コンテンツへスキップ

生きている図書館複合施設「武蔵野プレイス」の昼と夜


フォローする
フォローする
シェア:
記事の評価

4つの機能

武蔵野プレイスは武蔵境駅前にある武蔵野市の施設です。図書館をはじめとした市民活動支援、生涯学習支援、青少年支援の4つの機能を持っています。

それら4つの機能が吹き抜け空間や階段によって緩やかにつながっています。また、内部もまた壁と天井がカーブを描きながら繋がる温かみのある柔らかい空間です。

2023年夜に再訪して昼と夜の表情を比較する記事を追記しました。(2023年3月追記)

これSANAAの椅子?▼

武蔵野プレイス

元々この土地は農水省食糧倉庫の跡地で武蔵野市が土地を取得しプロポーザルを経て2011年に竣工した図書館複合施設です。

武蔵野プレイス入り口


武蔵野プレイスのシンボルマーク▼

武蔵野プレイスシンボルマーク

設計

プロポーザルによって決定した設計者は川原田康子 と比嘉武彦によるkwhgアーキテクツで、2016年日本建築学会賞を受賞しています。

この二人の建築家ユニットはハラミュージアムアークの隣にある伊香保グリーン牧場のカフェ・ショップなどを手掛けています。

「4つの機能をシームレスに融合させて、機能的にも空間 的にも曖昧なすき間がたくさん含まれた状態をつくる」というコンセプト通り、開放的で居心地のいい他に類を見ない図書館になっています。

目の前の公園も子供たちが走り回っています。周りのベンチに座っている人もたくさんいてとても賑わっていました。▼

子供たちが遊ぶ武蔵野プレイス前の広場

実際に訪れた日もひっきりなしに人が出入りしていました。

老若男女が集まり思い思いの時間を過ごしていて、館内はそれなりにざわついてはいるのですが、それが図書館などの公共施設にありがちな堅苦しい空気を払拭していて、活気ある生きている図書館だなと感じました。


武蔵野プレイスの夜

久しぶりに再訪しました。やはりひっきりなしに人が出入りし、活気のある図書館であることに変化はありません。

夜の武蔵野プレイスを見てみましょう。

▲角アールの窓がより強調されて見えます。うん!これは無条件に美しい。

▲こちらはまだ、日が落ちきってない時間帯です。窓から見える中の様子が一つ一つ違います。

▲窓から見える図書館の内部が綺麗です。昼間は見られない光景が広がります。

▲完全に夜になりました。どの時間帯に訪れても良い建築です。


撮影について

今回外観写真しか掲載していないのは、残念ながら内部の撮影が禁止だからです。図書館という民主主義の根幹を成す施設ですから、いつ誰が図書館に来ていたかという個人情報は肖像権以上にセンシティブな情報で、それを軽々しく外には出せません。

ただし、3階の事務室にて所定の手続きをすれば、場所は限定されますが写真撮影することが可能です。動画はNGです。

私は階段を主に撮影する許可をとりました。手続き後貸し出された腕章をつけて撮影をします。人物は撮らない、フラッシュ使用不可など基本的なルールを守って撮影します。いい写真をたくさん撮ったのでここで共有したいところですが、それはかないません。

なぜならweb及びSNSには掲載しないというルールもあるからです。美しい内部空間の写真は個人で密かに楽しみたいと思います。

武蔵野プレイス写真撮影について

自分の住む街にこんな場所があったらいいなと思います。残念ながら武蔵野市民ではないので、そうそう行くことはないと思いますが、市民に愛される生きた図書館複合施設に育っていることを訪問して感じました。

基本情報

武蔵野プレイス

9:30~22:00 水休

武蔵野市境南町2丁目3番18号 MAP

アクセス:JR中央線・西武多摩川線「武蔵境駅」南口下車、徒歩1分

シェア:
PR
PR
同じカテゴリーの記事 Advertisement
Advertisement
Advertisement

コメントを残す