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直線の構成 グリッドのデザインが美しい 谷口吉生設計 秋田市立中央図書館 明徳館


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谷口吉生建築の中で1983年竣工の秋田市にある谷口吉生設計の秋田市立中央図書館明徳館へ行ってきました。

1983年は谷口吉生が父である谷口吉郎事務所から独立して自分の事務所を構えた年でもあります。

現在では、谷口吉生設計による美術館・博物館9館を結んだ「建築交流ネットワーク協定」なるものがあるくらい、谷口建築の特に美術館・博物館の素晴らしさは十分認知されていますが、この図書館竣工当時は、著名建築家の二世とはいえ、まだまだこれからの建築家だったはずです。

しかし、しかし、もうすでに、細いところも、全体も、どこを切り取ってもとっても美しい建築を設計されていたんですね。

この図書館は秋田県立美術館の前にある千秋公園内にあります。

外観

それでは外観から見てみましょう。タイル張りのすっきりとした建物です。この整然としたシンプルで飽きのこないデザインは資生堂アートハウスにも通じるものがあります。

それもそのはず、この図書館は資生堂アートハウスの5年後に竣工しています。

正面入り口から▼

1984年(昭和59年)に日本建築学会東北支部における東北建築賞作品賞を受賞。
さらに公共建築100選に選ばれています。▼
グリッドで構成された白いタイル張りの外観▼
直線的な形状は谷口吉生らしいですね▼
全てが直線によるグリッドで構成されていますが、このような美しいアールを描いているガラス面もあります。▼

内観

それでは中に入ってみましょう。
かっこいい予感しかない。
こんな図書館近所にあったら足繁く通いたい。▼
中もタイルでスッキリしています。▼
手すりと階段の美しいこと▼
窓もグリット、タイルもグリット。
ここも階段の手すり美しさと光の入り方の妙。▼

ここにもあった!階段を囲むアールを描く美しいガラス面。

手すりもおさまりも綺麗です。▼

石張りの階段も美しい。
はぁーため息。▼
ステンドグラスもグリットによるもの。
左壁面のブラケット照明もグリットのデザインで構成されています。▼

桜と図書館

ラッキーなことに桜がまだかろうじて咲いていました▼

華やかな桜の花とすっきり谷口建築の組み合わせ、年に数日しか見られない貴重な光景です。

谷口建築の初期の物件ですが、外観、内観ともに直線とグリットで統一されたスッキリとした印象の建築の中に、アールを描いたガラス面がポイントになっていて、その相反する2つの要素が絶妙に調和しています。

安藤忠雄の秋田県立美術館からも徒歩で来れますので合わせて見学することをオススメします。

秋田県立美術館の記事はこちらから▼

安藤忠雄建築:秋田県立美術館

基本情報

秋田市立中央図書館明徳館

9:00-19:00   土日祝17:00まで 7月の平日20:00まで

秋田市千秋明徳町4-4 MAP

谷口吉生建築の記事はこちらから▼

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https://www.artarchi-japan.jp/2019/11/blog-post_15-2.html

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