大阪の街が美術館に!「Osaka Art & Design 2026」が開催
大阪の街全体を舞台にした周遊型アートイベント「Osaka Art & Design 2026」が開催されます。会期は2026年5月27日(水)から6月23日(火)までの4週間です。
梅田から阿倍野まで、大阪市内の百貨店や商業施設、ギャラリーなど数十か所の会場にて、国内外のクリエイターによる多彩な作品が公開されます。今年のテーマは「Infinitize ~ソウゾウを解き放つ~」です。
「Infinitize ~ソウゾウを解き放つ~」がテーマ
「Osaka Art & Design(OAD)」は、2023年に始まったイベントであり、今回で第4回を迎えます。昨年は68万人もの来場者を記録し、回を重ねるごとに注目度を高めています。
今年のテーマ「Infinitize ~ソウゾウを解き放つ~」には、2025年の万博で集まった多様な情報やインスピレーションを咀嚼し、新たな表現として創造するメッセージが込められています。未来のクリエイションを生み出す「創造と想像の土壌」を育むことが期待されます。

▲薄いグレーの背景に、カラフルな抽象的な幾何学的図形や線が散りばめられたデジタルアートのようなイベントポスター。
注目のクリエイターと多彩なプログラム
本イベントでは、百貨店や商業施設、ギャラリー、インテリアショップなど、様々な場所がアート空間へと変貌します。気に入った作品はその場で購入できる機会も提供されます。
阪急うめだ本店:平子雄一氏の世界観
国内外で評価の高い現代美術作家、平子雄一(ひらこ ゆういち)氏の作品が、阪急うめだ本店の1階コンコースウィンドーや9階祝祭広場を彩ります。平子氏がキュレーションを手掛けるグループ展も同時に開催され、新たな才能との出会いも期待されます。

▲夕焼けに染まる広大な草原に立つ、木のような姿の人物と鹿の角を持つ人物が描かれた幻想的な絵画。
大丸心斎橋店:300周年記念「フェニックス」の饗宴
開業300周年を迎える大丸心斎橋店では、黒田征太郎(くろだ せいたろう)氏や佐伯和良(さえき かずよし)氏をはじめとするクリエイターたちが「フェニックス」をテーマにした作品で競演します。不死鳥を彷彿させる力強い作品群が、未来へ羽ばたく大阪の象徴として展示されます。

▲大丸大阪心斎橋店の300周年記念イベント「ひとます美術館」の告知画像。テーマは「未来へはばたくフェニックスの饗宴」です。
JR大阪駅:たちもとみちこ氏による体験型インスタレーション
絵本作家・イラストレーターとして知られる、たちもとみちこ氏(colobockle)が、JR大阪駅・大阪ステーションシティにて体験型インスタレーションを手掛けます。絵本の世界に入り込めるような空間が創出され、訪れる人々が童心に帰って楽しめることが期待されます。

▲人工芝が敷かれた広々とした屋内空間で、人々がくつろぎ、交流する様子を描いたイラスト。巨大な開いた本や光るリングなどの遊具が設置されています。
その他の注目プログラム
髙島屋大阪店では、現代美術作家ヤノベケンジ氏のSHIP’S CATがタカラスタンダードとのコラボレーションで「Living with SHIP’S CAT」を発表します。アートエリア B1では、HAKU by SWAGによる空間と光を操るインスタレーション「Wind」が展開されます。
エスパス ルイ・ヴィトン大阪では、世界的に有名な現代美術家ジェフ・クーンズ氏の「PAINTINGS AND BANALITY」に触れる貴重な機会が提供されます。国立国際美術館では、中西夏之(なかにし なつゆき)氏の思索的な作品世界を味わえる「緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置」が公開されます。

▲宇宙服のようなヘルメットをかぶり、赤い服を着て瞑想する猫のイラスト。レトロなポスター風のデザインです。

▲ピンク色の光に照らされた無数のリボンがドーム状に吊り下げられたアートインスタレーションの中を、一人の女性が歩いている幻想的な光景。

▲黄色い犬のようなキャラクターと、オレンジ色の髪の毛を持つ人間のようなキャラクター、そしてバスケットに入った小さな妖精のフィギュアが並べられた置物。

▲透明な卵型のオブジェの中に、懐中時計やコイル、計測テープなどの様々な機械部品が封じ込められた現代アート作品。
カール・ハンセン&サン 大阪では、デンマークの家具ブランドによる「受け継がれる椅子の美学」を通じてデザインの歴史と美学に触れることができます。maruni osakaでは、株式会社マルニ木工が手掛ける「kupu sauna」が、デザインと機能性が融合した新たなリラックス空間を提案します。

▲改装された広々とした空間に、モダンで素朴なダイニングエリアと木製キッチンが配置されています。白いレンガの壁と露出した木製の梁が特徴です。

▲森林を望む大きな窓があるモダンな空間に、木製のバレルサウナが設置されています。コンクリートの壁と床が特徴的です。
Marco Galleryでは、大竹舞人(おおたけ まいと)氏、中川幸夫(なかがわ ゆきお)氏、Houxo Que(ホウコ ケイ)氏による「生と死と美が並ぶ瞬間は続くのか」が展示されます。TEZUKAYAMA GALLERYでは、加藤智大(かとう ともひろ)氏の個展「The face speaks」が人間の内面に迫る作品を公開します。

▲鮮やかな色の織物彫刻、赤い液体が滴る有機的なオブジェ、そして壊れたスクリーンから光が漏れるインスタレーションが含まれる3つの異なる現代アート作品。

▲ギャラリー空間に展示された、網目状の素材でできた二つの巨大な抽象彫刻。床には作品の複雑な影が広がっています。
べんてんひろばでは、倉富ニ達広(くらとみ にたつひろ)氏の「六甲の年輪を泳ぐ虎」が展示されます。リッツウェル 大阪ショールームでは「家具と手しごと」展が開催され、厚革の家具が持つ魅力と職人の手仕事の温かさを感じられます。

▲芝生の上に設置された、虎の頭部と縞模様が描かれた反射性のあるアートインスタレーション。空と雲が鏡のように映り込んでいます。

▲暗いトーンでまとめられたモダンなインテリア空間の展示風景です。中央にはグレーのソファとコーヒーテーブルがあり、その手前にはアームチェアが配置されています。
アクタス・心斎橋店では、ザナットによる「ボスニアが育んだ、100年の手彫りの物語」が、日本では珍しい伝統工芸に触れる機会を提供します。ワイレアでは、モブジェによる「WAILEA meets MOBJE」が花瓶と花の美しいアート作品を展示します。RID(デザインスタジオ内)では、池田励一(いけだ れいいち)氏とRIDによる「INDICATION」がインダストリアルな視点から生まれるアートを提示します。

▲白い壁に黒いモダンな鏡が2つ、その下の黒いコンソールテーブルには赤い装飾的な器と黒いオブジェが配置された、スタイリッシュでミニマリストなインテリアデザイン。

▲様々な色と形のユニークな花瓶が並べられ、それぞれに生花やドライフラワー、植物が美しく飾られています。

▲赤い平面上に、赤く塗られた段ボールの筒状のオブジェが規則正しく並んでいます。層状の構造が特徴的です。
街を深く知る特別なガイドツアー
作品鑑賞に加えて、大阪の歴史や文化を深く知るためのガイドツアーも用意されています。
大阪建築ガイドツアー
「生きた建築ミュージアム大阪」の専門家が案内する建築ツアーが開催されます。大大阪時代の近代建築を巡る北船場ツアーや、村野藤吾(むらの とうご)氏と安藤忠雄(あんどう ただお)氏という大阪が誇る二大建築家を巡るミナミツアーが企画されています。普段見過ごしがちな建物のディテールや背景にある物語を知ることで、大阪の街がより魅力的に映ることでしょう。

▲豪華な内装が施された広々としたホールを上から見た画像です。高い天井には木製の梁と柱が目立ち、レンガの壁と木製のパネルが特徴的です。

▲特徴的な六角形や幾何学模様のファサードを持つ、コンクリートとガラス製の建物が写っています。都市の街路に面しています。
ミューラルアートガイドツアー
此花区(このはなく)は、22か国37作品ものミューラル(壁画)が展開される「ミューラルタウンコノハナ」として知られています。このエリアを巡るガイドツアーでは、プロジェクト代表による解説に加え、詩人とのトークセッションも開催されます。街の景観に溶け込むアートを通して、地域との繋がりを感じられる貴重な体験が提供されます。

▲建物のシャッターに描かれた、花に囲まれた咆哮する虎の頭のモノクロームの壁画。都市のストリートアートです。
基本情報
会期:2026年5月27日(水) – 6月23日(火)
テーマ:Infinitize ~ソウゾウを解き放つ~
会場:梅田、堂島、中之島、京町堀、本町、心斎橋、なんば、阿倍野 他 大阪市内各地のオープンスペース、パブリックスペース、ギャラリー、インテリアショップ、百貨店、商業施設 など
公式サイト:https://www.osaka-artanddesign.com/









