あれも観たいこれも観たい。あの展覧会は絶対に行く! そう思っていてもいつの間にか会期は閉幕間近、でもそれまでに週末は1回しかない・・・どうしよう??
アート好きにとって永遠のテーマである「全部観たいけど時間がない」問題。
全部観るのは無理にしてもゴールデンウィークなどまとまった休日を使って少しでもチェックリストを潰しておきたいものです。
そこで東京の2022年ゴールデンウィークの展覧会情報を特集してみました。それぞれの展覧会ごとに情報をまとめ、私たちが実際に足を運んだ展覧会については現地の写真も掲載しておきます。
ゴールデンウィークの展覧会巡りの参考にどうぞ。
六本木
このエリアには森美術館、国立新美術館といった大御所もあり、特に現代美術の分野では東京の中心地です。また、ここで紹介していないギャラリーも多くあります。六本木ヒルズ近くのピラミデビルやcomplex665にはギャラリーが集結しているのでまとめて鑑賞することができます。
森美術館 : ハッピースプリング
六本木ヒルズの「森美術館」で開催中なのは日本のアーティスト集団「Chim↑Pom(チンポム)」の回顧展「ハッピースプリング」です。
何をやるのか分からないところもあって話題性は十分ですし、いろいろな層も押しかけているのでゴールデンウィーク中はかなり混雑しそうです。
特に見どころは2フロアに別れているエリアのアッパーエリア。混沌とする「道」はいつ行っても何かが起こっています。日々刻々と変化し育っていく巨大なインスタレーションです。
ただ人によっては彼女/彼らのパフォーマンスなどに不快感を抱くものもあるかもしれません。
Chim↑Pomを良く知らない人は事前に展覧会の内容を確認しておきましょう。
会期 開館時間 入場料 写真撮影 予約 最寄駅 |
2022年2月18日 〜 5月29日 (会期中無休) 10:00 – 22:00 (火曜日は17:00まで) 一般 1,800円 写真・動画撮影可 予約不要 六本木駅 |
ハッピースプリング展の詳しい情報はこちらの記事をどうぞ。
国立新美術館では2つの大きな展覧会を開催中です。そのうちの一つがイギリスのコンセプチュアル・アーティストのダミアン・ハーストが桜を描いた「ダミアン・ハースト 桜」展です。
桜の絵という具象絵画に回帰し自らが芸術の歴史の中に入り込もうとするダミアン・ハーストの、なんと日本では初めてとなる大規模個展ということで話題性も十分。
展示されている点数は24点と少ないのですが、行けばなぜ ”大規模個展”なのか分かります。
そしてとにかくそのパワーには圧倒されます。
なお写真撮影は全面的にOKです。
会期 開館時間 入場料 写真撮影 予約 最寄駅 |
2022年3月2日 〜 5月23日 (火曜日休館) 10:00 – 18:00 (金土は20:00まで) 一般 1,500円 写真撮影可、動画NG 予約不要 乃木坂駅、六本木駅 |
ダミアン・ハースト 桜展の詳しい情報はこちらの記事をどうぞ。
国立新美術館でのもう一つの展覧会は「メトロポリタン美術館展」です。
ニューヨークのメトロポリタン美術館が所蔵する西洋絵画2,500点のうち選りすぐりの65点が貸し出され展示されています。
15世紀初期ルネサンスから19世紀のポスト印象派まで、西洋絵画500年の歴史を俯瞰できる展覧会のようです。
想像通りのすごい人気で開幕早々から入場待ちの行列ができる混雑でした。
なお写真撮影は不可となっています。
会期 開館時間 入場料 写真撮影 予約 最寄駅 |
2022年2月9日 〜 5月30日 (火曜日休館) 10:00 – 18:00 (金土は20:00まで) 一般 2,100円 撮影不可 予約不要 乃木坂駅、六本木駅 |
サントリー美術館 : 大英博物館 北斎
東京ミッドタウン内のサントリー美術館では「大英博物館 北斎」展を開催中です。
これは大英博物館がコレクションした葛飾北斎の作品を中心に、国内に残る北斎の肉筆画とともに構成された展覧会だそうです。
特に北斎60歳から90歳で亡くなるまでの30年間に焦点を当てているところがユニークですね。
原宿の浮世絵専門美術館「太田記念美術館」でも同時期に北斎展を開催しています。地下鉄ですぐに移動できる距離なので北斎展をハシゴする珍しいことができます。
なお写真撮影は原則不可となっていて、2点だけ撮影可能が作品があるようです。
会期 開館時間 入場料 写真撮影 予約 最寄駅 |
2022年4月16日 〜 6月12日 10:00 – 18:00 (金土は20:00まで) 一般 1,700円 撮影不可 (2点のみ撮影可) 予約不要 六本木駅 |
21_21 : 2121年 Futures In-Sight
東京ミッドタウン内にはデザインの専門ギャラリーである21_21 Design Sightがあり、ここでは「2121年 Futures In-Sight」展を開催中です。
これは未来を思い描くだけでなく、現在を生きる私たちの所作や創り出すものに内在する未来への視座を、デザイナーやアーティスト、思想家、エンジニア、研究者など、多様な参加者たちとともに可視化していくことを試みた展覧会だそうです。
特に若い人には足を運んでもらい未来について考えてもらいたい展覧会です。
なお建物の設計は安藤忠雄。建築の視点からも見逃せない美術館、展覧会です。
会期 開館時間 入場料 写真撮影 予約 最寄駅 |
2021年12月21日 〜 2022年5月22日 (火曜日休館) 11:00 – 19:00 一般 1,200円 撮影可 予約不要 六本木駅 |
泉屋博古館東京 : 日本画トライアングル
住友家のコレクションを収蔵・展示する泉屋博古館は京都と東京に施設があります。そのうち東京の「泉屋博古館東京」は長く改修工事が行われていましたが、この春やっとリニューアルオープンとなりました。
リニューアル後の最初の展覧会「日本画トライアングル」展を開催中です。
大阪、京都、東京。日本を代表するこの三都市で活躍した画家の作品から構成された展覧会で、各都市の空気感を反映するローカルカラーに富む作品が見どころです。
なお写真撮影は不可です。
会期 開館時間 入場料 写真撮影 予約 最寄駅 |
2022年3月9日 〜 5月8日 (月曜日休館) 11:00 – 18:00 (金曜日は19:00まで) 一般 1,000円 展示室内撮影禁止 (ホールの1作品のみ撮影可) 予約不要 六本木一丁目駅、神谷町駅 |
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青山・表参道
六本木のような大規模な美術館はありませんが、個性的な小中規模美術館が多いのが特徴です。
また小規模なギャラリーも数多くあります。
根津美術館 : 燕子花図屏風の茶会
美術館通り巡りでも紹介した南青山の「根津美術館」はこのエリアの代表的美術館です。美術館としての機能だけでなく日本庭園、ミュージアムカフェのNEZU Cafe、そして隈研吾設計によるその建物と見どころも多いです。
ここのゴールデンウィークは毎年決まっています。尾形光琳の国宝「燕子花図屏風」を中心した展覧会。
2022年は「燕子花図屏風の茶会」というタイトルで開催です。
根津美術館の庭園に咲く燕子花と合わせた、いわば年中行事みたいなものです。国宝と庭の花と両方同時に見ようと多くのお客さんが訪れ、大変な混雑になります。
2022年の本物の燕子花は1回目の花が散り、ゴールデンウィーク中に2回目の開花になるようですからタイミング的にはぴったりですね。
展示室内は写真撮影NG。庭園は写真撮影可能です。
会期 開館時間 入場料 写真撮影 予約 最寄駅 |
2022年4月16日 〜 5月15日 (月曜日休館) 10:00 – 17:00 (5月10日以降は19:00まで) 一般 1,500円 展示室内撮影禁止 日時指定予約 表参道駅 |
根津美術館とNEZU CAFEについての詳しい情報はこちらの記事をどうぞ。
岡本太郎記念館 : 赤と黒
「根津美術館」のすぐ近くの「岡本太郎記念館」はその名の通り、日本を代表する芸術家岡本太郎が1954年から亡くなる1996年までの約50年に渡りアトリエ兼住居として使用していた場所に建つ美術館です。
ゴールデンウィーク中に開催されているのは「赤と黒」展。“赤“ と “黒”。岡本絵画を象徴するこの2つの色をテーマに構成された企画展です。
赤い部屋と黒い部屋の2つに分かれ作品が展示されています。
また太郎のアトリエでそのパワーに圧倒されたり、太郎本人に出会ったりできる記念館という場所そのものも楽しめます。
小さな美術館なので訪問者の絶対数は少なくても、いつも混んでいる美術館です。
なお館内外ともに写真撮影可能です。
会期 開館時間 入場料 写真撮影 予約 最寄駅 |
2022年3月18日 〜 7月18日 (火曜日休館) 10:00 – 18:00 一般 650円 撮影可 予約不要 表参道駅 |
山種美術館 : 生誕110周年 奥田元宋と日展の巨匠
美術館通り沿いの「山種美術館」は日本画を専門とする美術館です。
ゴールデンウィーク中の展覧会は戦後日本画壇の重鎮 奥田元宋の生誕110周年を記念する「生誕110周年 奥田元宋と日展の巨匠 ―福田平八郎から東山魁夷へ―」展です。
奥田元宋だけでなく川合玉堂から東山魁夷など日本画の巨匠たちの作品が展示されているそうです。
なお展示室内は写真撮影禁止です。
会期 開館時間 入場料 写真撮影 予約 最寄駅 |
2022年4月23日 〜 7月3日 (月曜日休館) 10:00 – 17:00 一般 1,300円 撮影禁止 予約不要 恵比寿駅、表参道駅 |
山種美術館についての詳しい情報はこちらの記事をどうぞ。
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ヨックモックミュージアム : 地中海人ピカソー神話的世界に遊ぶ
南青山の裏路地に建つ「ヨックモックミュージアム」は、あのお菓子の「ヨックモック」が運営する美術館です。
この美術家の目的はただ一つ。ヨックモックがコレクションしているパブロ・ピカソのテラコッタ(タイル)を収蔵・展示すること。
ゴールデンウィーク中の展覧会は「地中海人ピカソー神話的世界に遊ぶ」展です。
ここはヨックモックのカフェ同様のミュージアムカフェもあり、ピカソとお菓子が楽しめるミュージアムです。
なお展示室内は写真撮影禁止です。
会期 開館時間 入場料 写真撮影 予約 最寄駅 |
2021年10月26日 〜 2022年9月25日 (月曜日休館) 10:00 – 17:00 一般 1,200円 撮影禁止 予約不要 表参道駅 |
ヨックモックミュージアムについての詳しい情報はこちらの記事をどうぞ。
スパイラル : SICF22/SICF23
表参道近くの青山通り沿い「スパイラル」は表参道・南青山の文化発信拠点の一つ。
ゴールデンウィーク中はSICF(Spiral Independent Creators Festival」というイベントが開催されています。
スパイラルガーデンでは5月1日までSICF22のグランプリ作品であるチャン・ジンウェンの「記憶容器」が展示され、スパイラルホールではSICF23が開催されています。
なお写真撮影は原則OKです。
会期 開館時間 入場料 写真撮影 予約 最寄駅 |
2022年4月26日 〜 5月1日 (SICF23は5月8日まで) 11:00 – 20:00 入場無料 撮影可 予約不要 表参道駅 |
スパイラルについての詳しい情報はこちらの記事をどうぞ。
エスパス ルイ・ヴィトン東京 : ラシード・ジョンソン「Plateaus」
表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京では、アメリカのマルチなアーティストであるラシード・ジョンソンのインスタレーション「Plateaus」が紹介されています。
「ポスト・ブラック」のアーティストであるラシード・ジョンソンの日本でのお披露目になります。
初日から常に誰かが鑑賞している状態でしたのでやはり注目度は高いアーティストです。
なお写真撮影可能です。
会期 開館時間 入場料 写真撮影 予約 最寄駅 |
2022年4月27日 〜 9月25日 11:00 – 19:00 入場無料 写真・動画撮影可 予約不要 表参道駅 |
プラダ青山 : Role Play
表参道のプラダ青山でも展覧会を開催することがあります。普段はちょっと敷居が高いプラダですがそんな時は堂々と入店できます(でも初めての場合はお客様カードを作らないといけません)。
ゴールデンウィーク中にプラダ青山店5Fで開催されるのは「Role Play」。
光のインスタレーションの中で世界的に活躍するアーティストたちの写真や映像や音響作品を展開するものです。日本代表のアーティストは自身を被写体にした写真で有名な澤田知子。圧倒されます。
▲展示ケースには作家本人が様々な女性に扮した「OMIAI♡」が並んでいて覗き見て鑑賞します。
なお会場内の写真撮影は原則OKです。
会期 開館時間 入場料 写真撮影 予約 最寄駅 |
2022年3月11日 〜 6月20日 11:00 – 20:00 入場無料 撮影可 予約不要 表参道駅 |
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ワタリウム : 視覚トリップ展
キラー通りの現代アートがメインの美術館「ワタリウム」ではドローイングをメインにした「視覚トリップ展 ウォーホル、パイク、ボイス 15人のドローイングを中心に」を開催しています。
ナム・ジュン・パイクやヨーゼフ・ボイスなど現代アート作家たちのドローイングから、アンディ・ウォーホルの珍しい初期作品などが展示されています。
なお写真撮影は原則OKです。
会期 開館時間 入場料 写真撮影 予約 最寄駅 |
2022年1月22日 〜 5月15日 11:00 – 19:00 一般 1,200円 写真撮影可、動画NG 予約不要 外苑前駅 |
ワタリウムでの「視覚トリップ」展についてはこちらの記事をどうぞ。
太田記念美術館 : 北斎とライバルたち
原宿の裏通り、教会通りの浮世絵専門美術館「太田記念美術館」では「北斎とライバルたち」展を開催中です。
六本木のサントリー美術館では大英博物館のコレクションを展示する北斎展を開催していますが、太田記念美術館はさすが浮世絵専門だけあって自館のコレクションから構成した北斎展です。
浮世絵専門ということで普段からそれなりに混んでいる美術館です。ゴールデンウィーク中はかなり混雑すると思います。
またサントリー美術館とは地下鉄で2駅なので北斎をハシゴするという面白い体験をすることができます。
なお館内は写真撮影禁止です。
会期 開館時間 入場料 写真撮影 予約 最寄駅 |
2022年4月22日 〜 6月26日 10:30 – 17:30 一般 1,000円 撮影禁止 予約不要 明治神宮前駅、原宿駅 |
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白金台・目黒・恵比寿
このエリアにも東京都庭園美術館など多くの美術館があります。
東京都庭園美術館 : 建物公開2022 アール・デコの貴重書
1933年に竣工した旧朝香宮邸(あさかのみや:昭和天皇の叔父)を美術館にした「東京都庭園美術館」では「建物公開2022 アール・デコの貴重書」を開催しています。
1920年代から30年代にかけてのアール・デコ時代の雑誌など貴重書が展示されています。また当時パリで開催された ”アール・デコ博覧会”の貴重な史料も展示されています。
でも本当の展示物は ”世界で一番美しいアール・デコ建築” と称される庭園美術館の本館そのものです。
いつもは撮影禁止な庭園美術館内部はこの展覧会だけは館内撮影OKになります。さらにダイニングなどでは当時の様子を再現するデコレーションが施されサービス満点です。
新緑の庭園を眺めながらカフェでコラボケーキを食べながらくつろいだり、ゴールデンウィークにおすすめの場所と展覧会です。
今回の企画に限り館内は写真撮影は原則可能(一部NGあり)。庭園も写真撮影可能です。
会期 開館時間 入場料 写真撮影 予約 最寄駅 |
2022年4月23日 〜 6月12日 10:00 – 18:00 (茶室は16:30まで) 一般 1,000円 写真撮影可、動画NG 日時指定制 目黒駅、白金台駅 |
東京都庭園美術館と「アール・デコの貴重書」展ついての詳しい情報はこちらの記事をどうぞ。
東京都写真美術館 : 本城直季 (un)real utopia
恵比寿ガーデンプレイスの写真などビジュアルアートの専門美術館「東京都写真美術館」(写美)があり、ここでもゴールデンウィーク中に大きな展覧会を開催しています。
一つは日本の写真家 本城直季の「(un)real utopia」展。
カメラの技術を応用して都市の姿をジオラマのように撮影することで知られています。撮影された写真はミニチュアな世界のようで、でもよく見ると実際の街並みで道行く人もしっかり写っていることが分かります。
展示されている作品数は300点ほど。
展示されている写真を見てその不思議な世界に浸ってください。
写真撮影は原則可能です。
会期 開館時間 入場料 写真撮影 予約 最寄駅 |
2022年3月19日 〜 5月15日 10:00 – 18:00 一般 1,100円 写真撮影可・動画NG 日時予約推奨 恵比寿駅 |
東京都写真美術館での展覧会についてはこちらの記事もどうぞ。
東京都写真美術館 : TOPコレクション 光のメディア
「東京都写真美術館」のもう一つの展覧会はコレクション展の「TOPコレクション 光のメディア」展です。
写美がコレクションする数万点の作品から、今回は「創造性」の視点から選ばれた作品を展示しています。要するに単なる記録物としての写真ではなくて画像としてのクリエイティビティを問われるようになった写真作品たちです。
アルフレッド・スティーグリッツから始まり、踊るマーサ・グラハムの姿を捉えたバーバラ・モーガンなど興味深い作品ばかりです。
なお展示室内の写真撮影は禁止です。
会期 開館時間 入場料 写真撮影 予約 最寄駅 |
2022年3月2日 〜 6月5日 10:00 – 18:00 一般 600円 撮影不可 日時予約推奨 恵比寿駅 |
目黒区美術館 : 東京の猫たち / CATS OF TOKYO
目黒駅を挟んで東京都庭園美術館とは反対に位置するのが目黒川沿いの「目黒区美術館」。ここでゴールデンウィークに開催されている展覧会が「東京の猫たち / CATS OF TOKYO」展です。
正式な名称が「東京・区立美術館ネットワーク連携事業 東京の猫たち」。
都内の区立美術館11館が集まり「東京・区立美術館ネットワーク」という活動を続けていて、今回各美術館がそれぞれ収蔵する ”猫を描写した作品” を目黒区美術館に集め展示するというものです。
まずは猫好きに捧ぐ展覧会ですね。
なお展示室内の写真撮影は禁止です。
会期 開館時間 入場料 写真撮影 予約 最寄駅 |
2022年4月23日 〜 6月12日 10:00 – 18:00 一般 800円 撮影禁止 (一部作品は可能) 予約不要 目黒駅 |
目黒区美術館や今回の「東京の猫たち/CATS OF TOKYO」展についてはこちらの記事もどうぞ。
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渋谷・新宿・丸の内
松濤美術館 : SHIBUYAで仏教美術
最近は白井晟一によるその建築にも注目が集まるようになった「渋谷区立松濤美術館」ですがゴールデンウィークには「SHIBUYAで仏教美術」展を開催中です。
奈良国立博物館が収蔵する品々のうち、主として仏教に関する美術工芸品の83点を東京で公開しようという展覧会です。
なお館内の写真撮影は禁止です。
会期 開館時間 入場料 写真撮影 予約 最寄駅 |
2022年4月9日 〜 5月29日 (月曜日休館) 10:00 – 18:00 一般 1,000円 撮影禁止 土・日曜日、祝日・最終週は「日時指定予約制」 渋谷駅、神泉駅 |
松濤美術館のの詳しい情報はこちらの記事をどうぞ。
日本民藝館 : 仏教絵画 浄土信仰の絵画と柳宗悦
”民藝” というジャンルを見出した美学家の柳宗悦が設立した日本民藝館では、柳宗悦が収集した仏教絵画を公開する「仏教絵画 浄土信仰の絵画と柳宗悦」展を開催中です。
期せずしてなのか協働したのか同じ仏教絵画、仏教美術の展覧会がほど近い2館で開催されていることになります。
なお館内の写真撮影は禁止です。
会期 開館時間 入場料 写真撮影 予約 最寄駅 |
2022年3月31日 〜 6月12日 (月曜日休館) 10:00 – 17:00 一般 1,200円 撮影禁止 予約不要 駒場東大前駅 |
オペラシティアートギャラリー : 篠田桃紅展
初台のオペラシティにある「オペラシティアートギャラリー」での展覧会はコレクション展の「篠田桃紅展」です。
前衛書から墨による独自の抽象表現まで幅広くそして70年以上にわたって活躍した篠田桃紅の全貌をふりかえる展覧会で、120点以上の作品や資料が集結した回顧展とも言えるもの。
昨2021年に107歳で逝去した彼女の業績を振り返る意味でもタイムリーな展覧会です。
会期 開館時間 入場料 写真撮影 予約 最寄駅 |
2022年4月16日 〜 6月22日 (月曜日休館) 11:00 – 19:00 一般 1,200円 撮影不可 予約不要 初台駅 |
三菱一号館美術館 : 上野リチ
丸の内の「三菱一号館美術館」での展覧会は大きな話題にもなっている「上野リチ ウィーンからきたデザイン・ファンタジー展」です。
ウィーン生まれの上野リチ(フェリーツェ・リックス)による可愛さが会場内いっぱいに溢れる展覧会でした。
リチの可愛いテキスタイルデザインがいろいろなグッズに展開されているミュージアムグッズも見逃せません。
なお展示室内の写真撮影は禁止です。上記の写真スポットのみ撮影可能です。
会期 開館時間 入場料 写真撮影 予約 最寄駅 |
2022年2月18日 〜 5月15日 (月曜日休館) 10:00 – 18:00 一般 1,900円 撮影不可(写真スポットのみ可) 予約不要 東京駅 |
三菱一号館美術館の「上野リチ」展はこちらの記事をどうぞ。
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都心だけでもこれだけありますが、近郊まで範囲を広げるともっとたくさんになります。またギャラリーまで巡るとやっぱりゴールデンウィークだけでは足りないかなぁ〜。