アート巡り、ギャラリー巡り、美術館巡りには絶好の季節が到来しました。東京で今見るべきアート、インスタレーションなどの展覧会のご紹介ブログの第2弾は、表参道・原宿に続いて銀座です。
銀座は多くの画廊、ギャラリーが集まり、百貨店やハイブランドのショップなど、見所が満載の大人の街です。そんな銀座で行くべきアートスペースでの展覧会です。
いわゆる画廊やギャラリーは軒並み祝日はお休みですが、ここで紹介する展覧会は、基本的に祝日もオープンしていますので連休のアート巡りの参考にしてください。
PR銀座メゾンエルメスフォーラム/GINZA MAISON HERMÈSLe Forum
銀座の数寄屋橋交差点で一際目立つガラスブロックの建築が、エルメスの旗艦店です。この建築の8階と9階に位置するメゾンエルメスフォーラムでは、年間数回の主に現代美術の企画展を開催しています。
現在は、フランシス真悟、スザンナ・フリッチャー、ブルーノ・ボテラ、宮永愛子によるグループショウ「インターフェアレンス/Interference」展が開催中です。
展覧会の詳細は▼
基本情報
2023年2月23日~6月4日 11:00-19:00 不定休 入場無料 銀座メゾンエルメス フォーラム/GINZA MAISON HERMÈS Le Forum 中央区銀座5-4-1 銀座メゾンエルメス8階・9階 MAP アクセス:東京メトロ銀座駅B7出口直結、JR山手線・京浜東北線有楽町駅日比谷口より徒歩7分 |
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POLA MUSEUM ANNEX
中央通り沿いに面した京橋方面のポーラビルにある箱根のポーラミュージアムのアネックスの位置付けのポーラミュージアムアネックスがあります。現在、ここで開催しているのは、荘厳なインスタレーション西島雄志「瑞祥 zui-shou ― 時の連なり ―」です。
エントランスの八咫烏から、最後のニホンオオカミまで、神話に出てくる伝説の生き物に出会うことができます。
展覧会タイトルにもなっている「瑞祥 zui-shou ― 時の連なり ―」には龍と鳳凰が宙を舞っています。
これらは、アーティストが一つ一つ手作業で作った、銅線を渦巻き状にまいたパーツが使われています。
その無数のパーツを製作する膨大な時間が、伝説の生き物と化して、会場に立ち現れたのかもしれません。
展覧会の詳細▼
基本情報
西島雄志「瑞祥 zui-shou ― 時の連なり ―」
11:00-19:00 会期中無休 入場無料 ポーラミュージアムアネックス/pola museum anex 東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル 3階 MAP アクセス:東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線 銀座駅 A9番出口徒歩6分、東京メトロ有楽町線 銀座一丁目駅 7番出口すぐ、JR有楽町駅 京橋口改札徒歩5分 |
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資生堂ギャラリー
化粧品メーカーの資生堂が運営するギャラリー、資生堂ギャラリーは新橋寄りの中央通り沿いにある真紅の建築の地下にあります。この建築は、昨年コロナウィルスに感染して亡くなったリカルド・ボフィル設計です。
現在、資生堂ギャラリーで開催しているのは、資生堂が若手アーティスト支援のために毎年3人(組)のアーティスト選んで展覧会を開催している資生堂アートエッグの第16回目で、佐藤壮馬の「おもかげのうつろひ」です。
展覧会の詳細は▼
第16回アートエッグのユソラ▼
第16回アートエッグの岡ともみ▼
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基本情報
佐藤壮馬「おもかげのうつろひ」
11:00~19:00 日祝11:00~18:00 月休(祝日でも休廊) 入場無料 中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階 MAP アクセス:東京メトロ銀座A2出口から徒歩4分、東京メトロ新橋駅1番出口から徒歩4分、JR新橋駅銀座口から徒歩5分 |
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インターメディアテク/INTER MEDIA THEQUE(会期終了)
東京駅横にあるKITTE内にあるインターメディアテクは、日本郵便株式会社と東京大学総合研究博物館が協働で運営をおこなう博物館です。普段からここでは、東京大学が1877(明治10)年の開学以来蓄積してきた学術標本を常設で展示しています。
今回、インターメディアテク開館十周年記念の特別展示「極楽鳥」では、鳥をモチーフとした宝飾芸術の歴史的名品と共に、インターメディテクにある鳥の剥製標本をはじめ一級の自然誌標本および研究資料を併せて鑑賞できる唯一無二の展覧会を無料で鑑賞することができます。
この展覧会、協賛がヴァン クリーフ&アーペルで、協力は山階鳥類研究所です。
山階鳥類研究所と言えば現在は結婚して皇族を離脱し黒田清子さんになられた元紀宮清子さんが勤務されていたことでも有名ですね。
とにかく鳥も宝石も超一流ってことです。
宝石で飾られた鳥の数々は、日本で初公開となる海外のプライベート・コレクションより、鳥をモチーフとした19世紀半ばから現代に亘る、多くのメゾンや作家による選りすぐりの絢爛豪華なジュエリー約100点が並びます。
東京大学総合研究博物館および山階鳥類研究所のコレクションから歴史的な鳥の剥製標本と鳥のスケッチをフィーチャーし、豪華な宝石とサイエンスの二つの視点から鳥を考察します。
展覧会のタイトルとなっている極楽鳥とは、オーストラリアやパプアニューギニアなどに生息する極彩色の鳥オオフクチョウの別名です。
その別名の由来は、16世紀ヨーロッパに初めてオオフウチョウが運ばれた時、剥製にするためだったので、翼と足が切り落とされた状態でした。
そのため、この鳥は一生枝にとまらず、風にのって飛んでいる bird of paradise (天国の鳥)と考えられたことが始まりなのです。
優雅な名前とは裏腹にその事実がなんか悲しい。
しかし、豪華で見応え十分の展覧会です。鳥好き、動物好き、宝石好きにはたまりませんね。
インタメディアテクのギメルーム▼
基本情報
インターメディアテク開館十周年記念特別展示『極楽鳥』
11:00-18:00 入場無料 月休 千代田区丸の内2-7-2 KITTE 2・3階 MAP アクセス:JR東京駅丸の内南口から徒歩1分/丸ノ内線東京駅地下道より直結、千代田線二重橋前駅(4番出口)より徒歩約2分 |
アーティゾン美術館/ARTIZON MUSEUM(会期終了)
東京駅から徒歩数分の場所にある新名称アーティゾン美術館として生まれ変わった旧ブリヂストン美術館では、ダムタイプ「2022 : remap ベネチアビエンナーレ帰国展」が開催されています。
奇しくも新メンバーとして新たに加入したばかりの坂本龍一の最初で最後のダムタイプの作品となってしまいました。
内容は、2022年に開催されたヴェネチア・ビエンナーレの帰国展です。
展覧会の詳細▼
基本情報
第59回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館展示帰国展 ダムタイプ|2022: remap(会期終了)
10:00–18:00(5月5日を除く金曜〜20:00) 月休 入館料:一般web予約1200円、当日1500円 大・専・高:無料(要予約)予約がない場合当日券購入 中学生以下:無料 予約不要 アーティゾン美術館 中央区京橋1丁目7−2 MAP |
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