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東京都現代美術館 ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ「 柔らかな舞台」1回限りのウェルカムバック券あり!


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東京都現代美術館で開催中の「ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ 柔らかな舞台/wendelien van oldenborgh, unset on-set」を鑑賞してきました。

ウェンデリン・ファン・オルデンボルフは、20年以上に渡り映像作品や映像インスタレーションを制作・発表してきた、オランダの現代美術を代表する国際的なアーティストの一人です。

現在はベルリンを拠点に活動しています。

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ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ

ウェンデリン・ファン・オルデンボルフが制作する映像作品は、他者との共同作業を通じて人々の関係を形成し、撮影にはシナリオを設定しません。

ですから、作品にはキャストやクルーとして参加する人々が登場します。

ドキュメンタリー映像作品ですが、その見せ方はインスタレーションでもあります。

今回の展覧会はウェンデリン・ファン・オルデンボルフの日本初の展覧会です。

代表的な映像作品から新作まで6点が展示されていました。

▲展覧会では、各々の作品解説に加えてアーティストのインタビューが収録されたリーフレットが配布されています。

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映像作品6点

展覧会は企画展示室の3階です。

出品作品は以下のラインナップです。

《マウリッツ・スクリプト》2006年、映像スチル 26分/38分

▲《偽りなき響き》2008年、映像スチル 30分

《ふたつの石》2019年、映像スチル 各28分

《Hier. /ヒア》2021、映像スチル  27分

▲《obsada/オブサダ》2021 撮影風景 34分

▲《彼女たちの》2022、撮影風景 40分

全ての作品を鑑賞すると223分ですから、3時間以上かかる計算です。

ウェルカムバック券

3時間40分、一気に鑑賞するのはなかなか大変です。これは無理だなと思いますよね。

そんな方々のためにこんなサービスが設定されていました。

1回限り再入場ができるのです。ただし、そのためには入り口カウンターでその旨申して出てウェルカムバック券を入手する必要があります。

でも、これはありがたい制度ですね。

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ヘッドフォン

会場入り口にヘッドフォンがあるのでこれを持って会場の中に入っていきます。

音が出ている映像もありますが、無音の映像はヘッドフォンで音声を聴くことができます。

座席の下に差し込み口がありますよ。

▲ヘッドフォンで音声を聴く作品と音声が会場に流れている作品がありますので、各々干渉しないように配慮されたレイアウトになっています。

▲スクリーン横に下がっている2枚セットのパネルに字幕が映し出されています。

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資料と平面作品

映像作品の他に関連資料が閲覧できるようになっていました。

▲資料や書籍を閲覧できるスペースは2箇所あります。

こちらも読み込んだら1日では足りません。

▲映像だけでなく何点か平面作品の展示もあります。

▲舞台上の鑑賞席では、長い時間座っていられるような工夫がされています。

パフェ「アンセットオンセット」

なんと、東京都現代美術館にあるミュージアムカフェレストラン100本のスプーンでは、展覧会をイメージした期間限定メニューがあります。

ウェンデリン・ファン・オルデンボルフの作品を堪能したら、作品と展覧会をイメージしたオリジナルパフェを食べてから帰路につきたいですね。

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展覧会の写真は撮影可能ですが、動画の撮影は不可です。

かなり実験的な展覧会だなという印象です。

東京都現代美術館は、私にとって近くの美術館ではないので、常に1回の訪問で企画展を全部見る予定で訪問します。

ですから、全部で3時間越えの映像作品は残念ながら体力・集中力・時間という理由でコンプリートするのは不可能でした。

基本情報

ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ「柔らかな舞台」

2022年11月12日(土)― 2023年2月19日(日)

10:00-18:00 

月休(1月2日、1月9日は開館)、12月28日-1月1日、1月10日休

一般1,300 円 / 大学生・専門学校生・65 歳以上900円 / 中高生500円 /小学生以下無料

東京都現代美術館 企画展示室 3階

江東区三好4丁目1−1 MAP

アクセス

東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」B2番出口より徒歩9分

都営地下鉄大江戸線「清澄白河駅」A3番出口より徒歩13分

東京メトロ東西線「木場駅」3番出口より徒歩15分、または都営バスで「東京都現代美術館前」下車

都営地下鉄新宿線「菊川駅」A4番出口より徒歩15分、または都営バスで「東京都現代美術館前」下車

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