コンテンツへスキップ

ジョン・レノンが愛した万平ホテルはもうすぐ長期休業。最後の日々を万平ホテルと冬の軽井沢で


フォローする
シェア:
記事の評価

軽井沢 万平ホテル

軽井沢のクラッシックホテル 軽井沢 万平ホテルのご紹介です。

亀屋という旅館が前身で、軽井沢を避暑地として世界に向けて紹介した宣教師クロフト・ショーらがこの亀屋を訪問したことから初代佐藤万平が1894年に亀屋ホテルをオープンさせたのが始まりと言われています。

▲この建物は1936年竣工、設計は久米権九郎です。

2024年まで長期休業

2024年の創業130周年に向け、万平ホテルでは2023年1月3日(火)から約1年半営業を休止し、大規模な改修・改築工事を行います。

リニューアルオープンは2024年の夏を予定しているそうです。

2022年の営業期間も残り僅かですが、まだ空室はあるようです。今の姿では最後となる万平ホテルと冬の軽井沢を楽しむなら今がチャンスかもしれません。
宿泊は一休から予約できます。

PR

休業直前の万平ホテル

長期休業に入る直前、最後の姿を見ておこうと2022年の年末に万平ホテルを訪問しました。

最後に一泊だけというお客さんも多いのか宿泊はずっと前から満員御礼の状態が続いていたのでカフェだけの利用です。

 

▲気候変動の影響もあるのでしょうか、2022年の軽井沢の年末は雪が少ない感じ。

あと数日で営業も終わり、長い改修工事に入ります。

▲クリスマスの次はお正月!

というわけで玄関に脇には門松が用意されています。

▲いくらクリスマスのホリデーとはいえ冬の軽井沢に来る人も少なく・・・というのが例年ですが、さすがに長期休業前の最後のホリデーシーズン、カフェも平日なのに満席に近い状態が続いています。

ロビーにまで入店待ちのお客さんが溢れることがありますから、残り期間での万平ホテル訪問を考えている方はそれなりの覚悟が必要そうです。

▲冬の木漏れ日を暖かいテラスで感じながらゆっくり過ごせる万平のカフェ。

冬の軽井沢での最高の時間の過ごし方です。

 

PR

クリスマスの万平ホテル

少し前ですが、万平ホテルと冬の軽井沢を堪能しようと、クリスマス時期に万平ホテルに宿泊しました。

▲クリスマスシーズンの軽井沢万平ホテルの玄関。

クリスマスのデコレーションが施されています。

▲ロビーには大きなクリスマスツリーが置かれクリスマス気分を盛り上げています

▲フロント・ロビー周り。

サンタさんがいますね。

▲ロビーのステンドグラス。

浅間山をバックに乗馬していたりオープンカーでドライブしていたり、軽井沢らしい光景。

▲クラシックホテルらしい落ち着いたロビー。

結構奥の方で、ここまで来ると夏でもロビーの喧騒から逃れられます。

PR

ジョン・レノンの足跡

ホテルには万平ホテル史料室という部屋があり、このホテルの歴史を知ることができる貴重な品々を間近で見ることができます。

▲史料室はロビーの奥の方にあります。

宿泊客でなくとも無料で見学できます。

▲多くは万平ホテルに関する史料です。歴史的、民俗的に貴重な史料もあるようです。

2023年5月にG7の外相会議が軽井沢で開催されるのですが万平ホテルは休業中なのが残念です。

史料室の一番奥に見えるは大正年間に購入したというアップライトピアノ。

▲一見何気ない古いピアノですが左右の壁にはジョン・レノンの写真や雑誌記事が掲示されています。

▲1970年代、夏になるとジョン・レノンはヨーコとショーンを連れ、一家で軽井沢に来て万平ホテルに滞在していました。

その際にこのピアノをつま弾いたという由緒正しいピアノです。

▲白鍵の一部が欠損しているところにも年代を感じます。

別にジョン・レノンが壊した訳ではないので念のため。

▲混乱と創造の60年代を経て70年代に入り、落ち着いた生活が始まったジョン・レノン。

その彼が軽井沢万平ホテルのこのピアノでどんな曲をつま弾いたのか、もしかして新曲も作ったのだろうか。いろいろ妄想がやまないピアノです。

▲このカードは展示されている写真のキャプションです。

写真自体は(たぶんヨーコの指示で)撮影不可です。

これによるとジョン・レノンが泊まったのはアルプス館ということなので、ファンな方もそうでない方も泊まるならアルプス館が良いでしょう。

▲ジョン・レノンがお気に入りだったロイヤルミルクティーを入れるスズラン柄の食器。

PR

万平のカフェテラス

ジョンの足跡を追って次はカフェテラスへ。

▲いつ行っても大人気のカフェテラス。

でも宿泊客も観光客も少ない季節はちょっと時間をズラせばこの通り。空席が目立ちます。

▲陽が傾いてくると灯るランプ。

このランプも情緒ありますね。

▲カフェテラスは人気なので、いくら空いている日でもランチタイムやティータイムはこの程度には混んでいます。

午前中か夕方が狙い目です。

▲これは人気メニューのフレンチトースト。

ミルクたっぷり、卵たっぷりな濃厚なフレンチトーストです。

▲アップルパイもクリスマスバーション。
(季節限定です)

▲ソファ席に座り、アップルパイとフレンチトーストが到着。

これからティータイムです。

ドリンクはもちろんジョン・レノンゆかりのあれ!

PR

ジョン・レノン直伝の紅茶

▲これがジョン・レノンの愛したロイヤルミルクティー。

レシピはジョン・レノン直伝です。

彼はイギリス人なので当然紅茶を飲みます。

万平ホテルに滞在していた時にロイヤルミルクティーの作り方を教えてくれたのだそうです。

▲ジョンにそのレシピを教えてくれたのがミミ叔母さんなのか、それともひょっとしてお母さんのジュリアだったのか。それも気になります。

アップルパイ

ロイヤルミルクティーはいつでも飲めますが、ケーキ類は夕方になると品切れになっていることもあります。

▲真っ先に品切れになるのはたいていアップルパイ。

ジョン・レノンも好物だっというリンゴがたっぷり使われている本格派のアップルパイです。

2023年のG7外相会議が軽井沢で開催された際もこのアップルパイが振る舞われたそうです。たぶんロイヤルミルクティーも一緒に ”ジョン・レノンが定宿にしていたホテルのパイとお茶” として。

レモンパイ

アップルパイが品切れだったらよくオーダーするのがレモンパイ。

▲第二希望はレモンパイですみたいな可哀相な位置付けのレモンパイですが、他店ならダントツの第一希望だったりする美味しさです。

▲これも美味しいパイで紅茶に良く合います。

PR

カフェテリアについて

これまでの万平ホテルはクリスマスと言えどもあまり混んでいる印象はありませんでした。

▲これはパンデミック前のあるクリスマス直前の週末の様子。

夕方訪問した時はもう人も少なくすんなり入店できましたが、ケーキは全て売り切れでした。

ただ2022年のクリスマス時期は改修前の最後ということもあり、すでに予約はほぼ埋まっています。

▲カフェテラスの会計はこの番号札をレジに持参するシステム。よくあるタイプですね。

でも番号札に掘られたスズラン、これが味があって良いんですよね。

▲陽が沈めばカフェテリアも営業終了(冬は17:30)。

クリスマスシーズンなら、歩いて聖パウロカトリック教会や旧軽井沢へ行くとか、クルマで星野エリアへ出かけてブレストンコートの高原教会とハレニテラスを楽しもうかというところですね。

PR

万平ホテルの客室

それでは客室の様子を紹介します。

▲ツインルーム。

広さも十分なので、ワーケーションとして宿泊するのもアリです。

▲パジャマには万平ホテルのアイコンスズランの刺繍が入ってます。可愛い!

ダイニングホール

朝食はメインダイニングで。

▲庭に面していてクラシックな良い雰囲気。

▲すっかり葉が落ちた庭の木々を観ながらの朝食。

でも、夏もいいけど、人の少ない冬の軽井沢好きなんですよねぇ。

PR

万平ホテルの朝食

ボリュームたっぷりの朝食です。

▲アラカルトメニューからサンドイッチをセレクト。


▲さすがに朝はロイヤルミルクティーじゃなくてコーヒー。

カップにはやっぱりスズランです。

万平ホテルのお土産

歴史あるクラシックホテルなのでお土産も充実しています。

カフェやダイニングで使わているカップ、自宅でロイヤルミルクティーが作れるように紅茶、そしてアップルパイがおすすめ。

▲今回もアップルパイを持ち帰り。2,300円です。

万平のカフェで食べるアップルパイはホールをカットしたものですが、お土産用のアップルパイは長方形です。

要冷蔵品ですが1日くらいなら常温で保存しても大丈夫だそうなので、普通にお土産袋をぶら下げて帰宅しても問題ないです。

万平ホテルの様々な顔

大規模改修・改築工事後に万平ホテルがどのような姿に変貌するのか分かりませんが、老朽化したり現行法への対応くらいになれば良いなぁと期待しています。

期間1年半の工事ですから、姿を一変させるようなことはないと思いますが。

▲夕暮れの万平ホテル。

クラシックな良い雰囲気ですよね。

▲これは敷地内にある家具や小物を売る日曜館。

ロシア系ユダヤ人が自邸として大正8年に建てた洋館です。

カフェテラスだけの訪問も何度もしていますが、また宿泊したいなぁと思わせる魅力的なホテルです。
新緑の美しい季節、夏のハイシーズンに冬のクリスマスシーズン。ジョン・レノン直伝のロイヤルミルクティーを味わいに軽井沢へ出かけてみてはいかがでしょうか。

PR

ジョン・レノンゆかりの軽井沢

ジョン・レノンゆかりの軽井沢は万平ホテルだけではありません。

ショーンの背の高さが分かる喫茶店、離山房は有名ですね。

万平ホテルにも近いフランスベーカリー(French Bakery)もお気に入りだったようです。雪が積もっていなければ自転車でフランスベーカリーにパンを買いに行くとジョン・レノンぽいです。

また、ジョン・レノンについては姉妹サイトの麻布ガイドに詳しい記事があります。

 

あわせて行きたい軽井沢の美術館

軽井沢には小さな特定のアーテイストの作品をコレクションしている美術館がいくつかあります。

そうした小規模だけど個性的な美術館も合わせて訪問して、ちょっとした軽井沢アート巡りなどどうでしょうか。

 

軽井沢万平ホテル

長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢925

カフェテリア 9:30~18:00(冬期17:30)

PR
シェア:
同じカテゴリーの記事 PR
PR
PR

コメントを残す