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世界に写真文化を発信する 浅間国際フォトフェスティバル2024 PHOTO MIYOTA。今年も行ってきた!


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毎年恒例の長野県御代田町で開催される写真のアートフェスティバル「浅間国際フォトフェスティバル2024 PHOTO MIYOTA」、通称「フォト御代田(ふぉと・みよた)」に今年2024年も行ってきました。

今年のテーマは「写真の中の記憶」。会場はこれまでと同様に旧メルシャン軽井沢美術館跡地のMMop(モップ)です。

避暑地の軽井沢の隣町で ”西軽井沢” との別名もあり本来なら涼しいはずの御代田町も近年はさすがに30度を超えるほど暑いのですが、それでも東京と比較すればまだマシです。

また、会場となるMMoPは緑豊かな場所なので、アートでリフレッシュするにはとても良い環境です。

これまで、初回から一度も欠かさず訪れている浅間国際フォトフェスティバル2024 PHOTO MIYOTA「写真の中の記憶」の現地で得た情報をお届けします。

浅間国際フォトフェスティバル2024 PHOTO MIYOTA, Photo by 建築とアートを巡る
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PHOTO MIYOTA(フォト御代田)って何?

PHOTO MIYOTAは、御代田の旧メルシャン軽井沢美術館跡地にできたライフスタイルとアート写真体験が楽しめる複合施設として2021年に誕生したMMoP/モップで開催されるアートフェスティバルです。

コロナ前の2019年には小諸などを含めた広範囲に渡るエリアで展開したこともありました。

浅間国際フォトフェスティバル2024 PHOTO MIYOTA, Photo by 建築とアートを巡る

浅間国際フォトフェスティバル2024 PHOTO MIYOTA実行委員会が運営していますが、実際はIMA galleryや写真専門誌IMA(イマ)の発行をはじめ、ビジュアルコミュニケーション事業を展開するアマナです。

人口約1万6千人の御代田町とアマナは、浅間国際フォトフェスティバルの開催と、旧メルシャン軽井沢美術館跡地を活用した御代田写真美術館の開館に向けて、2018年5月から協働しています。

6回目となる今回のテーマは「写真の中の記憶」。昨年はアメリカの高級ファッションブランドTHE ROWがスポンサーでしたが2024年はスペインのロエベ(LOEWE)がスポサンードし特別展示が行われています。

浅間国際フォトフェスティバル2024 PHOTO MIYOTA, Photo by 建築とアートを巡る

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PHOTO MIYOTAで何がみられるの?

フォト御代田は写真に特化したアートフェスティバルというのが、他のアートフェスとの違いです。

しかし、いわゆる紙焼きの写真作品ばかりではなく、かなり拡大解釈された写真作品なので、インスタレーションなどの屋外作品も数多くみられます。

無料エリアと有料エリア

展示は屋外作品と屋内作品があり、屋外作品は基本的に無料で鑑賞可能です。また定休日(水曜日)も屋外作品を鑑賞することが可能です。

2024年は屋内作品は蔦の絡まる2階建の御代田美術館については無料、MMoP最奥部にある展示室が有料エリアになります。

参加アーティスト

竹村今日子、高木康行、吉楽洋平、サンドラ・カンタネン、エルザ&ジョアナ、山谷佑介、バハラ・シッカ、余宮飛翔、横浪修、コンスト、システム・オブ・カルチャー、カルロス・イドゥン・タウィア、須田一政、カート・トン、鈴木理策、小宮山峻、五十嵐邦之

須田一政など大御所の物故写真家から、心身気鋭のアーティスト、インドやアフリカの写真家など今年も幅広いラインナップです。

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PHOTO MIYOTAのおすすめ作品は?

ポスターやリーフレットなど、今年のPHOTO MIYOTAのアイキャッチになっているインドのアーティスト、バハラ・シッカ作品は、屋外展示なので無料で鑑賞が可能です。

The Sapper, Bharat Sikka, 浅間国際フォトフェスティバル2024 PHOTO MIYOTA, Photo by 建築とアートを巡る

▲浅間山を向いたおなじみの場所に展示されるバハラ・シッカの作品。

浅間国際フォトフェスティバル2024 PHOTO MIYOTA, Photo by 建築とアートを巡る

▲その裏側は余宮飛翔(よみや・つばさ)の作品。

今年はフォトフレームを模した枠が設置され、浅間山をバックに作品群を見ることができる工夫がされていました。

The Timeless Story of Moormerland, Elsa&Johanna, 浅間国際フォトフェスティバル2024 PHOTO MIYOTA, Photo by 建築とアートを巡る

▲パリを拠点に活動するエルザ&ジョアナの《The Timeless Story of Moormerland》。

自分たちが主役となる物語を自撮りするスタイル。

Smokeworks, Sandra Kantanen, 浅間国際フォトフェスティバル2024 PHOTO MIYOTA, Photo by 建築とアートを巡る

▲御代田美術館の外壁に展示されているのはフィンランドのアーティスト、サンドラ・カンタネンの《Smokeworks》。

浅間国際フォトフェスティバル2024 PHOTO MIYOTA, Photo by 建築とアートを巡る

▲御代田の室内ではロエベ財団による釜師の一家、大西清右衛門家を捉えた一連の写真が展示されています。

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PHOTO MIYOTAの撮影について

全面的に写真撮影、動画撮影が可能です。

どんどん写真を撮ってSNSにたくさんあげてください!というスタンスです。


PHOTO  MIYOTAのチケットについて

事前予約制ではありません。当日訪問してその場でチケット1,000円の購入が可能です。

作品解説や会場案内などはチケットを購入しないともらえません。

PHOTO MIYOTAの鑑賞時間の目安

広い敷地に点在してはいるものの、今年は作家数も作品数も例年より少な目なので、1時間もあればコンプリートできます。

MMoPにはカフェなども併設されているので、MMoP内で食事をしたり、コーヒーブレイクをしたりすることが可能です。

また最近の日本の夏は夕方になるとゲリラ豪雨に見舞われることも珍しくありません。それはここ御代田も同様です。

浅間山から雲が近づいてきてもそれは気にしなくてよいのですが、八ヶ岳方面から雲が近づいてきたら夕立やゲリラ豪雨に注意です。MMoPの各所で傘の無料貸出をしていますからいざとなったら傘を借りられます。

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PHOTO  MIYOTAの行き方

電車の場合は、軽井沢駅からしなの鉄道に乗り換えて御代田駅で下車します。

御代田駅からMMo Pまでは徒歩で10分ほどなので、車でなくても訪問可能なアートフェスです。

また、せっかくなので軽井沢の美術館を合わせて訪問するのもおすすめです。

車の場合は、上信越自動車道「佐久IC」より5.6km(約13分)、「小諸IC」より17km(約20分)です。「碓氷軽井沢IC」は遠すぎるのでおすすめしません。

旧軽井沢から何もなければ自動車で20分、ハイシーズンの混雑時期は30分以上かかる場合もあります。

なお施設内にはかなりの台数の車が停められる駐車場があります。

併せて行きたい軽井沢の美術館。軽井沢のリヒター・ラウムは特におすすめ。フォト御代田からも近いです。

基本情報

アートフェスティバル浅間国際フォトフェスティバル2024 PHOTO MIYOTA

会期 : 2024年7月20日(土) ~ 9月16日(月)

定休日 : 水曜日(8/14を除く) ※屋外展示は定休日も鑑賞可能

時間 : 10:00~17:00(屋内展示の最終入場:16:30)

入場料 : 1,000円(一部有料、中学生以下無料)、屋外展示は無料で鑑賞可能

会場 : MMoP(モップ)

住所 : 長野県北佐久郡御代田町大字馬瀬口1794-1  MAP

アクセス:東京駅よりJR北陸新幹線「軽井沢駅」にて下車(約60分)、しなの鉄道に乗り換え 「御代田駅」下車(約20分)、御代田駅からMMoPまで徒歩約10分

車の場合:上信越自動車道「佐久IC」より5.6km(約13分)、「小諸IC」より17km(約20分)、「碓氷軽井沢IC」より26km(約40分)施設内に駐車場あり

これまでの浅間国際フォトフェスティバルは過去記事を参照ください▼

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