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泊まれるギャラリー「NIBUNNO」:東麻布


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<閉業>

東麻布に2017年6月にオープンした泊まれるギャラリー「Nibunno」を覗いてみました。覗いてみたと言っても宿泊客ではないので、客室や最上階のラウンジは見学できません。一般客が見学できるのは1Fのロビースペースと地下のLABです。地下のLABでは現在「The color 台湾からやってきた印刷の基礎」を開催中で入場料300円です。

Nibunno外観
Nibunno元はなかった窓
Nibunnoサイン
Nibunnoサイン

ここはそもそも4Fに入っている台湾のグラフィックデザイン会社が運営しているホテルだそうで、自身も東京芸大大学院に留学経験のある台湾出身のデザイナーの方が非常に丁寧に案内をしてくれました。なるほど、だからピクトグラムやサインがかっこいいいのか、と納得。

この施設、解体を全て自分たちの手で行ったそうです。確かにずいぶん長い間工事してるなぁとは前を通るたびに思っていました。さすがに窓を作ったり外壁のタイルを剝がすなどプロの手を借りてるところもあるとのことですが。

客室の上半分の壁を解体してコンクリート打ち放し、下半分は壁をそのまま残して真っ白に塗装しており、そのコンセプトも施設の名前の「Nibunno」に由来しているそうです。客室写真は公式HPでみてください。

この建物自体が2020年までの4年間限定だそうで勿体ない気もしますが、解体が決まってるからこそ自由にさせてもらえたんですね。

1F
LAB展覧会ポスター

1Fレロビーには東京芸大や台湾のアーティストの作品やグッズが展示販売されています。1Fで入場料金を支払って地下へ。地下への階段にも手作りで設置したという照明が大胆に吊ってあります。

階段を降りて地下のLABへ

地下に降りると印刷にまつわる展示が所狭しと並んでいます。あの紙の竹尾が協力にクレジットされていました。

印刷のエンボス型押しってすごく高いってイメージですが、台湾では日本ほど高額ではないそうです。そんな型そのものが展示されてたりして興味深い内容です。それから竹尾のNTラシャって台湾では元素紙って言うんですって。

型の展示
展示風景
展示風景
 NTラシャ
型の展示

この展示に使用している白い網?も元々この場所で使用していた建材を白塗装して再利用してるそうです。浮遊感あって面白い展示だなと思いました。

展示も全部手作りだそうですが、デザインとか印刷に興味があれば面白い内容ですし、何よりとにかく運営者が熱心です。応援したいなぁと思わせる情熱を感じました。今後も日本と台湾を結ぶいろんな企画があるようなので期待大です。

次回展示は台湾のCDジャケット展だそうです。なんでも台湾はCDジャケットと言っても定形サイズに捉われずいろんな形の物があるそうです。これも見に来ようっと。

会場内撮影可

展覧会情報 「The Color」―台湾からやってきた印刷の基礎展

期間2017/07/15(土)~08/31(木) 

時 間  :12:00-19:00

入場料:300円

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