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隈研吾設計 丸がいっぱい!渋谷区SCC千駄ヶ谷コミュニティセンター・原宿こども園


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隈研吾の設計による公共施設が原宿駅と北参道駅の中間地点に2024年4月に誕生しました。開館後の5月に訪問したので今更ですがレポートします。

千駄ヶ谷コミュニティセンターは、渋谷区の地域コミュニティー、子育て等の幅広い分野における区民活動の拠点となる複合施設です。簡単にいうとこの施設は渋谷区の区民施設です。

隈研吾建築というと直線的な木のルーバーを連想しますが、ここは全く違いました。木は使われていますが、なんと円、丸なのです。

どんな風に丸が使われているのか早速見て見ましょう。

隈研吾設計 渋谷区SCC千駄ヶ谷コミュニティセンター・原宿こども園 写真:建築とアートを巡る
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渋谷区SCC千駄ヶ谷コミュニティセンター・原宿こども園外観

ここは神宮前の密集したエリアで、職場と住まいが共存する新しい複合施設です。

この建物の特徴は、丸を積み重ねたような建築です。

建築を円形にすることで、隣の建物との間にゆったりとした隙間が生まれ、光や風がたっぷりと入るようになっているのです。

隈研吾設計 渋谷区SCC千駄ヶ谷コミュニティセンター・原宿こども園 写真:建築とアートを巡る

渋谷区SCC千駄ヶ谷コミュニティセンター・原宿こども園の内観

内部には、1階から屋上までつながる大きな吹き抜けの空間があり、この吹き抜けを通して、自然の光と風が各フロアに行き渡るようになっています。

各階にはさまざまな機能が混在していて、まるで立体的な街のように活気あふれる雰囲気が広がります。

隈研吾設計 渋谷区SCC千駄ヶ谷コミュニティセンター・原宿こども園 写真:建築とアートを巡る

さらに、床だけでなく、内部には円形のパネルが踊るようにたくさん取り付けられ、楽しい雰囲気を演出しています。

円のサイズやマテリアルは色々でバラエティに富んでいます。

隈研吾設計 渋谷区SCC千駄ヶ谷コミュニティセンター・原宿こども園 写真:建築とアートを巡る

▲カーテンの模様も円、照明も円形を半分に折ったようなデザインです。

窓や家具、カーテン、サインなどに、それぞれ素材や大きさを変えた円形のデザインが取り入れられ、建築もインテリアにも統一感を持たせています。

隈研吾設計 渋谷区SCC千駄ヶ谷コミュニティセンター・原宿こども園 写真:建築とアートを巡る

▲サインやトイレの鏡も円でした。

円の形をたくさん使うことで、柔らかくて開放的な空間に仕上がっています。

隈研吾設計 渋谷区SCC千駄ヶ谷コミュニティセンター・原宿こども園 写真:建築とアートを巡る

▲見上げると円がいっぱい。何個あるのかお子さんと数えてみるのも楽しいかも!

基本情報

渋谷区SCC千駄ヶ谷コミュニティセンター・原宿こども園

9:00 – 22:00

第2日曜日、年末年始(12月29日~1月3日)休館

渋谷区神宮前1丁目1−10 MAP

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渋谷区SCC千駄ヶ谷コミュニティセンター・原宿こども園のカフェCafe 1008

SCC千駄ヶ谷コミュニティーセンター1階にはCafe 1008があります。

このカフェは渋谷区民でなくても誰でも利用することができます。

公共施設のカフェには大変珍しいことに、施設内で焼いた本格的なパンを焼き立てで楽しめるベーカリーカフェなのです。

さらに!「Cafe1008」のもう一つの特徴は、この施設でしか飲めない作りたてのオリジナルクラフトビールがあること。

もう公共施設のカフェを完全に超越しています。

隈研吾設計 渋谷区SCC千駄ヶ谷コミュニティセンター・原宿こども園 写真:建築とアートを巡る

基本情報

Cafe 1008

Weekday / 11:00~20:00
Weekend / 11:00~17:00

SCC千駄ヶ谷コミュニティーセンター1階

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