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麻布ギャラリー巡り21.11.07 伊庭靖子、大竹伸朗などなど


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11月初旬に私がまわった麻布界隈のギャラリー巡りの記録です。麻布ギャラリー巡りの参考になれば嬉しいです。

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南麻布 MISA SHIN GALLERY

南麻布の住宅街のマンションの1階にあるギャラリーです。以前このスペースはTakuro Someya Contemporary Artが入っていましたが、2018年に天王洲へ移転し、白金にあったMISA SHIN GALLERYが入りました。

ギャラリー同士が移転し合うのはよくあることで、基本ホワイトキューブなので、ギャラリーの跡にはギャラリーが入ると言うのがお互いにとっても簡便なわけです。

misa shin gallery 伊庭靖子 「Paintings」

伊庭靖子 「Paintings」

2021 年 11 月 4 日(木)–12 月 25 日(土) 12:00-19:00 日月祝休

港区南麻布3丁目9−11 1F MAP

現在開催されているのは、京都在住の作家伊庭靖子の「Paintings」です。私は個人的に伊庭さんの作品がすごく好きで、個展が始まってすぐに観に行きました。

いい!やっぱり伊庭さんの絵画には惹き込まれます。物静かで楚々とした佇まいがなんとも言えず魅力的なのです。

陶器でできたムーミンのミーがモチーフ。んんん〜っ!悶絶です。▼

misa shin gallery 伊庭靖子 「Paintings」

伊庭作品に魅了されたきっかけは、クッションとか枕とかのファブリックや陶磁器を描いた作品を観た2007年頃です。

今回の新作のモチーフは、ファブリックでも陶磁器でもなく、なんとヒマラヤ杉です。これら作品は、直接ヒマラヤ杉を見ながら描いているのではなく、赤外線フィルターを通して撮影した写真を元に描いています。

misa shin gallery 伊庭靖子 「Paintings」

このなんとも言えない柔らかくて、儚い画面は伊庭さんならではですね。確か私の記憶では、伊庭さんのパートナーは写真家だったはずなので、身近にいろいろな写真や機材がある環境なのだと思います。

misa shin gallery 伊庭靖子 「Paintings」

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元麻布 KAIKAI KIKI GALLERY

南麻布のMISA SHIN GALLERYから徒歩で7-8分の場所にあるKAI KAI KIKI GALLERYは、カタール大使館のお隣です。

このギャラリーは言わずもがな、あの現代美術作家の村上隆が主宰するギャラリーです。ここのスペースは日本サイズではなく、欧米サイズの広さがあり、しかも畳スペースもあると言う個性的で素晴らしい空間です。

Jean-Marie Appriou「EVENT HORIZON」

Jean-Marie Appriou「EVENT HORIZON」

2021年10月22日(金)- 2021年11月11日(木) 11:00〜19:00 日月祝休

港区元麻布2丁目3−30 クレストビル B1F MAP

フランス人アーティスト Jean-Marie Appriouの日本初個展です。

全て立体作品で、絵画はありません。作品にはSFぽさとか、フランスぽさを感じます。

Jean-Marie Appriou「EVENT HORIZON」

壁には、イカとかエビのレリーフが展示されています。▼

Jean-Marie Appriou「EVENT HORIZON」

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東麻布 Take Ninagawa

東麻布の住宅街にあるコンパクトなギャラリーです。2008年に竹崎和征さんと蜷川敦子さんが共同運営で設立しましたが、現在は蜷川さん主宰の画廊です。蜷川さんだけになりましたが、ギャラリー名は変更せずにTake Ninagawaのままです。

ギャラリーのすぐ近くにある八百屋さん山信は、寒くなるといつも新鮮で安価なビーツが店頭に並びます。近所の日進ワールドデリカテッセンの半額以下で購入できるので、東麻布在住の頃は当然ながら、引越ししてしまった今でもわざわざ買いに行きます。

山信のビーツはすぐ近くにロシア大使館があるので、大使館職員や関係者を意識したラインナップです。個人的にはビーツを買いに行ったついでにギャラリーを観るのか、ギャラリーのついでにビーツを買うのか分からなくなるくらいです。

話が脱線しずぎてしまいました。

大竹伸朗 「残景」Take Ninagawa

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大竹伸朗 「残景」

港区東麻布2-12-4-1F MAP

来年の国立近代美術館の回顧展を控えた大竹伸朗の新作展です。2019年に水戸芸術館で開催された展覧会は「ビル景」に特化した展覧会でした。

大竹さんはとにかく多作でたくさんのシリーズがありますから、それらを一同に見られるチャンスはなかなかありません。

大竹伸朗 「残景」Take Ninagawa

国立近代美術館での個展は、東京都現代美術館での大回顧展「全景」以来の大型展覧会になるでしょうから今から期待大ですね。

執拗に塗り重ねられた作品は、絵画でも立体でもない大竹伸朗の世界が凝縮された作品です。▼

大竹伸朗 「残景」Take Ninagawa

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西麻布

西麻布交差点近辺にある3つのギャラリーの情報については随時追加予定です。

Snow Contemporary

日野之彦「窓辺」

2021年10月15日(金)- 11月20日(土)13:00 – 19:00 日月火祝休

港区西麻布2丁目13−12 早野ビル 404  MAP

毎回度肝を抜かれる日野之彦の人物像は、怖いもの見たさと好奇心が入り混じった不思議な感情を湧き上がらせてくれます。ヒーっ!なんか怖い。凝視できない。でも、よくよく見てみると絵画の中の人物と永遠に目が合うことはないのです。

Snow Contemporary 日野之彦「窓辺」

Snow Contemporary 日野之彦「窓辺」

gallery side2

三井淑香「狂った胸キュン愛好家のワールドツアー

2021/10/30 – 2021/12/03 13:00-18:00 日月祝休

港区西麻布1丁目8−12 Barbizon 61  MAP

GALLERY ETHER

チハル・ローチ「Awakening

2021/10/15   —   2021/11/12 12:00-20:00  日月休

港区西麻布 3-24-19 三王商会西麻布ビル 1F-B1F MAP

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各々のギャラリーは、それぞれ微妙に離れていますが、散歩しながらだと歩いてまわれないことはない距離です。ただ、坂を登ったり降りたりになることは間違い無いです。歩きやすい靴で出かけることをお勧めします。

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