最終日16:00まで)

入場無料

大正時代に流行った「ベスト・ポケット・コダック」という単玉レンズ付きカメラで撮影した通称「ベス単」の、独特のソフトフォーカス効果を使った写真の技法を、植田正治が改めてカラー写真で蘇らせたシリーズの展覧会です。

画面いっぱいに広がる柔らかな昭和の風景は見ていて和みます。展覧会は撮影禁止のため看板だけ▲


 


21_21design sight

昨年実現した包まれた凱旋門プロジェクトの展覧会です。▼

アート好きにも建築好きにも刺さる!21_21 DESIGN SIGHT クリストとジャンヌ=クロード “包まれた凱旋門” を観に行く前に読んでおこう!


六本木ギャラリー巡りの参考になると嬉しいです。

これから展覧会が始まるものなどは鑑賞次第追記予定です。

夏休みの終了とともに、暑さも和らいで、いよいよ文化の秋の到来です。

早く気候の良い秋のギャラリー巡りをしたい。


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