麻布十番から六本木に向かう途中のパーキングに出汁の自販機があります。なぜ、出汁が自販機なのか、なぜパーキングなのか。疑問がいっぱいですが、通るたびに気になって、気になって。
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だし道楽自販機/六本木 |
コインパーキングにはノボリまで立っていて「ここに出汁売ってるよー」と売る気は満々です。調べてみると広島にうどん屋さんを営む二反田醤油と云う会社の「だし道楽」という商品。東京は都内5カ所の三井リパークに2017年2月に設置されたようです。しかし、なぜ駐車場に自販機を設置して販売するのか調べてみました。
そもそも醤油屋さんが「だし道楽」を2003年に商品化して、その後2007年にその名も「だし道楽」といううどん店を開きます。ここまでは何の変哲もない流れです。そして、そのうどん店でだし道楽も販売していたそうなんですが、営業時間が10時から14時半と短く、閉店してからもだし道楽を買いたいというお客様の声に答えてうどん店の駐車場に自販機を置いたというのが始まりらしいのです。そもそも珍しい販売方法でやりたいという思いもあって、その後も自販機での販売を行っているらしいです。なるほど〜。
「うどん店の営業時間に関係なく店の駐車場で自販機を置いてでだし道楽を販売する」
という行為がいつの間にか
「駐車場に自販機を置いてだし道楽を販売する」になったわけですね。謎が解けた。
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だし道楽自販機 |
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だし道楽自販機 |
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だし道楽自販機 |
で、写真上段の金のパッケージ「焼きあご入りのだし道楽」の方を、早速購入してみました。魚が丸ごと入っていてインパクトありますね。このビジュアルでは飲み物と間違えることはないと思いますが、インターナショナルタウン六本木ですから、ちゃんと自販機下部に「Do not drink. This is a vending machine of dashi.」と書いてあります。親切ですねぇ。
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だし道楽自販機英文のメッセージ |
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だし道楽自販機背後 |
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だし道楽自販機 前 |
で、味はというと、上手い!コクがあってすごくだしが効いています。かなり濃厚なのでうどん、鍋、お吸い物、煮物、なんでもOKですが、量に注意です。調子に乗ってドボドボ入れると大変なことになります。でも、味は美味しい。訝しがりながらも勇気を振り絞って購入してよかった!勿論、通販でも買えますよ。
きっと貴方もこの自販機を見かけたら買わずにはいられなくるはずです。
使い切っただし道楽は再度水を入れてもう一回使えるとか、実験してみましたが、2回目は若干上薄めなのでそのまま使えます。さらに、この焼きあごは細かくしてふりかけに!と書いてありますが、ペットボトルから出すのが大変。ボロボロ崩れてしまいます。
結論、だし道楽は美味しい。次は宗田節入りを買ってみようかな。