都内で手軽に紅葉散歩<白金台編>に続いて青山編です。
青山周辺の紅葉散歩では超有名スポットの「神宮外苑いちょう並木」と「根津美術館」、そして穴場の「ののあおやま」の3カ所をご紹介します。
遠くに行かなくても近所で楽しめる東京紅葉散歩2022年です!
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神宮外苑銀杏並木
青山周辺の秋の風物詩の一つである神宮外苑の銀杏並木は、超人気スポットのため、晴天の週末はものすごい混雑です。
例年、銀杏の季節の11月中旬から12月頭の週末は神宮外苑いちょう祭りが開催され、歩行者天国になるのですが、2020年、2021年はコロナの影響では中止でした。当然週末の歩行者天国もありませんでした。
ライトアップと歩行者天国が復活!
2022年も神宮外苑いちょう祭りは残念ながら中止ですが、なんと!3年ぶりにライトアップが復活しました。それだけではありません。なんと歩行者天国も再開です。
ライトアップの期間は11月26日(土)からイチョウ並木が車両通行止めになり歩行者天国になります。
神宮外苑いちょう並木の歩行者天国とライトアップの期間と時間は下部に↓
ラグビー場の入口までは駐車場の出入りのため片側1車線は車道専用です。▲そこから絵画館方面までは全面歩行者天国です。
暮れなずむ銀杏並木にライトが点灯して幻想的な美しさです。しかし、週末はこの通りすごい人です。
特に一方通行の規制はありませんが、両脇の歩道から歩行者天国の車道への移動は数カ所のポイントでしか行き来ができないようになっています。
10月末だとまだまだ青々としています。▲
だいぶ色づいてきました。▲
歩行者天国から撮った12月1日のライトアップされたいちょう並木はこんな感じです。▲
今年は早めに紅葉して早めに落葉してしまいました。ですから、ライトアップの日程は12/6までありますが、1週間くらい遅かったようです。残念!
混雑するのは?
下の写真は2021年の11/28(土)の15時頃です。おそらく一番混雑する時期、曜日、時間帯だと思います。銀杏の黄色さ、葉のつき具合は一番見ごろ、まさに紅葉のピークです。人の混雑もピークです。▼
下の写真は上の写真から数日後の平日の朝の同じ場所です。銀杏の葉がすっかり落ちてしまい見ごろは過ぎています。しかし、平日の朝なので人はほとんどいません。それにしても銀杏の葉のスカスカ具合が悲しいですね。▼
晴天の平日の午前中、昨年と同じ場所の様子です。今年のピークはこれからですが、まだ緑色の葉も残りつつも紅葉は始まっています。▼
というわけで、11月中旬から下旬の晴天の週末の12時〜16時くらいが一番混みます。見ごろを逃さずにゆっくり見るのであれば、11月中旬から下旬の平日ですね。朝じゃなくても平日だったらかなり違うと思います。週末しか行けない方は、午前中の方が人は少ないはずです。
ただ、今年は復活したライトアップも見逃せない!昼間いく?それとも夜行く?悩ましいところですね。
PR見ごろは?
人が少ないのは、週末と平日なら当然平日、午前と午後なら午前のほうが空いています。ですが、時期はいつ頃がいいの?ということですが。
下の写真は、2021年12上旬の朝です。▼
下の写真は、2020年12月中旬の朝です。▼
上2枚の写真は、今年と去年のほぼ同じ場所の写真ですが、2週間の差があります。絵画館に向かって右側の並木道です。なぜか毎年こちら側の銀杏の方が紅葉も葉が落ちるのも遅いです。
今年も12月中旬まで上の写真のように銀杏の葉が残っているかというとかなり怪しいです。というのもその年の天候、気温によって微妙に見頃は変わりますので、11月中旬から12月頭頃というざっくりとした日程としか言いようがありません。
ただ、毎年だいたい11月下旬頃が一番見頃です。確実に良い状態を見たいのであれば何度も足を運ぶしかなさそうです。何度も通える都内だからこそです。
復活した9日間限定の歩行者天国とライトアップもぜひ見逃さないように!
基本情報
神宮外苑いちょう並木歩行者天国とライトアップの期間と時間
歩行者天国 11月26日(土)から12月4日(日) 毎日14:00〜21:00頃
ライトアップ 11月26日(土)から12月4日(日) 毎日16:30〜19:30頃
港区北青山2丁目付近
アクセス:東京メトロ銀座線外苑前駅徒歩約5分、東京メトロ青山一丁目駅徒歩約6分、JR信濃町駅徒歩約10分
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根津美術館
青山にある都会のオアシス根津美術館には、青山とは思えない広くて緑豊かな庭園があります。この庭園は四季折々の美しい表情を見ることができますが、紅葉の季節はとりわけ素晴らしいのでご紹介です。
美術館なので、庭園に入るには美術館の入館料が必要になります。庭園だけの見学は残念ながらできません。
ここの庭園に足を踏み入れると都内とは思えない風景が広がります。ここに来るとわざわざ遠くまで行かなくても十分紅葉を満喫できるなと思わせてくれます。家から徒歩20分の小京都です。(←勝手に)▼
こんなに美しい光景が近所で見られるなんて!そりゃ京都とか金沢の秋は美しいけれど、移動距離や大混雑を考えると、ご近所紅葉で十分です。美術館の入場料なんて安いもんですね。▼
美術観賞と紅葉狩り
根津美術館では、例年紅葉の季節は特別展を開催しています。その内容は毎年変わるので、紅葉と一緒に展覧会鑑賞を楽しむことができます。どんな美術館なのか詳細は以下記事を参照ください。▼
今年の展覧会は特別展「将軍家の襖絵屏風絵でよみがえる室町の華」
2022年11月3日(木・祝)~12月4日(日)
オンライン日時指定予約 一般1500円、学生1200円
基本情報
10:00-17:00 月休
港区南青山6丁目5−1
根津美術館のミュージアムカフェはその大きな窓から美しい紅葉を眺めながらコーヒーブレイクができます。美術館に行ったら必ず立ち寄りたい場所です。▼
PRののあおやま
外苑前駅と表参道駅の中間地点にあるののあおやまは、老朽化した都営住宅団地である青山北町アパートを東京都が高層・集約化して建替え、その用地を生かして民間開発を誘導し、青山通り周辺エリアの拠点となる複合市街地を形成する北青山三丁目地区まちづくりプロジェクトの一つです。
ののあおやま民活棟と呼ばれる高層棟は、北青山三丁目地区まちづくりプロジェクトの民間活用事業です。都有地を約70年間の定期借地によって民間デベロッパーが借り受け、5F-25Fが三井不動産レジデンシャルの賃貸マンションのクラス青山、2F-4Fがサービス付き高齢者向け住宅、1F-2Fが商業施設等が入る25階建ての複合施設です。
隈研吾監修
建物・景観デザイン監修には、なんと隈研吾が協力しています。確かに木によるルーバーが低層部分の外観にありますね。ただ、隈研吾建築都市設計事務所のHPには掲載されていないので、どのくらい隈研吾が関わっているかは、ちょっと謎です。
低層部の外観には確かに隈研吾ぽさが▼
大規模緑地
ののあおやま民活棟周辺には、3,500㎡の潤いある大規模緑地があります。ここも実は地味に紅葉が綺麗なんです。一般に開かれたパブリックスペースなので、誰でも自由に気軽に立ち寄ることが可能です。
この大規模緑地のデザイン監修にランドスケープ・プラスの平賀達也氏、樹種選定のアドバイザリーに東京農業大学客員教授の濱野周泰氏の協力を得て、明治神宮など周辺地域の潜在植生や生態系に基づいた外構計画を行いました。ですから、この緑地はたくさんの生物が生息できる豊かな緑地空間なのです。
カフェ・レストラン
現在、1階にはカフェERIC ROSE/エリックローズとレストランRACINES AOYAMA/ラシーヌ青山があります。2店舗とも利用しましたが、広々空間でゆったりリラックスしながら食事やコーヒーをいただけます。
どちらのお店にもテラス席があって、季節の良い時は気持ちいがいいですね。エリックローズのテラス席はペットOKです。▼
特にラシーヌ青山のモーニングはなかなか秀逸で、紅葉関係なく結構利用しています。お店は全面ガラスの開放的な空間で、大規模緑地の紅葉が鮮やかでとっても綺麗です。
開店したばかりの頃は、コロナのせいもあって、まだまだ人が少なかったのですが、最近はモーニングのお得さが広まったせいか、平日でも結構混み合っています。▼
日本庭園ではないので、いわゆるモミジはないのですが、それでも綺麗に色づいた木々の葉は、十分に目を楽しませてくれます。▼
まだまだ周知されていないののあおやまは神宮外苑銀杏並木から根津美術館に移動する間にあるので、3カ所を1日で巡ることも可能です。
PR基本情報
RACINES AOYAMA 9:00-22:00 不定休
ERIC ROSE 9:00-19:00
港区北青山3丁目4−3 MAP
いかがでしたでしょうか。コロナウィルスのせいで閉塞的な日々を送っていますが、四季のある国に生まれたのですから、季節ならではの楽しみを満喫したいですよね。都内紅葉散歩も参考になれば嬉しいです。
都内で手軽に紅葉散歩の<白金台編>も合わせて参照ください。▼
港区の紅葉スポット▼