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23年6月〜東京で見るべき展覧会特集 銀座、青山、恵比寿エリア


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本来ならアート巡り、ギャラリー巡り、美術館巡りに格好の過ごしやすい初夏の季節ですが、2023年の東京の初夏はちょっと早すぎる夏のような暑さ。でもそんな東京で今見るべきアート、インスタレーションなどの展覧会を紹介します。

今回紹介するエリアは日本を代表する繁華街、銀座と青山、そして恵比寿です。

銀座は多くの画廊、ギャラリーが集まり、百貨店やハイブランドのショップなど、見所が満載の大人の街です。青山も世界中のハイブランドから新進気鋭のブランドまで集まる感度の高い街。恵比寿は渋谷の隣に位置しますが、渋谷ほど混み合っていない落ち着きのあるエリアです。

3箇所とももアート巡りと合わせてカフェ巡りやショッピングなどもできて時間を有意義に過ごせます。

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銀座

「エマイユと身体」展

銀座メゾンエルメスフォーラムで開幕したのが陶芸作品を集めたグループ展「エマイユと身体(からだ)」。

▲空中に浮いている陶の立体は、名建築の数々です。

手前にあるのは黒川紀章のメタボリズム建築中銀カプセルタワービル、その右下に見えるのは菊竹清訓の名建築都城市民会館。どちらも惜しまれつつも既に解体されてしまいました。

エマイユというのは釉薬(ゆうやく/うわぐすり)のこと。人空気によってガラス状に変質する釉薬を通じて粘土と身体性の関係を考察する展覧会。

▲とういうことで陶芸作品の展示が多いです。

▲安永正臣の骨と灰を思わせる作品。

▲スイス生まれの内藤アガーテの作品が見えます。

メゾンエルメスは銀座のエルメスの8階と9階。会場へはエルメスの店内ではなく、裏手の専用エレベーターで上がります。

基本情報

「エマイユと身体」展


2023年6月17日(土)~ 9月17日(日)

11:00–19:00 不定休 入場無料

銀座メゾンエルメス フォーラム 8・9階

中央区銀座5丁目4−1 MAP

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黄色いアヒル「ラバー・ダック」で有名なオランダ人アーティスト、フロレンティン・ホフマンの日本では初めての個展「MORE Yellow」が銀座のホワイトストーンギャラリーで開催されています。

▲つい先日、香港のビクトリア・ハーバーに巨大な2体のラバー・ダックが出現したのを覚えていると思います。

そのラバー・ダック・プロジェクトを2007年から行っているのがフロレンティン・ホフマンです。

個展初日は本人も姿を見せファンに対応していました。まるでロックスターのような出で立ちとオーラです。

▲アヒルだけでなく、象やオオカミなど様々な色や造形の動物たちが展示されています。

写真で右奥に見えるのは《Kobe Kaeru》。神戸にある兵庫県立美術館のシンボル「美かえる(ミカエル)」の姉妹バージョンのようです。

基本情報

フロレンティン・ホフマン: MORE Yellow


2023年6月16 日- 7月15日

11:00 – 19:00 日月休

東京都中央区銀座6-4-16 MAP

IKKO TANAKA ISSEY MIYAKE No.6 Special Installation[The pyramid series]

デザイナーの三澤遙による「動紙」のインスタレーションが銀座のイッセイミヤケのショップで見られます。

詳しくはこちら▼

銀座エリアでは資生堂ギャラリーとgggで開催中の展覧会もおすすめです。詳しくは▼

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青山

アンリアレイジ20周年記念展覧会 ANREALAGE EXHIBITION “A=Z”

ファッションデザイナーの森永邦彦が手がけるアンリアレイジが20周年を記念した展覧会を青山のスパイラルで開催中です。

▲パンデミックに見舞われた2020年から2023年までのコレクションを見ることができます。

▲紫外線を当てる真っ白な洋服がたちまちカラフルになる2023-24年秋冬コレクション。

これ、ジーーっと見ちゃいます。

▲細かいパッチワークが美しい2023年春夏のコレクション。

パンデミックの間のパリコレで発表されたアンリアレイジの世界観がスパイラルの空間をフル活用して展開されていて、見応えたっぷりの展覧会です。

基本情報

アンリアレイジ20周年記念展覧会 ANREALAGE EXHIBITION “A=Z”


2023年6月16日(金)~7月2日(日)

11:00~20:00 入場無料

スパイラルガーデン

港区南青山5-6-23 MAP

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大山エンリコイサム個展「Notes Rings Spirals」

agnès b.青山のアニエスベーブティックギャラリーで開催中なのは大山エンリコイサムの個展「Notes Rings Spirals」です。

▲壁に映り込んでいるのは偶然できたもの。

大山エンリコイサムの作品そっくりですが違います。

▲2Fのブティックギャラリーの壁に展示される作品たち。

アニエスベーの過去のコンセプトシート上に大山エンリコイサムのクイックターンストラクチャー(QTS)を重ね合わせたものです。

一部作品を除き写真撮影可能です。

▲同時に《FFIGURATI #534》が印刷されたTシャツも販売されていました。

基本情報

大山エンリコイサム個展「Notes Rings Spirals」


2023年6月17日〜7月30日

12:00〜20:00 会期中無休 入場無料

アニエスベー ギャラリー ブティック

東京都港区南青山5-7-25 ラ・フルール南青山2F  MAP

Prada Aoyama(プラダ青山)で開催中のメディアアートの先駆者の展覧会はこちら▼

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「Kehai(気配)の森」

LEXUSのデザインチームによる、五感をデザインするアートインスタレーションの展示です。

基本情報

Kehai(気配)の森

2023年5月18日— 7月5日

入場無料

INTERSECT BY LEXUS TOKYO

港区南青山4丁目21−26 Ruelle青山 MAP

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恵比寿

本橋成一とロベール・ドアノー 交差する物語

恵比寿ガーデンプレイスの東京都写真美術館で開催中。フランスの写真家ロベール・ドアノーと日本の写真家で映画監督でもある本橋成一の展覧会です。

▲ドアノーは写美の外壁に展示されている「パリ市庁舎前のキス」でよく知られています。

▲本橋とドアノー、全く偶然にどちらも炭鉱や市場といった社会の核心部を支える普通の人々、サーカスという社会の外縁部にいる人々をテーマにした作品を発表しています。

そんな2人が人生で1回だけ交差しそうになる瞬間があった・・をテーマにした写真展です。

なお展示室内は写真撮影禁止です。

基本情報

本橋成一とロベール・ドアノー 交差する物語


2023年6月16日(金)~ 9月24日(日)

10:00-18:00 木・金曜日は20:00まで

月曜休館(祝日の場合開館し翌平日休館)

チケット:料金:一般800円/学生640円/中高生・65歳以上400円

東京都写真美術館

目黒区三田1丁目13−3 恵比寿ガーデンプレイス内 MAP

同時開催のTOP コレクション展セレンディピティは▼

東山詩織「Personal Hedges」

ナディッフのNADiff Galleryでは若手の東山詩織の「Personal Hedges」が開催中。

▲グリーンを基調に幾何学模様でびっしり描きこまれた風景画。

▲ディテールまで見てみると神話的世界が展開されています。

▲注目の若手の期待の新作群です。

基本情報

東山詩織「Personal Hedges」

2023年6月16日(金) — 7月2日(日)

月休 12:00〜20:00 入場無料

NADiff Gallery

渋谷区恵比寿1丁目18−4 MAP

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