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青木淳設計の青森県立美術館へ行ってきた! その1 奈良美智の「あおもり犬」はやっぱり圧巻!


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東北で行きたかった美術館その2である青森県立美術館へ行って来ました。

前日に念願の十和田市現代美術館訪問していたので2日続けての美術館。アート巡りぽくなってきました。

▲特徴的なフォントが目を惹きますね。

▲青森県立総合運動公園の敷地内に建つ青森県立美術館。

広場や競技場がある公園の中ということで、親子連れが遊んでいたり芝生がきれいだったりします。芝生で遊んだり運動したりしてからアートを見たりと特に子どもたちには最高な環境ではないでしょうか。

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青木淳設計の青森県立美術館

日本だけでなく世界各地のルイ・ヴィトンの設計で有名な青木淳氏が設計者として選出されたのが2000年2月。

応募作品393点。当時国内からの参加数としては史上最大規模の建築コンペでした。

そして、2006年青森県立美術館が開館したのです。

開館時から訪れたいと思いながらも12年の月日が流れ、ようやくようやく初訪問となりました。

▲三内丸山遺跡と青森県総合運動公園に挟まれた広々とした場所にそびえ立つ美術館でした。かっこいい!

真っ白な「ホワイトキューブ」にエントランスのゆるく長いカーブがいいですね。

中の展示室には土の床や壁が露出していたりしてこの地の歴史を感じるのです。

青森県美はVIもいい!

VI とはコーポレートブランドの価値やコンセプトを可視化した、ブランドシンボルやロゴデザインなどを中心にブランドカラーやサブカラーシステム、サブグラフイック、指定書体など、ブランドを象徴するデザイン要素一式を総称してVI(ビジュアル・アイデンティティ – Visual Identiry)と呼びます。

青森県美ではデザイナー菊池敦己がVIの担当をしています。

▲通常のサインやピクトグラムは勿論、ロッカーの数字や消火器、自動ドアの文字まで全部オリジナルフォントが使われています。すごい!

▲東京オリンピック開会式のパフォーマンスですっかり一般にも知られるようになった「ピクトグラム」という言葉。

青森県立美術館のピクトグラムはここのオリジナルです。

▲ロッカーの数字もオリジナルのフォント。

そしてロッカー自体も意図的にデザインされていますね。特注品でしょうか。

▲消火器の場所を示すマーク。

フォントはもちろんオリジナル。線が手書き風なのもわざとでしょうね。

▲自動ドアの文字もオリジナルのフォント。

文字間の隙間(カーニング)も手作業で調整しているぽいです。すごい。

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 青森県立美術館での写真撮影

青森県立美術館は残念ながら展示室内は原則として撮影禁止です。

ただ奈良美智作品「あおもり犬」と「森の子」、棟方志功やシャガール作品など撮影可能な作品もありますので、美術館での最新の指示を確認してみてください。

▲これは写真撮影が可能なシャガールのアレコ全4作品完全展示。人の姿と比較すればその巨大なサイズが分かると思います。

またフィラデルフィア美術館から借用していた3幕の借用期間が2027年3月末までに延長されたそうです。つまりそれまではアレコ全4作品を青森県美で見て写真撮影もすることができるのです。これだけでも青森県立美術館を訪問する動機になりますね。

あおもり犬

青森県立美術館といえば、青森出身の世界的な現代アート作家、奈良美智(なら・よしとも)の「あおもり犬」です。

美術館に行けば、どーんと居るものだと思っていましたが、案外その道は遠かったのです。

▲まずは館内からみたあおもり犬の様子です。

割と近くに居るじゃなーーいと思うのですが、

実際にこの作品の前にたどり着くためには長い道のりが待っていました。

あおもり犬までの道のり

まず、館内の案内に沿って館の外に出ます。

▲館外のあちこちに案内板が出ています。

ここもなんか裏導線ぽいけど大丈夫。

▲案内板の先に進むと今度は階段を登るように案内されます。

なんでしょう、このダンジョン感は。

▲そしてこの怪しい階段を登れという案内です。

しかも!ここから「あおもり犬」までは階段を登ったり降りたり5−6分かかる!!??

そんな事言われてもこちらは東京から来ているのですから諦めません。

▲階段の先には何もなさそうですが、とにかく登ります。

▲登った先に何もないけど案内が・・・。

このような案内板がいくつも続くけど・・・。フォントが可愛いから許す。

▲今度は階段を下ります。

よし、これで階段を登ったり降りたりしましたよ。

▲階段を降りたその先に、何か広い空間がありそうですね。

今度こそ「あおもり犬」が居るのかな?

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あおもり犬とご対面!

いたーーーーーーー!

実際に目の前に来ると、巨大です!これは大きいなぁ。

いろんな角度から写真を撮ってみました。

▲犬の顔の下に入って見上げるとこんな感じです。

▲後ろ姿は怒られてションボリしているようでもあり、なんか可愛いですね。

 

真っ正面連続です。

そうか、あおもり犬まで行こう!と思ってから、辿り着くまで長いので

期待がマックスになったところで、どーん!

だから感動もひとしおなのですね。

引っ張って、引っ張って、期待をあげて、あげてのどーん!

これも青木淳さんの作戦なのかな?!

あおもり犬まで徒歩5−6分は大袈裟ですね。

普通の大人なら2-3分で到着します。

青森県立美術館へ行ってきた!その2へ続く

青森県立美術館 基本情報

住所:青森市安田字近野185 MAP

開館時間:
9:30〜17:00 (10月1日〜5月31日)
9:00〜18:00 (6月1日〜9月30日)

休館日:第2・4月曜日、年末年始

あおもり犬連絡通路開通時間

4月中旬GW前から雪が積もり始めるまで

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