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三鷹で建築とアートを巡る1日 ヘレンケラーから宇宙まで 公立のギャラリーと図書館、天命反転住宅と国立天文台


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ある1日、私が三鷹で巡った建築とアートを紹介します。山手線の外から出る時には、一度になるべく多くの建築とアートに触れたいと思うので、巡る場所と順番の計画を立てて出かけます。

先日行った三鷹1日建築とアートツアーもなかなか効率良い上に、内容も充実していたので、どこをどう言う順番で巡ったのかお伝えします。

季節の良い時期に三鷹でヘレンケラーから宇宙までを感じるプチトリップはいかがでしょうか。

国立天文台

今回訪問した三鷹周辺の施設の位置関係です。

おおよその位置関係が分かると思います。ただ歩いて回れる距離ではないので公共交通機関または自動車での移動になります。

Google Mapにも地図を用意してあります。

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三鷹市美術ギャラリー

所要時間1時間(展覧会内容による)

中央線の三鷹駅に降りたったところからスタートです。

駅前にあるビルの中には三鷹市美術ギャラリーという公立のギャラリーがあって、いろいろな展覧会を開催しています。

すでに会期が終了してしまったのですが、私が三鷹を超絶久しぶりに訪れたこの時は、合田佐和子展「帰る途もつもりもない」という、これは観なくては!という展覧会が開催されていました。

ある意味、この展覧会に合わせて三鷹までいったと言っても過言ではありません。ですから、この三鷹 建築とアートツアーにおいて、ここ三鷹市美術ギャラリーで良い企画展が開催していること、というのはとてつもなく重要です。

なんと2023年6月からは、三鷹市美術ギャラリー収蔵品作品展VIを開催中です。収蔵作品展と言っても侮るなかれ、この展覧会なかなかのラインナップなので、これは幸先の良いスタートが切れそうですね。

展示作家は

前期:高山良策、辰野登恵子、谷川晃一、豊福知徳、中西夏之、中林忠良、ナムジュン・パイク、野田哲也、浜田浄、浜田知明、パブロ・ピカソ、彦坂尚嘉、日和崎尊夫、深沢幸雄、福王寺法林

後期:高松次郎、田中田鶴子

三鷹市美術ギャラリー収蔵作品展Ⅳ

【前期】2023年6月3日(土)~7月9日(日)

【後期】2023年7月15日(土)~8月20日(日)

月休  7/17は開館、7/18(火)休

三鷹市美術ギャラリーなかなか粒ぞろいの作品を収蔵されていますね。

入場無料で、しかも夜は20時までやってるというのもありがたいです。

ということは、これから案内するルートの逆回りでも鑑賞可能ということなんです!

基本情報

三鷹市美術ギャラリー

10:00-20:00 月休 

入場無料

三鷹市下連雀3丁目35−1 三鷹コラルビル 5F MAP

 

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天命反転住宅

所要時間約1時間半〜2時間

三鷹駅南口から[鷹51] 武蔵小金井駅行あるいは[鷹52] 朝日町三丁目行のバスに乗り、おおよそ15分ほどで「大沢十字路」というバス停で降ります。

すると、目の前にはとんでもない建築が建っているのです。これこそが、荒川修作+マドリン・ギンズによる住むことのできる住宅「三鷹 天命反転住宅 インメモリーオブヘレンケラー/In Memory of Helen Keller」なのです。

この住宅が、In Memory of Helen Keller ~ヘレン・ケラーのために~ と謳われる理由には、さまざまな身体能力の違いを越えて、この住宅には住む人それぞれに合った使用の仕方があり、その使用法は自由であるという意味です。

私たち一人一人の身体はすべて異なっており、日々変化するものでもあります。与えられた環境・条件をあたりまえと思わずにちょっと過ごしてみるだけで、今まで不可能と思われていたことが可能になるかもしれない=天命反転が可能になる、ということでもあるのです。

荒川修作+マドリン・ギンズは「天命反転」の実践を成し遂げた人物として、ヘレン・ケラーを作品を制作する上でのモデルとしているのです。

尚、天命反転住宅の見学には事前予約が必要です。

三鷹建築とアートツアーで唯一予約必須の施設なので、まずは天命反転住宅の建物見学会の予約をとってから計画をスタートさせてください。

天命反転住宅の間取り、内観などなど建物見学会の詳細は▼

基本情報

三鷹天命反転住宅 In Memory of Helen Keller  ~ヘレン・ケラーのために~ 「死なないための家」

学芸担当者による建物見学会 事前予約制

見学会所要時間: 1時間30分

参加費用: 大人 ¥2,800 子供(小・中・高校生) ¥1,000 幼稚園以下 無料

写真撮影可能

東京都三鷹市大沢2丁目2−8 MAP

アクセス:三鷹駅南口より[鷹51] 武蔵小金井駅行・[鷹52] 朝日町三丁目行のバス約15分「大沢十字路」バス停下車すぐ

 

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国立天文台(NAOJ)

所要時間約2時間〜3時間

三鷹で宇宙?と思った方もいるでしょう。宇宙のロマンと歴史的建造物の両方を感じる・見られる場所が国立天文台です。

しかも、三鷹天命反転住宅からは徒歩で10分もかかりません。目と鼻の先と言っても大袈裟ではない距離です。わざわざ三鷹まで来たら、是非国立天文台も寄ってみたい場所です。

国立天文台は広大な森の中に施設が点在しています。

中を見学できる施設とそうでない施設がありますが、散歩をするだけでも気持ちいいのでおすすめです。天命反転住宅で人間の感覚について考察した後は、広大な宇宙に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

国立天文台の建築や詳細については▼

基本情報

国立天文台三鷹キャンパス

10:00~17:00 (入場は16:30まで)

写真撮影可能

入場無料、予約不要(少人数の場合)

東京都三鷹市大沢2-21-1 MAP

アクセス:JR武蔵境南口よりバス約7分、JR三鷹駅南口よりバス約17分「天文台前」バス停下車すぐ

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武蔵野プレイス

所要時間1時間

国立天文台の目の前にある天文台前バス停から(境91)武蔵境南口行きのバスに乗車して約15分武蔵境駅まで行きます。

武蔵境駅前に建っているのが武蔵野プレイスです。三鷹の建築とアートツアーなのですが、武蔵野プレイスは正確に言うと武蔵野市です。

武蔵野プレイスは、武蔵野市立の公共施設で図書館や市民活動支援施設、生涯学習施設などを兼ね備えた複合施設です。

プロポーザルによって決定した設計は川原田康子 と比嘉武彦によるkwhgアーキテクツが担当しました。武蔵野プレイスで2016年日本建築学会賞を受賞しています。

武蔵野プレイスは、駅前にある市民のための施設なので、9時半から夜の10時まで開館しています。

ですから、これまで案内した逆回りで武蔵野プレイスからスタートするのもありです。

どっちからまわるかは、武蔵野プレイスを夜に見るか、昼に見るかで順番が決まってくると思います。

初めて見るのなら昼の方がおすすめかもしれません。

ただし!武蔵野プレイスは内部の写真撮影禁止です。

撮影する場合は許可を取る必要があります。ただし、その写真はSNSやwebなどへの掲載禁止です。

ですから、外観を撮影するに留めるのが良さそうです。

武蔵野プレイスについての詳細は▼

基本情報

武蔵野プレイス

9:30~22:00 水休

内部の写真撮影禁止(撮影には要許可、ただしSNS、WEB掲載不可)

武蔵野市境南町2丁目3番18号 MAP

アクセス:JR中央線・西武多摩川線「武蔵境駅」南口下車、徒歩1分

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