本郷にある日本最高峰の大学、東京大学の中に安藤忠雄設計の建築があるのをご存知でしょうか。
本郷キャンパスの東大の象徴赤門の隣に建つ情報学環・福武ホールです。
安藤忠雄らしいコンクリートのシャープなデザインが特徴の建築です。
PR情報学環・福武ホールとは
情報学環・福武ホールは、社会との対話から学び、新しい研究を創造していくための場として株式会社ベネッセコーポレーション代表取締役会長 兼 CEO(当時)福武總一郎による多額の寄付により、安藤忠雄設計で建設されました。
(現在福武總一郎は公益財団法人 福武財団 名誉理事長株式会社ベネッセホールディングス 名誉顧問瀬戸内国際芸術祭総合プロデューサー)
竣工は2008年3月です。
▲寄付者の銘板がありました。寄付者の名前の大きさが寄付の金額を表しているとみて間違いないでしょう。なんと言っても福武總一郎は16億5千万円の寄付をしているのですから。
情報学環・福武ホールは安藤忠雄設計
前述したようにこの施設の設計は安藤忠雄です。
特徴は長さ100mの「考える壁」と、その向こうにある「学びと創造の交差路」です。
▲100mの「考える壁」には安藤忠雄らしい長方形のスリットが入っています。
このスリットがあることで内部の気配を感じられ、100mという長い長い壁の圧迫感を軽減しています。
▲中央に見えるのは、「学びと創造の交差路」です。
内部はその建築の主要なスペースがほとんど地下に埋まっているという安藤忠雄らしい構成になっています。
近場だと21_21 design sightや直島の地中美術館などが有名ですね。
▲コンクリート打ち放しに切り込まれた美しいスリットと階段。惚れ惚れする空間です。
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情報学環・福武ホールに入れる?
福武ホールには「福武ラーニングシアター」や、授業やワークショップなどに利用される「福武ラーニングスタジオ」、情報学環・学際情報学府関係者が利用できるコミュニティスペース「学環コモンズ」、産学・社学連携拠点「福武ラーニングラボ」などがあります。
基本的に学内の利用に限られています。
情報学環・福武ホールのカフェは?
東大の安藤忠雄建築にはなんと!カフェがあるではないですか。
訪問時は夏季休暇で休業していましたが、営業している時は誰でも利用可能だと思います。
このカフェはリベンジしたいと思います。
▲UT Cafe BERTHOLLET Rouge/UTカフェ ベルトレルージュはテラス席も多くて気持ちよさそうですね。
▲考える壁の内側にカフェとテラス席があります。
ランチや軽食もあるようなので安藤忠雄建築をゆっくり堪能できそうです。
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情報学環・福武ホールはどこにある?
東大と一口に言っても日本最高峰の大学ですから、その敷地は広大です。
その広ーい東大のどこにあるかというと東大の象徴「赤門」の並びにあります。
▲地下鉄本郷三丁目の4番出口から徒歩で約5分ほどの場所です。本郷三丁目から赤門を過ぎて東京大学コミュニケーションセンターの隣に長い壁があったらそれは福武ホールです。
▲これは駅とは反対側にある梅謙次郎博士追慕植樹碑のあるピロティ越しに福武ホールを見たところです。
右側にちらりと見える排気口が二つ並んでいるのも安藤忠雄ぽいですね。
情報学環・福武ホールの内部見学について
申請をすれば施設内部の見学が可能です。
見学は平日の10時から17時。HPから申請可能です。
ただし撮影した内部写真の公開は禁止です。
基本情報
情報学環・福武ホール
文京区本郷7丁目3 情報学環・福武ホール MAP アクセス:東京メトロ本郷三丁目駅徒歩約6分 |