原宿の明治通りにあるアウトドアブランドのショップTHE NORTH FACE Sphere(ザ・ノースフェイススフィア)で、植物を使った繊細な作品を制作しているアーティスト寺山紀彦のインスタレーションを見てきました。
インスタレーションは、小さいパーツをたくさん使ったとても大きな作品です。
ギャラリーや美術館のようなホワイトキューブではありませんが、ショップの吹き抜け空間を彩る巨大インスタレーションについてレポートします。
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インスタレーションは、ショップの吹き抜け空間に吊るされた幅4m、高さ4mのアルミフレームに約8500個のドライフラワーがびっしりと等間隔で浮いています。8500個という途方もない数量を聞いただけでうわっとなってしまうのに、それが全て等間隔で並べられているんです。
ということは、当たり前ですが、一つ一つ手作業で繋げていっているということになります。
▲等間隔でつながっているのは、花そのものではなくドライフラワーになった花の花弁などのパーツです。ドライフラワーというだけで、とても壊れやすいのに、それを8500も繋げるっていう作業に一体どのくらいの時間がかかっているのでしょう。
もしかしたらこの作品は、作品そのものと共にその背景にある途方もない時間を見るべきなのかもしれません。
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展示場所
THE NORTH FACE Sphere(ザ・ノースフェイススフィア)ショップの1階から地下までの吹き抜け空間に展示されています。
ショップのあるビルが面している明治通り沿いのウィンドウ越しにその姿を見ることができます。
ショップではこれまでにもこの空間で様々なインスタレーションを展示しています。
また、周辺にはTHE NORTH FACEのショップが並んでいます。このインスタレーションが展示されているのは、THE NORTH FACE Sphere(ザ・ノースフェイススフィア)ですからお間違いないように。
また、ギャラリーや美術館ではなくショップ空間のディスプレイなので、展示会期についてもきちんと決まっている訳ではないようです。ですから早めに見に行ったほうがいいかもしれません。
一応展示期間は、3月から3ヶ月くらいということになっているようです。
PR寺山紀彦
寺山紀彦については、以前に「CIBONE」にて作品を拝見しています。
その時見た作品は、額装の中に今回のインスタレーションで使われているような、細かい花のパーツが虫ピンで留められているものでした。
その作品も小さなパーツが等間隔に綺麗に並んでいた記憶です。
とても繊細なもので、多分何度も目にしている訳ではないのですが、印象に残っています。その作品を写真に撮った記憶があるのですが、時期がわからず探せませんでした。見つかり次第アップします。
寺山紀彦は、デザイナーでありアーティスでもあるようです。
今後の活動にも注目していきたいと思います。
基本情報
THE NORTH FACE Sphere(ザ・ノース・フェイス スフィア)
2023年3月1日から3ヶ月くらい展示予定 11:00−19:00 水休 渋谷区神宮前6−10−11 MAP |