コンテンツへスキップ

RIMOWA125周年 アニバーサリー展「SEIT 1898」であのアーティストのスーツケースが見られる!


フォローする
シェア:
記事の評価

原宿駅前の旧jingこと現ヨドバシJ6ビルにて、ドイツのスーツケースの老舗ブランドRIMOWA(リモワ)の125周年を記念するアニバーサリー展「SEIT 1898」が始まりましたので、早速訪問してきました。

RIMOWA(リモワ)は、展覧会場近くの表参道と銀座に日本初の旗艦店があり、日本でも機内持ち込みサイズのスーツケースやサルサが大人気のグローバルなブランドです。

そのRIMOWAがスタートしたのは1898年。かばん職人であるポール・モルシェックが設立した家族経営の工場が始まりです。

当初は木製のスーツケースを作っていましたが、1937年にモルシェックの息子リヒャルト・モルシェックが初のアルミニウム製トランクを発売します。

さらに、1976年には防水ケース、2000年にはポリカーボネート製のスーツケースを発売し、大躍進を遂げました。

そんなリモワの125年に渡る長い歴史とともに世界中の著名人やアーティスト達に愛用されている老舗ブランドの秘密を紐解く展覧会です。

PR

SEIT 1898へチェックイン

まずは展覧会の様子を順を追って紹介します。

飛行機での旅行用に最適なアルミニウム製スーツケースで有名なリモワだけに入場のところから凝っています。

事前予約して訪問すると空港のチェックインカウンターを模した受付でチェックイン。担当スタッフまでCAさんぽいユニフォームです。

▲チェックインが済むと展覧会のカタログとボーディングパスを受け取って出発。

ボーディングパスに記載されたフライトナンバーは創業年である1898、目的地はリモワの本社があるドイツのケルン(COLOGNE)、日付は来場日。

そして自分の名前まで書かれているという本格ぶりです。

▲搭乗口・・ではなくて会場入口はこちら。

▲床はRIMOWAのロゴ入りカーペットが敷き詰められるという徹底ぶりです

SEIT 1898の会場

会場内は大きく二部構成。

最初はRIMOWAの歴史と歴代モデルのディスプレイ、後半が特殊モデルやコラボモデル、それとRIMOWA愛好者である著名人たちが所有するRIMOWAの展示です。

▲RIMOWAのスーツケースを分解して展示してあって、なるほどこうやって強度を確保しているのかと参考になるかもしれません。

そしてRIMOWAの代名詞とも言える波板の外観。戦前のユンカースの飛行機で使われていたことでもお馴染みです。それもあってRIMOWAというと飛行機旅行というイメージが強いのでしょう。

▲RIMOWAの歴代の代表モデルが並ぶコーナー。

当時のカタログなどと一緒に展示されています。

様々なRIMOWA

歴代モデルの次は様々なシチュエーションで使われたきたスーツケースや特別にカスタマイズされたRIMOWAのケースの展示です。

▲ミラーを使った展示コーナーのスーツケースはNFTの保有者だけが受け取ることができる限定版スーツケース。

▲そうかと思えばポリカーボネート製の現行RIMOWAをぎっしり詰め込んだ壁。

様々なサイズ、カラーバリエーションがあること、そして丈夫さのアピールですね。

▲このコーナーはミュージシャン用にスペシャル製作されたケース。

キーボードケース、ギターケース、ウッドベース用のケースといろいろ種類があります。売れないバンドマンにはちょっと手が届かない感じですがいつか売れるようになったらオーダーメイドで作ってみたいですね。

前列左端のケースはストラディバリウス用。何億円もするヴァイオリンを入れるとなるとやはりRIMOWAなのでしょう。

▲こちらはオーディオ用のケース。

左からラジオケース、DJが貴重なレコードを持ち運ぶためのレコードケース(円筒形です)、B&O(ベルグ&オルフセン)のヘッドフォンケース、そして右端がスピーカーケース。

旅行用のケースや荷物用のケースだけでなく、何か物を納めるケースをRIMOWAはいろいろ作っているようです。

▲ここはコラボレーションコーナー。

様々なブランドにOEMするのではなく、コラボレーションという形を取ることが多いようです。

PR

アーティストギャラリー

そして今回の目玉。ブランドとのコラボレーションではなく様々な分野のアーティストとのコラボケースです。

▲化石化し壊れかけているRIMOWA。

つまりダニエル・アーシャムです。

▲ステッカーがべたべた貼られただけのようにも見えるスーツケース。

でも ”ATMOSPHERE” のステッカーで分かりますね、オラファー・エリアソンです。

▲大きな口を開けて笑う男。

もう説明も不要、ユエ・ミンジュン(岳敏君)です。

▲アメリカの現代アーティスト、アレックス・ウスラエル。

グラデーションが特徴です。

▲オラファーと並んでいるのはベルギーの造形作家ヴィム・デルボアのケース。

ジュラルミンケースの上にエンボス加工されています。

このアーティストとのコラボケースは美術館などの展示室をミニチュア化したスペースに展示するという凝ったことをしています。

▲”LOOK INSIDE(のぞいてみて)” と書かれた穴があるので、中を覗いてみてください。

▲透明なハートが貼られたケースが見えます。

これは紛争地や災害地の子どもたちや家族を支援するドイツの慈善団体のイベントで展示された「A Hear for Children」というケースだそうです。

PR

フレンズ・ファミリー

最後はフレンズ・ファミリーというコーナーで、RIMOWAを愛用する著名人などから実際のケースの提供を受けて展示しています。

▲仕事柄、旅をすることが多い皆さんなので、それぞれ好みにカスタマイズしたケースが並びます。

▲村上隆提供のスーツケース。オフホワイト〈シースルー〉。

表面に描かれているのではなく、本当にシースルーのケースです。

▲パティ・スミス愛用のビジネス・トローリー。

▲黒いのは藤原ヒロシです。

他にもテニスのフェデラーの愛用品とか映画「ミッション・インポッシブル」登場のケースなども展示されています。

PR

SEIT 1898展

SEIT 1898展の会場ですが、ブランドのイベントとしてよく利用される原宿のヨドバシJ6ビルが会場です。

最近もルイ・ヴィトン、ディール、フェンディと続いていて、今度はRIMOWA。全部LVMHグループですね。もしかしたら長期契約で押さえているのかもしれません。

▲今回の会場は1階だけ。

2階は使用していません。

▲会場出口にはフォトスポットが設置されていて記念撮影もできます。

▲来場者は展覧会カタログの他にステッカーなども貰えます。

RIMOWA ✕ アーティストのコラボ、パティ・スミスや村上隆が愛用するRIMOWAの展示などあって、アーティスティックにも楽しめるし下世話な好奇心的にも楽します。もちろん実際にRIMOWAを愛用している人ならそうした側面を抜きにして楽しめそうです。

初日の原宿は朝から大雨でしたがそれでも多くの人が来場していました。週末は混雑も予想されるので事前予約しての訪問をおすすめします。ボーディングパスに名前も入りますしね。

基本情報

RIMOWA 125周年 アニバーサリー展「SEIT 1898」


2023年6月9日~6月18日

11:00- 19:00(最終入場:18:00)

入場無料  事前予約優先

東京都渋谷区神宮前6-35-6 ヨドバシJ6ビル(旧ジング)  MAP

PR
シェア:
同じカテゴリーの記事 PR
PR
PR

コメントを残す