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東京都現代美術館に行ったら必見! MOT Collection 「コレクションを巻き戻す2nd」


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東京都現代美術館の5500点の所蔵作品の中からテーマに沿った作品を鑑賞することができるコレクション展示室では、常にMOT Collection展が開催されています。

今回は2020-2021年に開催された「コレクションを巻き戻す」の続編「コレクションを巻き戻す2nd」です。

今回1階展示室では「読売アンデパンダン」展に工藤哲巳ら反芸術の作家たちが結集していた1960年代へと遡ります。

そして、1975年に都美術館の新館が開館し、作品収集や企画展が本格化するころまでを時系列で鑑賞することができます。

そして、90年代の作品は3階に続きます。

東京都現代美術館 MOT Collection コレクションを巻き戻す2nd

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コレクションを巻き戻す2nd

この展覧会「コレクションを巻き戻す2nd」は、2020年から2021年にかけて開催したMOT Collection展「コレクションを巻き戻す」の2ndすなわち続編です。

そして、ややこしいのは、「コレクションを巻き戻す2nd」も前期後期に分かれています。

前期は7月から10月まで、そして今回鑑賞したのが、後期で2022年11月から2023年2月までの展覧会です。

前期の内容はこちらから▼

東京都現代美術館 MOT Collection コレクションを巻き戻す2nd前期と後期の展示内容は全て入れ替わっているわけではなく、一部変更されています。

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写真撮影について

前期は常設されている宮島達男の1998年の作品「それは変化し続ける それはあらゆるものと関係を結ぶ それは永遠に続く」(コレクション展示室の最後の部屋)しか写真撮影できませんでしたが、今回3階の展示室は一部撮影可能です。

動画の撮影は禁止です。

東京都現代美術館 MOT Collection コレクションを巻き戻す2nd

1960年代以降

1階の展示室では1960年代からスタートです。というのも2021−2021に開催されたコレクションを巻き戻すでは1959年代末までを巻き戻したので、その続きからです。

残念ながら1階展示室は撮影禁止なのでどのような作品があるのか写真ではお伝えできませんが、展覧会会場で配布されている立派なリーフレットの写真を。

東京都現代美術館 MOT Collection コレクションを巻き戻す2nd

▲東京都現代美術館のコレクション展はいつも有料で販売している図録並の情報量のある無料のリーフレットが配布されています。

デザインも凝っているし、読み応えもあってすごく満足度が高いです。

また、会場では全てはありませんが、各作品の解説が書かれたカードがあってこれも自由に持ち帰ることができます。

気に入った作品のカードがあったらもらって帰りましょう。

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1990年代

3階の展示室では1990年代からの作品が展示されています。

写真はありませんが、デイヴィッド・ナッシュやリチャード・ロングの大型作品が展示されています。

東京都現代美術館 MOT Collection コレクションを巻き戻す2nd

▲杉本博司の劇場シリーズの写真作品と笠原恵美子の「石の花」

圧巻なのは都美館で1991年に開催された「構造と記憶」展に参加した作家遠藤利克と剣持和夫の作品です。

東京都現代美術館 MOT Collection コレクションを巻き戻す2nd

▲展示室にゴロリと横たわる黒い物体は中心がくり抜かれた約20mの木を燃やした作品「泉」です。その存在感たるや!

壁面に展示されている大型の平面が剣持和夫の作品です。

東京都現代美術館 MOT Collection コレクションを巻き戻す2nd

▲「泉」制作過程の映像もあります。これは作品と合わせて必見です。

東京都現代美術館 MOT Collection コレクションを巻き戻す2nd

▲燃やすというと蔡國強を忘れてはいけません。

火薬を使った1991年の作品「Project for Extraterrestrials No.9― 胎動Ⅱ」と「Project for Extraterrestrials No.8― 烽火台を再燃する」です。

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宮島達男

コレクション展示室の最後を飾るのは宮島達男の赤色発光ダイオードの作品ですが、今回はもう1点作品が展示されていました。

東京都現代美術館 MOT Collection コレクションを巻き戻す2nd

▲宮島達男の動かない数字の平面作品を鑑賞した後に待っているのは。

宮島達男「それは変化し続ける それはあらゆるものと関係を結ぶ それは永遠に続く」(1998年)東京都現代美術館

 

▲やっぱり最後はこの部屋です。宮島達男「それは変化し続ける それはあらゆるものと関係を結ぶ それは永遠に続く」(1998年)

いつもこの作品に辿り着くときは、すでに企画展2本ないし3本を観た後ですから、この部屋に来ると東京都現代美術館に来たな、今回もみっちり鑑賞したなあと思うのです。

もちろんこの日も2つの企画展を鑑賞した後でした。

でも、どんなに疲れていてもやっぱりコレクション展は見逃せません。

すでに何度この作品を鑑賞しているかはカウント不可能ですが、何度見てもやっぱりいいですね。

屋外の常設作品はこちら▼

お正月は入場無料!

2023年1月の2日と3日のお正月開館時はMOT Collectionは入場無料です!

▼初詣と一緒に美術館巡りもしたいあなたに!美術館と神社特集はこちらから

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基本情報

MOTコレクション コレクションを巻き戻す 2nd

2022年11月3日(木・祝)- 2023年2月19日(日)

10:00-18:00

月休(1月2日、1月9日は開館)、12月28日-1月1日、1月10日休

一般500円 / 大学生・専門学校生 400円 / 高校生・65歳以上 250円 / 中学生以下無料

企画展「ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ柔らかな舞台」、「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」のチケットで入場可能

東京都現代美術館 コレクション展示室 

江東区三好4丁目1−1 MAP

アクセス

東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」B2番出口より徒歩9分

都営地下鉄大江戸線「清澄白河駅」A3番出口より徒歩13分

東京メトロ東西線「木場駅」3番出口より徒歩15分、または都営バスで「東京都現代美術館前」下車

都営地下鉄新宿線「菊川駅」A4番出口より徒歩15分、または都営バスで「東京都現代美術館前」下車

東京都現代美術館で開催している展覧会▼

清澄白河のカフェ特集

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