銀座と青山でIKKO TANAKA ISSEI MIYAKE No.6 三澤遥の会場デザイン「動紙」が魅せる特別展示「The plant series」

銀座にあるイッセイミヤケの店舗が2023年2月にISSEY MIYAKE GINZA / 445としてリニューアルオープンしました。

「イッセイ ミヤケ ギンザ / 445」の1階部分には、新しい展示空間「CUBE」が開設され、その第一弾の展示は、これまでイッセイ・ミヤケが展開してきたグラフィックデザイナー田中一光の作品をモチーフにしたコレクション「IKKO TANAKA ISSEY MIYAKE No.6」の特別展示をおこなっています。

この田中一光 x 三宅一生の特別展示は、銀座のISSEY MIYAKE GINZA / 445を皮切りに2月15日からは、青山にあるme ISSEY MIYAKE / AOYAMAと大阪のISSEY MIYAKE SEMBAでも開催しています。この特別展示は、だたの展示ではありません。

日本デザインセンターの三澤遥による目が離せなくなる演出も見られるんです。

ISSEY MIYAKE GINZA 445

これまでイッセイミヤケ銀座だったショップが、新しいショップISSEY MIYAKE GINZA/442のオープンと当時にリニューアルされISSEY MIYAKE GINZA/445に生まれ変わりました。新店舗442のショップのデザインは吉岡徳仁、既存店445のショップのデザインは佐藤卓です。

IKKO TANAKA

三宅一生がリスペクトしていた日本を代表するグラフィックデザイナー田中一光とコラボレーションしたIKKO TANAKAのコレクションシリーズの第６弾となります。

このシリーズは、田中一光の仕事に対する尊敬の念と共に三宅一生が多くの刺激を与えられたことへの感謝の気持ちをきっかけに2016年から始まりました。今や田中一光だけでなく三宅一生まで物故作家となってしまったことはとても残念です。

田中一光によるグラフィック作品のサイズや色彩を忠実に再現し立体にすることで作品の魅力を増幅させることを試みています。

常に新しい価値の形成に挑戦し続けた田中一光の力強い作品を、三宅一生が手がける衣服というかたちで表現することで、デザインのあるべき姿や喜びを多くの人に伝えたいという思いが詰まっています。

これまでに1995年の作品〈写楽二百年〉や、1996年の〈墨戯〉などを初めとして、衣服だけでなくバッグなどに仕立てたコレクションを発表してきました。

三澤遥

日本デザインセンターの三澤デザイン研究室が担当したのはCUBEの展示デザインと会場構成です。そこには三澤デザイン研究室を主宰する三澤遥の代名詞とも言えるモゾモゾだったり、パタパタだったり、とにかく見始めたら目が離せなくなる「動紙」が取り入れられています。

三澤遥の「動紙」は、エンジニア集団nomena/ノメナとのコラボレーションで、2018年に竹尾が主催した展覧会 / TAKEO PAPER SHOW 2018「precision」にて初発表されたものです。

動きが重要な要素なのでどんな展示なのかは動画を是非是非見てください。

me ISSEY MIYAKE / AOYAMA

実は、先に青山の方のme ISSEY MIYAKE / AOYAMAでの特別展示「The plant series」に足を運んだのですが、こちらでは写真撮影禁止と言われました。初日だったので混雑緩和などの目的で撮影禁止になっていただけかもしれません。

そのため青山会場内の写真は1枚もありませんが、銀座の会場と青山の会場の特別展示は、相互にリンクしています。

me ISSEY MIYAKE / AOYAMAの場所は表参道の交差点から根津美術館方面へ続く通称みゆき通り沿い。この店舗の2階が会場です。

銀座と青山がどのようにリンクしているかというと、銀座の展示に大量に使われているピンクの丸い紙を切り抜いたあとの紙が展示に利用されています。

銀座を鑑賞してから青山を見るか、その逆にするか、さぁどうする？

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