StandBy
フラワークリエイター篠崎恵美によるインスタレーションエキシビション「mericlone」が開催されています。
ここで以前開催していた”東信のAMKKが密閉型環境実験システム・パルダリウム保俊”も植物のインスタレーションでした。その前のインスタレーションは映像でしたので、今回前回がたまたま偶然続いてるのか、今後も植物や花などを使ったインスタレーションを展開していく予定なのか今後が楽しみです。
大量のスターチスが一つの塊となっています。時間の経過とともに花はドライフラワーへと変化していくその過程も含めてインスタレーションです。最後は来場者にそのドライフラワーを配布するらしいので、最終日に散歩がてら行ってみようかな。
昼は一つ一つの花の美しさを確認し、夜になったらライトアップされて全体感がよく見えるのではないでしょうか。昼と夜と時間の経過とこれは観察必須の展示です。
Megumi Shinozaki「 mericlone 」 2021.5.29 – 6.20 10:00-19:00
代官山の個展情報はこちら▼
The Mass
「I CARE BECAUSE YOU DO」という15人のアーティストによるグループ展が開催されています。
アーティスト一覧でトップを飾るのはすでに1996年に亡くなっている物故作家のダン・フレヴィンです。最近だと2017年にエスパス・ルイヴィトンで開催された展覧会が記憶に新しいところです。ルイ・ヴィトンでの展覧会はルイヴィトンがコレクションしているダン・フレヴィン作品の展覧会で圧巻でした。
ここのギャラリースペースはStnad By同様建築家の荒木信雄率いるアーキタイプによる設計です。火災報知器のおさまりが綺麗だったので思わず写真を撮ってしまいました。
Stand ByもThe Massも最近だとMIYASHITA PARKに新しくできたSAI art galleryも全てen one tokyoが運営するスペースです。en one tokyoが運営するスペースで一番最初のものはBlock Houseにあるgallery commonで、このブログでも紹介した「BUG4US」の展覧会や「NICI 今とても素晴らしい時」を開催していた場所です。その他にBATSU ART GALLERYや讃岐うどん専門店「麺散」や出汁巻玉子ドッグ専門店「ONE」など飲食も展開しています。全てが原宿渋谷界隈なので、主なターゲットが若い層だということがよくわかります。
このダン・フレヴィン作品はなんと!エディションがあるということでびっくりしました。だからって残念ながら購入できませんけれど。▼
蛍光灯1本だけっていうのは逆に珍しい気がしました。
en one tokyoが運営するギャラリーは若いアーティストの、しかもストリート系が多いイメージでしたが、The Massはちょっと他のen one tokyoのギャラリーとは一線を画す気がします。また、en one tokyoは、いわゆる「画廊」とは違い、企業による多角的な事業の一つとしてのギャラリー運営です。かといってエルメスやルイ・ヴィトンのようなブランドのイメージアップのためのアートスペースともちょっと違います。ギャラリーもkaikaikikiのようにアーティストが運営する時代ですから、いろんな形があって然るべきです。en one tokyoの活動にこれからかも期待したいです。
「I CARE BECAUSE YOU DO」 2021.5.29-6.27 12:00-19:00 火・水休
The mass・Stand By
渋谷区神宮前5丁目11−1 MAP