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「開発好明 ART IS LIVE ―ひとり民主主義へようこそ」いつもの東京都現代美術館の展覧会とここが違う!


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暑い暑い2024年の夏にふさわしい熱い展覧会が東京都現代美術館で始まりました。

展覧会は1990年代初頭より一貫したオリジナリティ溢れるアーティスト活動をしている開発好明の東京の美術館での初個展です。

タイトルは「開発好明 ART IS LIVE ―ひとり民主主義へようこそ」。

東京都現代美術館で開催される展覧会の中でもこれまでにないほどイベントやプログラムが多彩な展覧会です。

参加型の作品も多数あるので、思いっきり楽しんだものがちな展覧会です。

一人で行ってもいいけれど、家族や恋人、友人たちと連れ立っていくとより楽しいかもしれません。

開発好明展はいつもの東京都現代美術館の展覧会とは違います。どんなところが違うのか、明かせるポイントをいくつかご紹介します。

開発好明展に訪問前に知っておくといい情報、また覚悟?しておいた方がいい情報をまとめてみました。

《開発好明 ART IS LIVE ―ひとり民主主義へようこそ》2024年、東京都現代美術館 写真:建築とアートを巡る
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通常の展覧会とここが違う!

開発好明自身がそもそも枠にはまらない、これまでにない活動を展開している唯一無二のアーティストです。そんな開発好明の個展ですから、一筋縄で行くはずがないわけです。

ただ、美術館の展示室に入り、そこに静かに壁にかかった平面作品や台に置かれた立体作品を眺めるという展覧会ではありません。もちろん、そういう見方をしてもいいのですが、せっかくですから、参加型の作品には参加して思いっきり楽しんでしまった方が良いでしょう。

だって開発くんの展覧会なのですから。

ブルーのバッグ=ウェルカムキット

3階の展示室に入る前にエスカレーターを登ると2階の小部屋にカウンターがあり、そこでブルーの不織布のバッグを一人に1個手渡されます。ウェルカムキットです。

これを持って皆、展覧会場に向かうのです。

《開発好明 ART IS LIVE ―ひとり民主主義へようこそ》2024年、東京都現代美術館 写真:建築とアートを巡る

▲ウェルカムキットは展覧会で使用するものが入っています。バッグはもらえるわけではなくて、帰りに手渡された場所に返却します。返却するときにカードがもらえます。

帰りにもらえるカードはたくさん種類があって自分が何に当たるかはわかりません。

まず、握手

さぁ、いよいよ3階の会場です。その前に!

蛍光灯を組み合わせて文字を作るシリーズの作品によって構成された展覧会タイトルのサインがお出迎えです。

《開発好明 ART IS LIVE ―ひとり民主主義へようこそ》2024年、東京都現代美術館 写真:建築とアートを巡る

▲後方に回るとブロンズでできた作家の手と握手をすることができます。この作品は触れてもOKです。作品の中には手を触れていい作品がいくつかあります。

しかし、基本的には作品には触れてはいけません。入口にある作品リストに、お手触れOKの作品に星印がついています。せっかくの機会を逃さないためにも作品リストは必ずもらって目を通しましょう。

ミッションコンプリート!

ウェルカムキットには一人一人にミッションが入っています。

このミッションについてはマル秘なので内容は書けませんが、私はちゃんとコンプリートしてきました。

《開発好明 ART IS LIVE ―ひとり民主主義へようこそ》2024年、東京都現代美術館 写真:建築とアートを巡る

▲ちなみにこの写真はミッションとは関係ありません。

とりあえず投げる

展示室を進んでいくと、「投げ彫刻」という作品があります。

《開発好明 ART IS LIVE ―ひとり民主主義へようこそ》2024年、東京都現代美術館 写真:建築とアートを巡る

▲ブルーのバッグ(ウェルカムキット)の中に入っているものを思い思いに投げてみましょう。

<投げる彫刻>はこちらの動画でどうぞ▼

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一年後に届く手紙

このプロジェクトも開発くんが続けているプロジェクトのひとつです。以前にも参加したことがありますが、今回ももちろん参加しました。

《開発好明 ART IS LIVE ―ひとり民主主義へようこそ》2024年、東京都現代美術館 写真:建築とアートを巡る

▲一年後に誰に何を伝えたいですか?楽しいだけでなくちょっと考えさせられる参加型アートです。

数々の参加型アート

未来郵便局だけでなく、たくさんの参加型アートがあります。

《開発好明 ART IS LIVE ―ひとり民主主義へようこそ》2024年、東京都現代美術館 写真:建築とアートを巡る

▲こちらはYes or Noを問うもの。どんな質問かは是非美術館へ行って確かめてみてください。

《開発好明 ART IS LIVE ―ひとり民主主義へようこそ》2024年、東京都現代美術館 写真:建築とアートを巡る

▲こちらもシールを貼って参加するアートです。

これは会期始まってすぐの状態なので、最終的にどんな事になるのでしょう。

もちろん、鑑賞するアートもたくさん出品されています。

《開発好明 ART IS LIVE ―ひとり民主主義へようこそ》2024年、東京都現代美術館 写真:建築とアートを巡る

▲こちらはどれも大御所アーティストのオマージュです。みただけで誰の何かすぐわかりますね。デュシャン、ダニエル・ビュレンヌ、モンドリアン、ジャクソン・ポロックです。あとフォンタナもありました。

個人的に面白かったのはイブ・クラインです。確かに女性モデルだから、欠落するよなぁ。

作家に会える

本人によると、週末平日を問わず、かなりの頻度で展覧会会場にいるそうです。

《開発好明 ART IS LIVE ―ひとり民主主義へようこそ》2024年、東京都現代美術館 写真:建築とアートを巡る

たくさんのイベントやプログラムがあるので、訪問前にどんなイベントがいつ行われるのか、いく予定の日はどんなプログラムがあるのかチェックしてから出かけたいですね。

なんと100人の先生による100回の授業《100人先生 in MOT》なんていう楽しいプログラムもありますよ!

関連プログラムの確認をする

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開発好明展専用パスポート

なんと!この展覧会では、開発好明展に何度でも入場できる開発好明展専用パスポートがあるのです!

本人に限り会期中何度でも入場できる 開発好明展パスポートは2800円です。10回通えば280円ですよ。

普通に考えて1回一般が1500円なので2回以上行けく予定なら絶対パスポートがお得です。

《開発好明 ART IS LIVE ―ひとり民主主義へようこそ》2024年、東京都現代美術館 写真:建築とアートを巡る

写真撮影について

基本的に写真撮影、動画撮影OKです。

ただし、動画の撮影は一部禁止です。詳細は▼

《開発好明 ART IS LIVE ―ひとり民主主義へようこそ》2024年、東京都現代美術館 写真:建築とアートを巡る

楽しい展覧会なので、思い切り企画に乗っかってエンジョイすることを強くお勧めします。

さぁ、あなたは開発くんの展覧会《ART IS LIVE ―ひとり民主主義へようこそ》に何回行く?

基本情報

開発好明 ART IS LIVE ―ひとり民主主義へようこそ

2024年8月3日(土)-11月10日(日)

10:00-18:00(入場は閉館30分前まで)*8月9日、16日、23日、30日の金曜日は21:00まで開館

月休 (8/12、9/16、9/23、10/14、11/4は開館)、8/13、9/17、9/24、10/15、11/5休

一般1,500円 / 大学生・専門学校生・65 歳以上1,100円/ 中高生600円/小学生以下無料

東京都現代美術館

江東区三好4丁目1−1 MAP

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