武蔵小金井の「江戸東京たてもの園」へ行ってきました。アクセスは武蔵小金井の駅から徒歩だとおそらく20分以上かかると思います。交通機関を利用するなら北口の2/3番バス乗り場から西武バスで「小金井公園西口」下車徒歩5分です。その他の方法はこちらから。
ここへ来た目的は前川國男邸です。バスから降りて公園を抜けると園の入り口があります。入り口から入るとその目的の建物はすぐにありました。
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前川國男邸外観 |
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前川國男邸外観 |
正面からの様子。外観は切妻屋根の和風建築でシンメトリーなデザインです。中央の大きな窓の格子がアクセントになっています。正面から向かって左側が書斎、中央がリビング・ダイニング、右側がキッチンと寝室です。
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前川國男邸玄関 |
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前川國男邸玄関 |
裏に回ると入り口があります。中には靴を脱いで上がります。靴を入れるビニール袋の用意がありますので自分で持って見学です。
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前川國男邸リビング |
リビングは天井が高く広々として開放的です。丸い照明が可愛いです。
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前川國男邸リビング |
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前川國男邸リビング |
障子と窓の組み合わせです。窓の外の緑もインテリアの一部。癒されます。
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前川國男邸リビング |
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前川國男邸リビング |
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ダイニングの上のへ上がる階段 |
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ダイニングの上のへ上がる階段 |
リビングの上には2階があります。2階へ続く階段から立ち入り禁止ですが、HPでは未公開エリアも360°ビューで見ることができます。
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ダイニングの上のへ上がる階段 |
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前川國男邸 |
家具も当時のものを再現しています。ダイニングテーブルも前川國男デザインだそうです。
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前川國男邸書斎 |
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前川國男邸書斎 |
これは書斎。余計なものはなくシンプルで機能的です。
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前川國男邸キッチン |
キッチンは中には入れませんが覗き込む感じで見学。
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前川國男邸トイレ |
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前川國男邸トイレドアノブ |
お手洗いとそのドアノブ。細部までこだわっています。
前川國男邸は1942年に品川区内に建てられ、1973年まで自邸として使われていました。解体後部材で長らく保管されていましたが、1997年に東京都に寄贈され復元されました。復元されてちょうど20年ということになります。2年前の2015年に東京都指定有形文化財(建造物)に指定されています。
前川國男といえば京都にあるロームシアター京都(旧京都会館)、国際文化会館や東京文化会館、東京都美術館、世田谷区役所など大型施設が思い浮かびますが、この自邸は自身の初期の作品であり、規模の小さい個人邸なので前述した建築物にはない温かみが感じられます。
パリでル・コルビジェに師事し、帰国後はアントニン・レーモンドの元で学び、自身の事務所からは丹下健三を輩出していますので、建築史には欠かせない存在なのです。
今後は弘前の前川國男建築ツアーなんていうのも自主的にまわってみたいなぁなんて目論んでいます。
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江戸東京たてもの園 |
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江戸東京たてもの園 |
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江戸東京たてもの園 |
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江戸東京たてもの園 |
前川國男自邸を目的に訪ねた江戸東京たてもの園ですが、その他にも様々な建築物が復元されています。園内は前川國男自邸のある西ゾーン、センターゾーン、東ゾーンの3つに別れいます。じっくり見て回ると1日かかりますが、園内には西ゾーンと東ゾーンに1ヶ所づつ飲食店もありますのでランチ休憩を挟んで見学可能です。主に屋外を歩いて回ることになりますから、真夏真冬よりは春と秋の季節がいい時期を選んでいくことをお勧めします。園内は自由に撮影できますから、カメラ女子やカメラ男子がSNS映えするショットを求めて多く訪れていました。また、近くに三鷹の森ジブリ美術館もありますから、セットでいくのもいいかもしれません。
江戸東京たてもの園 情報
時間:9:30〜17:30(4月〜9月)9:30〜16:30(10月〜3月)入場は30分前まで
休館日:月曜(祝日の場合翌日)、年末年始
入場料:こちら