京都の小川珈琲
昭和27年創業、京都の老舗コーヒーロースター小川珈琲が桜新町に旗艦店「OGAWA COFFEE LABORATORY」を2020年8月にオープン。
このお店はクリエイティブディレクターの南貴之とインテリアデザイナーの関祐介が手掛けました。
南貴之
クリエイティブディレクターの南貴之はH.P.FRANCEに12年在籍後に独立してalpha を設立。
1LDK のディレクターとして、1LDK 中目黒を皮切りに店舗のプロデュースを手掛けたり、ミッドタウン日比谷にある有隣堂の新業態「ヒビヤ セントラル マーケット(HIBIYA CENTRAL MARKET)」をプロデュースしたりと多方面でクリエイティブディレクター、ブランディングデザイナーとして活躍している方です。
日比谷セントラルマーケットに入っているセレクトショップGraphpaperは自身のお店です。
PR関祐介
店舗のデザインを手掛けたYusuke Seki Studioの関祐介は、大阪のI SEE ALLやここでも紹介したKAIKA TOKYOの同系列の金沢のリノベーションホテルKUMUなどを手掛けています。
また、京都で2019年4月から約2ヶ月間の期間限定ポップアップストア「BANG & OLUFSEN KYOTO POP-UP STORE」も関祐介デザインです。
小川珈琲 x 南貴之 x 関祐介
この3者のコラボレーションでどんなお店ができたかと言うと、そりゃ間違いないお店ができたわけです。
コロナ禍にもかかわらずオープンしてすぐに話題となり、今でも行列ができるほどの人気店です。
カウンター下に敷かれた石は京都の廃線市電の敷石です。カウンター下の白いのは、幅木の代わりに貼られた和紙です。重ね幅は伝統にのっとり9mmにしてあるとか。芸が細かい!
テーブルは関祐介のオリジナルデザインで天板は浮づくり加工したラワン、挟まっている重石も床同様に京都の廃線市電の敷石です。▼
京都の廃線市電の敷石の使い方、発想が斬新!▼
カウンター内の中央にある円形の場所がコーヒー豆を貯蔵している蔵です。
カウンター内が下がっているのは座っているお客さんと視線が同じになるようにしているのでしょう。
ただ、オーダーする時は立っているのでこちらがものすごい上から目線になっちゃうんですよね。ですから、しゃがみ込んでオーダーしている方も見かけました。▼
PR壁にかかっているのは木工作家小山剛が制作した作品です。▼
バンコクのデザイナーAtelier2 +が手がけた藤の椅子はまだあまり日本には入ってきていません。
Atelier2 +は2人組のデザインユニットで、家具のデザインだけにとどまらず建築やインテリアデザイン、アートなど幅広い活動を展開しています。
これから注目すべきデザインユニットです。
籐の使い方がすごく素敵です。▼
モーニングメニュー
週末は混んでいると聞いていたので、朝早くモーニングメニュー狙いで行ってきました。
狙い通り土曜でしたが店内はまだまだ空いていて、すぐにオーダーして着席できましたが、食事をしているうちにどんどん人が多くなり、出る頃には店の外に行列ができていました。
朝早く行って正解でした。ちなみに朝早くと言うのは8:30過ぎです。
モーニングメニューは7:00から11:00までです。▼
パンは食パンかパンドミのどちらかを選べます。私は全粒粉食パンにしました▼
珈琲メニュー▼
PR2名で訪れて頼んだメニューはこちらです。
これは炭焼きシナモントーストトンカ豆の香りとハウスブレンド京都です。
こちらが、フムスとお野菜のベジタブルトーストサンドイッチレモン添えです。
同じくコーヒーはハウスブレンド京都です。フムスと聞くと頼まずにはいられないほど好きなのでとてもおいしかったです。▼
フムス挟まってますよー▼
食事メニューは後ろの厨房で作っています。▼
こちらのパウンドケーキはテイクアウトしました。
左端のラベンダーとレモン風味のパウンドケーキがすごく美味しかったです。
ラベンダーの香りが口の中に広がって、味はレモンと言う爽やかのダブル攻撃って言うパウンドケーキでした。▼
空間も気持ちよく、コーヒーは勿論モーニングも美味しかったです。
次はランチかディナーを食べてみたい。と言うのも、桜新町で大人気のタケノとおはぎもと思いましたが、朝早過ぎてまだ開店前だったため立ち寄りませんでした。
また世田谷方面に出かける時はセットで立ち寄りたいと思います。
もう少し家から近ければ通っちゃうんだけどなぁ。残念。
OGAWA COFFEE LABORATORY
世田谷区新町3-23-8 エスカリエ桜新町 1階 MAP
営業時間はこちら
東京世田谷2つのOGAWA COFFEE LABORATORY 桜新町・下北沢と京都の小川珈琲堺町錦町に行ってみました。