安曇野は、頑張れば東京から日帰りも可能でアクセス便利な観光地であり、自然あふれる癒しの旅先です。
安曇野の冬は厳しいので休館している美術館が多いのですが、そのかわり夏は無休で開館しているところも少なくありません。安曇野のビギナーもリピーターも春夏秋の安曇野美術館巡りはいかがでしょうか。
安曇野アートラインに参加している美術館の中で著名建築家が手がけた選りすぐりの美術館4つをご紹介をします。
比較的新しい美術館から、地元に根ざした歴史ある美術館まで新旧取り混ぜてご紹介します。
信州安曇野の建築とアート巡りの参考になったら嬉しいです。
PR<安曇野高橋節郎記念美術館>
設計 宮崎浩+プランツアソシエイツ
竣工 2003年
文化勲章受賞者で現代工芸美術界を代表する漆芸術家高橋節郎を記念した個人美術館です。
穂高町北穂高(現安曇野市)出身の高橋節郎の生家に隣接する場所に建設されました。
槇文彦事務所OBだけにすっきりとしたシンプルな建築がとてもよかったです。
安曇野高橋節郎記念美術館の詳細情報はこちらから▼
宮崎浩設計の長野県立美術館の記事はこちら▼
基本情報
安曇野高橋節郎記念美術館
入館料:一般 410円、高大生 310円 中学生以下、70歳以上の安曇野市民、障がい者及びその介助者1名 無料 長野県安曇野市穂高北穂高408-1 MAP アクセス:松本駅からJR大糸線穂高駅まで約30分穂高駅からタクシーで10分、有明駅からは徒歩約20分 車の場合:長野自動車道「安曇野I.C」から15分 無料駐車場あり |
<TRIAD IIDA-KAN>
設計 槇文彦
竣工 2002年
大地に横たわる巨大なロールケーキとバームクーヘンのような建築に敷地の入口に浮かぶ箱型の建築、3つの槇文彦建築を堪能できるのですが、ここはある企業の施設です。
そのため内部を見学できるのは、バームクーヘンのような円形のIIDA-KAN のみです。
IIDA-KANには彫刻家飯田善國の作品が展示・収蔵されています。
槇文彦設計TRIAD IIDA-KANの詳細はこちら▼
基本情報
TRIAD IIDA-KAN
無休(展示替え期間、メンテナンスなど臨時休館あり) 入場無料 長野県安曇野市穂高牧1856−1 MAP アクセス:大糸線穂高駅 (一部特急停車) 下車 、「ハーモニック・ドライブ・システムズ穂高工場」を目的地にタクシー利用約15分 長野自動車道安曇野ICから県道495号、25号経由約20分 無料駐車場あり |
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<安曇野ちひろ美術館>
設計 内藤廣
竣工 1997年
絵本作家のいわさきちひろの自宅跡地(練馬区)に建ついわさきちひろ美術館・東京の開館20周年を記念して、ちひろにゆかりのある安曇野に開館した絵本美術館です。
子どものファーストミュージアムをコンセプトにした広大なちひろ公園の中に点在する施設のメインとして建設されました。
山並と呼応した屋根のデザインは上部が窓ガラスになっていて、本物の山並と美術館の屋根が重なる様子を見ることができます。
安曇野ちひろ美術館の詳細はこちら▼
ちひろ美術館・東京はこちら▼
内藤廣設計安曇野市役所はこちら▼
基本情報
安曇野ちひろ美術館
水曜休館(祝休日開館、翌平日休館) 2023年の開館時間は10:00~17:00(3月は16:00閉館) GW(4/29~5/7)と8月の開館時間は9:00~17:00 大人900円、18歳以下・高校生以下無料 長野県北安曇郡松川村西原3358−24 MAP アクセス 電車の場合:JR大糸線「信濃松川」駅より約2.5km(タクシー5分、レンタサイクル15分、徒歩30分) 車の場合:長野自動車道「安曇野」I.C.より約30分 無料駐車場あり |
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<碌山美術館>
設計 今井兼次(碌山館)、基俊太郎(杜江館、第一展示棟、第二展示棟)
竣工 1958年(碌山館)、1982年(第一展示棟)、1996年(第二展示棟)、2008年(杜江館)
安曇野穂高出身の東洋のロダンと称されるも若くして亡くなった彫刻家、荻原碌山(おぎはら・ろくざん)こと荻原守衛の作品を収蔵・展示する個人美術館です。
今井兼次設計の碌山館をはじめとして、杜江館、第一展示棟、第二展示棟、グズベリーハウスと5つの棟からなる美術館です。
蔦の絡まる教会のような碌山館は、国の登録有形文化財に指定されています。
碌山美術館の詳細はこちら▼
基本情報
碌山美術館
休館日12月21日~31日、月曜日と祝祭日の翌日 4月25日~11月5日までは無休 入館料:一般900円、高校生300円、小中生150円 長野県安曇野市穂高5095-1 MAP アクセス:JR大糸線《穂高駅》より徒歩7分 車の場合:長野道〈安曇野I.C〉より約15分、無料駐車場あり |
松本建築巡りはこちらから▼
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