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出世の石段:愛宕神社


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東京の虎ノ門ヒルズの近くにある愛宕神社には、目の前に立つと登るのを躊躇してしまう急勾配の階段があります。その名も「出世の石段」。まずはどんな階段なのか写真をどうぞ。でも、写真では実際の急勾配が伝わりづらいです。鳥居の横にはトレーニング禁止なんていう看板もありました。確かにトレーニングになります。だってものすごいキツイですから。写真は入り口の鳥居のリニュール工事前のものです。今は綺麗な朱色に生まれ変わっています。

愛宕神社 出世の石段 
愛宕神社 出世の石段 
愛宕神社 出世の石段 登りの様子
愛宕神社 出世の石段 

愛宕山の上にあるこの神社は標高25.7m、23区内の自然地形では一番高い山です。東京タワーや高層ビルの展望台で高所からの東京の眺めに慣れてしまいっている現代人にとっては25.7mは決して高いとは言えません。しかし!86段ある石段を実際に登って頂ければ、その高さを足で感じることができます。

出世の石段を登る時は、振り返らず、立ち止まらず、一気に登るのが良いとされています。私は連れと行っても会話を交わすことなく、というかそんな余裕はないんですが、とにかく黙々と前だけ見て一気に登ります。最後の10段くらいが本当にキツイですがペースを変えずに一気にです。うまく登りきるコツは最初からペースをあげないこと、最初はゆっくりかなと感じるくらいのペースで黙々と前だけ見て一気に上まで上がります。途中で休んだことはありませんが、きっと休んでしまうともう登れないような気がします。

愛宕神社 

登りきったら息を整えましょう。息を整えて落ち着いたら手水舎で手と口を清めてから参拝です。石段を登っただけではさずがにご利益はないでしょうからきちんと参拝しましょうね。

愛宕神社 
愛宕神社

参拝を終えたら、ぐるり一周してみましょう。池には鯉が優雅に泳いでいます。弁財天社もあります。社務所は右奥にありますので御朱印はそこで。

愛宕神社では結婚式も行っているようです。大都会の真ん中で厳かな神前結婚式もいいですね。桜の季節や梅の季節に合わせての結婚式もいいかもしれません。

さて、このままNHK放送博物館へ立ち寄ってからの帰宅もよいのですが、寄り道なしの帰りについてご案内。

愛宕神社 出世の石段 現在
愛宕神社 出世の石段 鳥居工事中

登りは体力的にかなりキツイのですが、実は本当に恐怖を感じるのは下りです。まさに行きはヨイヨイ帰りは…。なのです。これは何かにつかまらず通常の階段のように降りるのはビジュアル的に厳しいです。

実は、私はこの愛宕神社に何度も訪れいていますが、一度も石段を降りたことはないのです。というのも愛宕神社の言い伝えとして、せっかく登った出世の石段を降りては運気も下がる、帰りは女坂かエレベーターなど出世の石段以外の場所から降りて帰るべし。というのがあります。ご利益のためには石段を降りずに帰りましょう。で、石段に向いて左、虎ノ門側に女坂と言われる緩やかな階段があります。また右、神谷町側にはなんとエレベーターと階段があります。

愛宕神社 神谷町側階段

このどちらかから降りて帰宅するのがよいでしょう。

最近は参拝者が増えていて以前は見られなかったインバウンドの方々も多く見られます。神社への参拝は午前中がよいとされていますので、少し早起きして愛宕神社で参拝してから、徒歩圏内の虎ノ門ヒルズへ行ってランチというのもよいですね。あるいは少し足を伸ばして東京タワーと増上寺へいくというのもいい散歩コースです。インバウンドの方々はすでに実践しているコースなのかもしれないですね。

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