アート好き、美術館好きはお正月だってアート巡り、美術館巡りがしたい!でも新年だから初詣だって一緒に行きたい。
そんな欲張りな希望を叶える新年の美術館巡りと初詣のセットプラン東京編を紹介します。
実は公立美術館もお正月三が日に開館しているところもあるんです。
新しい年に巡りたい東京都内の美術館とその近くにある初詣の参拝ができる神社特集です。
まずは通い慣れたご近所美術館で、神社との距離も近い森美術館、東京都写真美術館から。
PR森美術館
<年末年始無休>
森美術館は年末年始も休みなしです。大晦日も元旦もずっと開館しています。
というわけで、私は毎年美術館初めは近所の森美術館に行くことにしています。
新年に森美術館で開催している展覧会は、3年に一度の展覧会「六本木クロッシング2022展往来オーライ」で日本のアーティスト22組の作品約120点が観られます。
展覧会の詳細は▼
▼晴天のお正月なら富士山もくっきり見える六本木ヒルズの展望台も見逃せません。
▼建築好きは展望台からも建築巡り
▼東京シティビューではユーミンの展覧会も開催中です。
森美術館や東京シティビューのある六本木ヒルズとセットで行きたい初詣はこの二つの神社です。
出雲大社東京分祠
1878年(明治11年)に神田神社社務所内に、東京出張所を設けたのが始まりで、六本木に神殿を構えたのは1889年(明治22年)です。
現在の神殿は1980年に周辺の開発に伴い鉄筋コンクリート造で改築されたものです。
▲都心の神社らしくビルと一体化した珍しい神社で、入り口にいわゆる鳥居はありません。
森美術館のある六本木ヒルズからは徒歩5分ほどです。
ヒルズとは六本木通りを挟んで反対側にあるので、地下道か横断歩道で反対側に渡ってください。
▲本殿からみろしたところです。六本木の街中にあるのがわかると思います。
出雲大社東京分祠
港区六本木7丁目18−5 211 MAP |
櫻田神社
ヒルズからは出雲大社東京分祠よりも行きやすい場所にあり、ヒルズからテレ朝通りを挟んで向かい側に位置します。
ちょうどけやき坂の頂点のすぐそばなので六本木ヒルズのグランドハイアット東京からは1分ほどの距離です。
ビルとビルに挟まれて見過ごしてしまいそうになりますが、ちゃんと鳥居もあるし、参道もあります。
階段を登ってから参道がクランクしているのも特徴の一つです。
出雲大社東京分祠と違いこちらは地元密着型の神社です。
櫻田神社
港区西麻布3丁目2−17 MAP |
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東京都写真美術館
<2023年1月2日から開館、12/29-1/1、1/4休館>
元旦はお休みですが2日から開館しています。
東京都立の美術館で全国的にも珍しい写真に特化した美術館です。
JR恵比寿駅から動く歩道スカイウォークでつながる恵比寿ガーデンプレイス内にある便利な美術館です。
お正月に写真美術館で鑑賞できる展覧会は3つあります。
▼プリピクテジャパンアワードは入場無料
▼野口里佳の美しい眼差しを一堂に鑑賞できる好機
▼星野道夫の初公開フィルムも
恵比寿神社(恵比寿駅西口近く)
実は恵比寿には恵比寿神社が二つあります。
まずは、恵比寿駅から徒歩5分ほどで道路に囲まれた三角州のような不思議なシチュエーションにある大きい方の恵比寿神社のご紹介です。
恵比寿神社から写真美術館までは動く歩道スカイウォークを使って10分ほどです。
元々は、天津神社と称されていましたが、社殿を新築した1959年(昭和34年)に地名に準え、兵庫県西宮神社のえびす様を合祀し恵比寿神社となりました。
▲道路に囲まれた楕円形の三角州にある社殿
恵比寿神社(ガーデンプレイス内)
もう一つは、恵比寿ガーデンプレイス内、すなわち写真美術館のすぐ近くにある小さい方の恵比寿神社です。
美術館の出口から徒歩で3分ほどです。実は私の一押し神社はここです。
そして、美術館と最も近接した場所にある神社でもあります。
こちらは、明治27年(1897年)日本麦酒醸造会社 (現サッポロビール株式会社)が兵庫県西宮神社から商売繁盛の恵比寿大神を勧請し工場内にお祀りしていたのが始まりです。
1994年に恵比寿ガーデンプレイス 竣工に伴いこの場所に新殿を建立しました。
▲意外と知られていない恵比寿ガーデンプレイスの中の恵比寿神社は、わざと隠しているような場所にあります。
ひっそりとして知る人ぞ知る存在です。それが私のお気に入りでもあります。
▲小さいけれどとても立派で厳かな神社なので訪れるとシャキッとします。
美術館と一緒に参拝するなら2つの恵比寿神社を両方参拝しておきたいですね。
西宮神社まで行かなくても恵比寿で二つのえびす様に参拝できるなんてなんだか得した気分になります。
恵比寿神社
渋谷区恵比寿西1丁目11−1 MAP 恵比寿神社 渋谷区恵比寿4丁目20 恵比寿ガーデンプレイス内 MAP |
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東京国立近代美術館
<2023年1月2日から開館、12/28-1/1休館>
大晦日や元旦はお休みですが、2日から開館します。
皇居と北の丸公園に挟まれ、東京メトロ東西線の竹橋駅の真上に位置すると言っても過言ではない東京国立近代美術館では、大竹伸朗16年ぶりの大回顧展が開催されています。
16年前に東京都現代美術館に突如として現れた宇和島駅のサインもまた見ることができますよ。
▼展覧会の詳細はこちらから
東京国立近代美術館と一緒に初詣に訪れたい神社は靖国神社です。
靖国神社
東京国立近代美術館から靖国神社までは北の丸公園を通って武道館前を通り徒歩で約15分ほどです。
天気が良ければちょうどいい散歩コースになります。
主に対外戦争の戦没者と明治維新前後の国事殉難者を祀る場所のため、氏子は存在せず、神社庁にも属していません。
A級戦犯も祀られていることから毎夏、戦争犯罪人を祀る靖国神社を、日本の政治家たちが参拝というニュースが流れ議論を呼ぶ場所として有名です。
そういう意味で神社としては特殊な場所ですが、日本の軍事史を知る意味で一度訪問してみるのもいいかもしれません。
▲超巨大な大鳥居が目印です。
靖国神社
千代田区九段北3丁目1−1 MAP |
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東京都現代美術館
<2023年1月2日から開館、12/28-1/1休館>
元旦はお休みですが、2日から開館します。そして、なんと1/2と1/3のお正月開館中はMOTコレクション展が無料になります。
鑑賞できる展覧会はこちらから
▼無料で見られるコレクション展
▼大人気のクリスチャン・デイオール、夢のクチュリエ
▼映像作品がメインの展覧会
▼常設されているアート作品の紹介
富岡八幡宮
東京都現代美術館から徒歩で17分ほどで、最寄駅の門前仲町からは徒歩2分ほどです。
2017年に凄惨な事件が起きてから参拝者は激減したようですが、少しづつ平静を取り戻し始めてる印象です。
▲お隣には成田山東京別院の深川不動堂があります。
富岡八幡宮
江東区富岡1丁目20−3 MAP |
いかがでしたでしょうか。
今回はお正月休みに美術館を巡りをしつつも初詣もできちゃう都内の4つの美術館とその近くにある6つの神社の紹介でした。
神社への参拝は午前中が良いとされているので、先に参拝してから美術館鑑賞がいいかもしれませんね。
ぜひ、行ってみてください。
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